変女 ~変な女子高生甘栗千子~

変女 ~変な女子高生甘栗千子~

父親とともに便利屋を営む女子高校生・甘栗千子と、便利屋に住み込みで働くことになった青年・高村亮の関係を描いたラブコメディ。しかし、主人公の千子は「オナニー」や「チンコ」といった下ネタワードを平気で日常会話に織り交ぜ、男性に下着姿を晒すことにすら抵抗を感じないド変態。そのため、恋愛要素やお色気要素以上にギャグマンガとしての色合いが濃いのが特徴。2012年11月5日に発売された「ヤングアニマル増刊“あいらんど”」第20号から連載を開始し、雑誌リニューアル後の2014年5月2日発売の「ヤングアニマル増刊“イノセント”」第1号まで掲載。その後、一時的な連載休止を経て「ヤングアニマル」2015年6月号から連載が再開された。なお、漫画作品では初となるTwitter公式bot「変女bot(@henjo_official)」が運営された作品でもある。

正式名称
変女 ~変な女子高生甘栗千子~
ふりがな
へんじょ へんなじょしこうせいあまぐりせんこ
作者
ジャンル
下ネタ
レーベル
ヤングアニマルコミックス(白泉社)
巻数
既刊18巻
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概要・あらすじ

高村亮杉田は、会社の面接の帰り道に足を運んだ公園の公衆トイレで、男子トイレの清掃を行う1人の女子高校生と出会う。その時、ちょっとした言葉のすれ違いで自分の局部を見られてしまった高村は、就活のイライラから女子高校生に難癖をつけ謝罪を要求する、大人げない態度を見せてしまう。しかし、女子高校生から返ってきたのは「包茎のチンコを見てすいません」という、コンプレックスを深く抉る言葉だった。

そんな出来事から1か月後、高村と杉田は、面接に合格し住み込みで働くことになった便利屋を訪れる。そこで出会ったのは、以前に公園で高村にトラウマを植え付けた女子高校生。奇しくも彼女は、便利屋の社長の娘であった。こうして、羞恥心の欠片もなく変態ワードを口にする「変女」こと甘栗千子と高村の奇妙な同居生活が始まることになる。

登場人物・キャラクター

甘栗 千子 (あまぐり せんこ)

西川工業高等学校に通いながら、家業である「便利屋甘栗」の従業員として働く16歳の女子高生。サラサラのミディアムヘアに、泣きぼくろがセクシーでクールな目元、スレンダーながら肉感的な体型を持つ。また学業は優秀で、運動神経も抜群というパーフェクト美人である。しかし、性格は常識外れ甚だしく、公然と「オナニー」や「チンコ」といった淫語を連発するばかりか、異性に下着を見られても、男性器を見てもまったく恥じらう姿を見せないという極めて特異な性癖を持つ。 また、オナニーや男性器に関して並々ならぬ執着を持っており、対象を見ただけで前日にその人がオナニーをしたかどうかを見抜いたり、気配のみで周囲の男性が勃起しているかどうかを判別できる技能を会得している。 この日頃の言動により近所の子供たちから、変な女子高生の略語である「変女」と呼ばれている。高村亮が自分の家で住み込みをはじめ、隣の部屋で寝食をともにするようになってからは、高村のオナニーライフを観察するのがライフワークとなっている。なお、漫画を読むという普通の趣味も持っており、漫画やイラストが上手い人は無条件で尊敬の対象としている。 基本的に何事にも動じない強い精神力の持ち主だが、唯一雷だけは苦手。

高村 亮 (たかむら りょう)

「便利屋甘栗」で住み込みで働くことになった23歳の青年。初対面で甘栗千子に局部を見られ、しかもそのコンプレックスを指摘されるという強烈な洗礼を受けてしまう。また、その後も住み込みで千子の隣の部屋で暮らすことになり、毎日オナニーをしていることなどを暴露され、「オナ兄さん」という不名誉な称号をつけられるなど、辱められている。 その仕返しとばかりに千子を辱めてやろうとさまざまな手を尽くすものの、逆にやり込められるというのがいつものパターン。メンタル面が弱く、精神にダメージを受けるとすぐに嘔吐してしまうほか、高いところが苦手だったり、童貞で異性に免疫がないなどの弱点も、いじられキャラに拍車をかけている要因である。一方で千子以外に対しては比較的まともな応対のできる常識人であり、特に従妹であり妹のように思っている瀬戸流河からは「亮にぃ」と呼ばれ好意を持たれているほど。 また幼なじみの杉田に比べても学業優秀であるなど意外な一面も多い。視力は裸眼で0.001以下というド近眼であり、眼鏡がトレードマーク。千子によれば、股間のものは若干左曲がりだという。

杉田 (すぎた)

高村亮の幼なじみであり、ともに「便利屋甘栗」に住み込みで働くことになった青年。刈り込んだ短い髪と、糸のように細い目つきが特徴。甘栗千子にイジられてなにかと暴走しがちな高村と比較すると、穏やかでおとなしい常識人で、人の道を踏み外しそうな高村のことを時になだめ、時に諫め、時に放置しながら見守っている。しかし、普段おとなしい分、逆鱗に触れるとかなり恐ろしく、高村はもちろん、普段は何事にも動じない千子ですら怯えるレベル。 また酒癖が悪く、酔うと途端にドSになる。性格が豹変する時は普段糸のような目が開かれるため分かりやすい。ちなみに千子の特技を持ってしても、勃起の気配が読めないという謎めいた体質の持ち主でもある。

瀬戸 流河 (せと るか)

高村亮の従妹で、大学に新入学したばかりの18歳の女の子。進学に伴い、上京して来たため、高村の近況を知るべく、勤務先の「便利屋甘栗」を訪れる。高村に対しては単なる親戚のお兄さんとして以上の好意を持っており、便利屋における高村の扱いに愕然とする。また甘栗千子の常軌を逸した性格を知り、千子を真人間に更生することが高村の周辺環境を良くすると考えるようになり、「友達になりたい」とうそぶきながら千子に接触を図るようになった。 しかし、人を疑うことを知らない人の良さと流されやすい性格から、徐々に千子に毒されていき、また高村と本音で話し合えるその関係性に憧れて、自身も「便利屋甘栗」でアルバイトとして働くことになった。なお、高校の時には陸上でインターハイに出場した経験を持つほどの運動神経の良さを誇るが、それを活かされる場面はあまりなく、大学では城めぐり同好会に所属。 サークル内では紅一点であるため他の部員から「姫」と呼ばれている。

桃木 りり (ももき りり)

甘栗千子たちが住む町の隣町にある白泉院高等学校に通う女子高生。腰まで伸びた長い黒髪ストレートにおでこが見えるほど短く切り揃えた前髪が特徴。加えて幼い顔立ちに低い身長と、一見すると中学生に間違われるほどの容姿を持つ。引っ込み思案でおとなしい性格の持ち主であり、異性と話すのが苦手。そんな悩みを抱える中、街中で見かけた千子の堂々たる振る舞いに感銘を受け、その真似をすれば自分の性格を変えられるのではないかと思い立ち、千子に弟子入りを志願する。 弟子入り後はみっちりと淫語を教え込まれ、異性のクラスメイト相手に「今日も朝勃ちしているかい?」と挨拶をするようになるなど、現在進行系で盛大に道を踏み外し中。ただし、その容姿と言動のギャップから、周囲からは逆に可愛がられ、「勃起ちゃん」というあだ名で愛されるようになっているため、本人的には一歩前進といったところ。 なお、実は地元周辺でも有名で格式高く由緒正しい大寺院の娘。男性器のことは「チンコ」ではなく「ペニス」と言いたい派。

社長 (しゃちょう)

「便利屋甘栗」の社長であり、甘栗千子の父親。登場回数は少なくないが、まともに顔が描かれたことがなく、いつも後ろ姿で登場する。千子の父親ながらいたって普通の常識人であり、千子の異常な性格を知らないためか、高村亮と千子の関係性をかなり気にかけており、時には高村を娘に近づけさせまいとすることもある。一介の便利屋でありながら、海外展開を見据えて、妻である甘栗母をヨーロッパに送り出すなど、かなりの経営手腕を誇っている。

甘栗母 (あまぐりはは)

甘栗千子の母親。現在は「便利屋甘栗」の海外展開のため、ヨーロッパに単身赴任中で、千子の話にシルエット姿で出て来るのみ。千子によれば、千子が足元にも及ばないほどの性的な特殊技能の持ち主であり、眼力だけで異性を強制的に勃起させたり、逆に勃起を鎮めたりすることができるという。

ナオ

西川工業高等学校の1年生で、甘栗千子のクラスメイトの男子。顔にそばかすがある。真面目な性格をしており、しばしばクラスメイトたちが騒いで授業が中断されることに辟易としている。しかし、その中で強烈な個性を発揮し、一言でクラスメイト全員を静めることができる千子にほのかな憧れを抱き、内心で「女神」と呼んで慕っている。 あまり積極的ではないため、千子に直接話しかけるようなことはなかったが、漫画好きという共通の趣味が発覚したことで、関係はクラスメイトから一歩前進。高校では漫画研究部に所属しており、その活動について千子に助力を頼むこともある。

(ほし)

西川工業高等学校の機械科に所属する1年生の男子。金髪に染めた髪をツンツンにセットし、眉を短く整え、目つきも悪いという見た目通りのヤンキー。校内でたまたま階段を上る甘栗千子の下着を見たという理由で弱みを握られ、その時に便利屋として依頼を受けていた漫画研究部の手伝いをする羽目になった。実は、自分の車を持った時に痛車ペイントをしたいという密かな願望を持っており、見た目からは想像もできないほど可愛い萌えイラストを描くことができる。 なお、まだ高校に入学したての頃、千子に一目惚れをして告白するも、「勃起角度がいまいち」という理由で振られたことがある。

会長 (かいちょう)

瀬戸流河の大学の先輩で、流河の所属する城めぐり同好会の代表を務めている男子。立場上、周囲からは「会長」と呼ばれており、本名は不明。流河に好意を持っており、同じ城好きという立場を最大限に使ってなんとかお近づきになりたいと考えている。しかし同好会の飲み会や活動で、流河の目付け役として同行している甘栗千子に阻まれて関係を進展させられないでいる。 ちなみに好きな城は鶴ヶ岡城。

高村母 (たかむらはは)

高村亮の母親。便利屋という不安定な職業に就いている息子の将来を心配しており、何かと連絡をしては別の就職先を探してはどうかと促してくる。ついには心配のあまり、職場にまで電話をかけてくるが、それを受けた甘栗千子となぜか意気投合。それ以来、特に頻繁に連絡をしてくることはなくなっている。ちなみに、千子との電話のやり取りの中で、息子のかなりのプライベートまで暴露してしまっており、高村が実家に多数のエログッズを保有していること、そしてそれを甘栗家に送る相談までしていた。

有名漫画家 (ゆうめいまんがか)

漫画好きである甘栗千子はもちろん、漫画業界に詳しくない高村亮ですら名前を知っているほどの売れっ子漫画家。男性だが、高村が言うにはペンネームは「女性っぽい」ようで、また女性と勘違いしそうな柔らかい作風であるという。執筆作業に追われて、千子のいとこを通じて便利屋の千子にアシスタント業務を依頼した。現在連載中の作品は「ピュア♡ラブ second」で既刊8巻。 千子いわく、「売れてはいるが描くキャラクターの目が死んでる」という。

千子のいとこ (せんこのいとこ)

甘栗千子のいとこの女の子。有名漫画家のアシスタントをしていたところ、それを漫画好きの千子に嗅ぎつけられ、「どうしても」と頼まれたこと、加えて人手が足りなくなったこともあり、仕方なくヘルプを依頼した。変わり者である千子の性格を熟知しており、仕事を頼んだことに一抹の不安を覚えていたが、それが見事に的中。原稿の一部をダメにして逃亡した千子に怒りを露わにしていた。

オナ兄さん(金魚) (おなにいさん)

祭りの縁日の金魚すくいで高村亮が釣り上げた金魚。ひょんなことからヘソを曲げてしまった甘栗千子にプレゼントされることになり、千子が自室で飼っている。ちなみに名前は千子が高村につけたあだ名が由来。

メガネ千子 (めがねせんこ)

高村亮が命名した甘栗千子の別の一面。ネーミングそのままだが、容姿として眼鏡をかけている点、また性格面では性的な発言や行動に抵抗を示す他、おとなしく、あまり自己主張もしない、つまり一般的な女子高生と同じようになる点が異なる。実は生理前の数日間、ホルモンバランスが乱れることで精神に影響を及ぼし、不安定になっている状態。 千子はその異常な言動を除けば、容姿をはじめスペックはかなり高く、この状態の千子は高村のどストライクである。しかし、生理が始まると一瞬でもとの性格に戻ってしまうため、遭遇率はかなり低い。ちなみにメガネ千子になっていることは千子自身も自覚している。

レクちゃん

ヤンキーの星くんが考えたオリジナルキャラクター。おとなしそうな見た目をした女の子で、華奢な体つき、ミディアムボブの髪にハート型のヘアアクセサリーを付けているのが特徴。レクちゃんをデザインしたきっかけは将来、自分の車に自作のキャラをペイントした痛車に乗りたかったため。キャラクター設定もしっかり考えられており、もともとは冷蔵庫が長い時間をかけて美少女になったというもの。 股間から食材を出し入れすることができる。

集団・組織

漫画研究部

西川工業高等学校の部活の1つ。部員は部長と呼ばれる3年生とナオの2人だけである。コミケの参加抽選に受かったものの、受験を控えた部長が部活動に参加できず、頒布物の作成に頭を悩ませていた。そこでナオがクラスメイトであり、便利屋をしている甘栗千子に部活動の手伝いを依頼。千子に連れて来られた星とともに同人誌を作成することになる。

城めぐり同好会 (しろめぐりどうこうかい)

瀬戸流河が通う大学で活動を行うサークルの1つ。代表を会長が務める。城そのものが好きな人物、または歴史マニアが集まるサークルで、所属メンバーのほとんどは男ばかり。その中にあって流河は紅一点であり、かなり大事にされている。

場所

便利屋 甘栗 (べんりや あまぐり)

甘栗千子の父親である社長が経営している何でも屋。これまでは社長と千子が2人で業務をこなしていたが、新たに高村亮と杉田という従業員を住み込みで雇い、業務を拡大している。業務内容は庭木の剪定や蜂の巣駆除、公園の清掃や家具の組み立てなど実にさまざま。またボランティアとして町内の子供たちに昔の遊びを教えたりするなど、非営利活動も行っている。 なお、甘栗母は現在、便利屋の海外展開のためにヨーロッパに単身赴任しており、地味な仕事内容に対して、経営はかなり順風満帆である様子。

横山緑公園

まだ高村亮が「便利屋甘栗」への就職が決まる前、甘栗千子と初めて遭遇した公園。「便利屋甘栗」の近所にある公園で、よく園内の清掃などの仕事を請け負っており、高村と千子の初対面時も千子は公園内にある公衆トイレの清掃スタッフとして派遣されていた。千子いわく「はじめて高村さんにチンコをみせてもらった思い出の場所」。

甘栗家 (あまぐりけ)

甘栗千子の自宅。古くから続く旧家であり、平屋の日本家屋の建築様式を誇る。「便利屋甘栗」の事務所も兼ねている他、高村亮や杉田といった従業員の部屋を用意できるほどで敷地はかなり広い。ただし、個別の部屋が用意されているといっても、それぞれの部屋は襖一枚で隔てられただけの大部屋であり、千子、高村、杉田の順で横並びになっている。

西川工業高等学校

甘栗千子の通う高等学校。制服は男子が学ランで、女子はセーラー服。情報処理科や機械科など多数の専門学科があり、千子はこの内情報処理科に所属している。なお、工業高校だけあって女子生徒の数は少なく、特に情報処理科に所属する女子は千子のみ。情報処理科は他の専門科に比べて学業成績が優秀な傾向にあるが、千子はその中でも極めて良い成績を収めている。 ちなみに、千子は校内でも営業を行っており、校内の雑務を便利屋として請け負うこともある。

無人島 (むじんとう)

甘栗千子と高村亮が便利屋の仕事で訪れた孤島。「便利屋甘栗」のお得意先である大手企業の社長の別荘があり、別荘周辺の掃除と草むしりを依頼された。清掃業務は一日で終わるはずだったのだが、千子がうっかり帰りの船を頼むのを忘れ、しかも行きの漁船の中に着替えなどが入った荷物をすべて忘れてきてしまう。また、「便利屋甘栗」の社長と杉田は1週間の出張業務に出かけており、2人は水着のみという着の身着のままで、迎えが来るまで野宿を強いられることになった。 幸い魚などで食いつなぐことにより飢えることはなかったが、社長らが慌てて迎えに来たタイミングで、高村が千子を押し倒したかのような格好になっていたところを目撃されており、以来、高村は社長からほんの少し冷遇され、千子から距離を置くような仕事に就かされることが多くなっている。

占いの館 (うらないのやかた)

甘栗千子たちの住む街角で営業している占い屋。ある公園内にテントを張った状態で営業を行っている。通常は普通の占い師が占っているが、過去に千子が占い師の代理をした時に好評だったことを受け、その後も毎年地元でお祭りが行われるのにあわせて千子が店に立つようになっている。なお、占いを千子が担当する時は、水晶に手をかざし、訪れた客の性的コンプレックスを侮辱することで心を無防備な状態にしてから占う「罵り占い」という手法が取られる。

桜公園

甘栗千子らの住む街にある公園。「便利屋甘栗」の非営利活動の一環として、千子が近所の子供たちを集め、竹馬などの昔の遊びを教えながら一緒に遊ぶというボランティア活動を行っている。

白泉院高等学校

桃木りりの通っている私立の高等学校。甘栗千子らの住む街の隣町にあり、周辺で名門の進学校としてかなり名が通っている。制服は男子がブレザーで、女子はセーラーブレザー。かなり穏やかで自由な校風を持ち、りりが突然淫語を使った挨拶をし始めても、周囲がそれを暖かく受け入れ、あまつさえ「勃起ちゃん」とあだ名を付けて慈しむような平和な空気に満ちている。

その他キーワード

オナニーサイン

甘栗千子が、高村亮に対してその日にオナニーをすることを知らせるために考案したサイン。千子がオナニーをしたくなった際、隣の部屋で高村がオナニーをしていると気が散ってしまい集中できないことから、「その日の晩にオナニーをしたい」という意思表示をすることで、お互いのオナニーをする時間をずらそうと提案した。なお、千子の一方的な取り決めによって、千子は「両手の指先で自分の乳首を触る」、高村は「手で自分の股間を触る」ことがオナニーサインの合図となっている。

(はし)

甘栗千子が食事ではなく、特殊なタイミングで使用するためだけに集めている箸。「便利屋甘栗」で働き始めた当初、千子にやり込められてばかりいる高村亮が、逆に千子を辱めてやろうとしてわざとその眼前で局部を露わにした時、反射的に千子が箸で高村のチンコを挟むという行動に走った。それ以来、なぜか千子はチンコを箸で挟むという行動をいたく気に入り、隙あらばチンコを箸で掴むタイミングを窺っている。 また、うまくチンコを挟めるよう、自室には練習用のスペアを何膳も用意している。

手作り弁当 (てづくりべんとう)

甘栗千子が高村亮と杉田のために作った弁当。きちんと2人分用意されているが、高村と杉田では中身のメニューが異なり、高村のものは毎日オナニーをするという偉業に対しての敬意を込めた、精子に良いとされる食材を贅沢に盛り込んだ特別メニューとなっている。

ご神木 (ごしんぼく)

甘栗千子たちが住む神社の境内に生えている大木。人が3人並んでも隠しきれないほどの巨大な幹に注連縄が張られ、その周囲には囲いがあって近づけないようになっている。神聖なる樹であるため、特に信仰の深い人は触れることもできず、町内で神木の剪定ができるのは千子だけ。また千子も神木の剪定をするため木に登る際には巫女がつける天冠をつける。 ある時、いつもどおり剪定を頼まれるが、その作業中に誤って転落、怪我などはなかったものの、頭を打ったためか、一時的な記憶喪失になってしまう。

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書誌情報

変女 ~変な女子高生 甘栗千子~ 18巻 白泉社〈ヤングアニマルコミックス〉

第17巻

(2023-01-27発行、 978-4592162971)

第18巻

(2023-09-29発行、 978-4592162988)

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