はじめの一歩 Champion Rord

はじめの一歩 Champion Rord

森川ジョージ原作の同名タイトル漫画『はじめの一歩』のアニメ化第2弾で、日本テレビ系列の『金曜ロードショー』で放映されたテレビスペシャル。いじめられっ子であった主人公幕之内一歩がボクシングを始め、日本チャンピオンに到達するまでの過程に加え、人間的にも成長していく様子を描いている。第15回講談社漫画賞少年部門受賞。また、原作漫画は2012年に連載1000回を迎えた。

正式名称
はじめの一歩 Champion Rord
ふりがな
はじめのいっぽ ちゃんぴおんろーど
原作者
制作
マッドハウス
監督
西村聡
放送期間
2003年4月15日 〜 2004年3月20日
放送局
日本テレビ
話数
1話
ジャンル
バトル
 
ボクシング
関連商品
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概要・あらすじ

千堂武士との激闘に勝利して、日本フェザー級の新チャンピオンになった主人公の幕之内一歩。次の対戦相手は、階級を上げて挑戦者に名乗りを上げた、日本ジュニアフェザー級の元チャンピオンである真田一機

初めて挑戦者を迎える立場になった幕之内一歩だったが、気持ちはいつも挑戦者。普段通りに準備していたが試合が近づくにつれ、チャンピオンとしての立場、初防衛戦への緊張、周囲からの期待など、様々なプレッシャーが重くのしかかってくる。

そんな不安な気持ちを抱えたまま、ついに初防衛戦のゴングが鳴る。

登場人物・キャラクター

幕之内 一歩 (まくのうち いっぽ)

鴨川ボクシングジム所属のプロボクサー。階級はフェザー級で、現日本フェザー級チャンピオン。元いじめられっ子だったがボクシングに出会い、ついに日本チャンピオンにまで登り詰める。 ボクシングのファイトスタイルは、接近戦を主とするインファイター。ピーカブースタイルでガードを固め、至近距離から強打を連打する。パンチ力に定評があり、勝った試合のKO率が100パーセントという国内屈指のハードパンチャーでもある。

鴨川 源二 (かもがわ げんじ)

幕之内一歩が尊敬、信頼している鴨川ボクシングジムの会長。70歳を過ぎた年齢ながら、幕之内一歩を指導するトレーナーであり、試合ではセコンドを務める。幕之内一歩を「小僧」と呼んで厳しく指導するが、日々の練習や試合で成長していく姿を厳しいながらも温かく見守っている。 精神論や根性論を説きながら、最新のボクシング技術を取り入れた科学的な指導も行い、また対戦相手の情報を取り入れ、それに対応したトレーニングを指導する柔軟性も持ち合わせている。

猫田 銀八 (ねこた ぎんぱち)

青年時代に鴨川源二、浜団吉と競い合った元ボクサーで、現在は山奥でペンションを経営している。幕之内一歩たちとは合宿で訪れた際に出会い、重要な試合があるたびに東京に出てきて応援に参加している。 語尾に「~だニ」を付けて話すのが特徴。

真田 一機 (さなだ かずき)

木下ボクシングジム所属のプロボクサー。階級はフェザー級。元日本ジュニアフェザー級チャンピオンで、2階級制覇を目指して階級を上げた幕之内一歩の初防衛戦の相手。大学院に通いながら医師を目指している異色のボクサー。 普段から理性的で冷静沈着、物静かで優しい男である。ボクシングは万能型のボクサーファイターで、どんな距離でも対応できる。テクニックも一流で、トレーナーの浜団吉に指導されたテクニックを短時間で実現させている。 どんなに優勢でも調子に乗ることなく、常に冷静な試合運びに努め、人体の急所を正確に打ち抜くという、医学生ならではの知識も動員して対戦相手を追い詰める。

浜 団吉 (はま だんきち)

幕之内一歩の初防衛戦の相手である真田一機のトレーナーで、メキシコを中心に何人もの世界ランカーを育てた名伯楽。世界チャンピオンになりえる人材を探して帰国し、真田一機のトレーナーに就任する。 青年時代は天才的なボクサーで、鴨川源二や猫田銀八とはライバル同士だった。

その他キーワード

燕返し (つばめがえし)

『はじめの一歩』の登場人物である真田一機が、トレーナーの浜団吉から伝授されたパンチの1種。1発目は通常のアッパーで手の甲を相手に向けて打ち、その衝撃でガードに隙間を作り、2発目は手首を捻って拳を縦にして放つダブルアッパーである。 ガードの隙間といってもほんの少しであるが、拳を縦にすると当たる面積が小さくなるため、受けた相手にはガードをすり抜けたように感じてしまう。

デンプシー・ロール (でんぷしーろーる)

『はじめの一歩』の主人公である幕之内一歩が用いるフィニッシュブローの1種。伊達英二戦で敗北した幕之内一歩が、ディフェンスを強化する過程で自ら考え出した攻防一体のテクニック。 上体を∞(無限)の軌道を描くように高速でウィービングさせ続け、反動の勢いを利用して体重を乗せた重い左右のフックを連打するテクニックである。デンプシー・ロールは現実に存在するスタイルで、1900年代初頭に活躍したアメリカの元世界ヘビー級チャンピオンである♯ジャック・デンプシーが編み出した。 日本では1960年代に活躍した♯藤猛が最初に使用したことで有名である。

飛燕 (ひえん)

『はじめの一歩』の登場人物である真田一機が、トレーナーの浜団吉から伝授されたパンチの1種。ジャブの打ち終わりの腕を完全に戻さず、途中で手首を捻って強引に軌道を変えて打つ、トリッキーなジャブ。 ジャブからアッパー、フックなど、自由に軌道を変えられるため、極めて読みにくいパンチとなる。しかし、直線的な動きから強引に軌道を変えるため、手首に相当な負担がかかるため、手首が強い選手じゃないと連打できないという弱点もある。

クレジット

原作

監督

西村聡

構成

作画監督

杉浦幸次 , 伊藤嘉之 , ふくだのりゆき

音楽

今堀恒雄

アニメーション制作

マッドハウス

原作

はじめの一歩 (はじめのいっぽ)

主人公幕之内一歩が、プロボクサーとなって数々の強敵と対戦していくボクシング漫画。戦いを通して、強さとは何か?という哲学的なテーマと、登場キャラクターの人間ドラマが色濃く描かれている。講談社「週刊少年マ... 関連ページ:はじめの一歩

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