ファインダー -京都女学院物語-

ファインダー -京都女学院物語-

写真部に所属する四人の女子高校生の何気ない日常を、京都府亀岡市の移りゆく四季と共に描く青春物語。巻末には亀岡市の観光案内漫画も掲載されている。「週刊ヤングジャンプ」の2017年10号、28号、52号と2018年17号で連載された。

正式名称
ファインダー -京都女学院物語-
ふりがな
ふぁいんだー きょうとじょがくいんものがたり
作者
ジャンル
部活動
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概要・あらすじ

2016年7月、京都府亀岡市にある京都女学院高等部に通う多田楯鷹狐枢千鳥野々衲燕笹咲鈴芽は、所属する写真部の部長の可愛鈴から「夏の高校生写真大会で絶対に入賞する事」を厳命される。四人は京都市の和菓子店やお寺、地元の夏祭りを取材して写真を撮っていくうち、270万人の観光客が集まるといわれる祇園祭でもっとも盛り上がる「山鉾巡行」の撮影にも参加させられる。

当日、祭とそれを撮影する多数のカメラマン達の熱気と雰囲気にとまどうものの、四人は写真を撮り続けた。後日、可愛の口から夏の高校生写真大会の結果が発表される。

登場人物・キャラクター

多田楯 鷹狐 (たたた たかこ)

京都女学院高等部の写真部に所属する少女。年齢は17歳で高校2年生。写真やカメラの知識は皆無だが、猫の写真が撮れると思って写真部に入部する。中学までは京都市に住んでいて、建築士の父親の独立により郊外の亀岡市に引っ越す。親友の枢千鳥、野々衲燕、笹咲鈴芽といつもいっしょに行動しており、都会暮らしをしていたため三人より大人びている。

枢 千鳥 (くるる ちどり)

京都女学院高等部の写真部に所属する少女。年齢は17歳で高校2年生。写真やカメラの知識は皆無だが、猫の写真が撮れると思って写真部に入部する。親友の多田楯鷹狐、野々衲燕、笹咲鈴芽といつもいっしょに行動している。京都市の取材では和菓子が好きという理由で和菓子チームに入って、30個以上試食する。実家は米屋を営んでおり、ロボットアニメから名付けられた「アムロ」という名前の小学6年生の弟がいる。

野々衲 燕 (ののの つばめ)

京都女学院高等部の写真部に所属する少女。年齢は17歳で高校2年生。写真やカメラの知識は皆無だが、猫の写真が撮れると思って写真部に入部する。親友の多田楯鷹狐、枢千鳥、笹咲鈴芽といつもいっしょに行動している。やや天然気味の性格で方向音痴。鈴芽とチームを組んで京都市の取材に行った時は目的のお寺の位置がわからなくなって、観光客の外国人に教わる。 運動神経が非常によく、写真を撮るためにバク転をしていたら、それを外国人に撮影されてYouTubeに投稿される。実家は酒屋を営んでいる。

笹咲 鈴芽 (さささき すずめ)

京都女学院高等部の写真部に所属する少女。年齢は16歳で高校2年生。12月28日が誕生日。写真やカメラの知識は皆無だが、猫の写真が撮れると思って写真部に入部する。親友の多田楯鷹狐、枢千鳥、野々衲燕といつもいっしょに行動している。燕同様にやや天然気味の性格で方向音痴。期末テストが終わった解放感から気が緩んで階段から落ち足をケガして10日間ほど入院する。 入院しているあいだ、クラスメイト全員がお見舞いに来るなど多くの人から慕われている。

可愛 鈴 (かあい すず)

京都女学院高等部の写真部部長を務める少女。年齢は18歳で高校3年生。大会では毎回金賞を獲得するなど技術は非常に高く、写真に対する情熱も人一倍強い。軍事評論家の父親の影響で戦場カメラマンを目指しており、女性初の戦場カメラマンである「ゲルダたろー」を崇拝している。そのため部活では軍隊のように厳しく部員を指導し、祇園祭では男性にも負けずに写真を撮り続けた。 バッテリーが切れると使えなくなるデジタルカメラを嫌い、どんな状況・条件でも写真が撮れる機械式シャッターのカメラを愛用している。

琴片 李凡 (ことひら りぼん)

京都女学院高等部の写真部副部長を務める少女。年齢は18歳で高校3年生。大会では毎回金賞を獲得するなど技術は非常に高く、知識も豊富。実家はカメラ屋を営んでおり、売れ残っているレンズを借りるため撮影では高価なレンズをいくつも所持している。いつも望遠レンズで撮影し、望遠コレクターでもある事から、望遠レンズのカメラ用語である「長玉」があだ名となっている。 新幹線専門の撮り鉄で、岡山と新山口のあいだにある撮影ポイントによく出かけている。

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