KING GOLF

KING GOLF

優木蒼甫は最強最悪のケンカ屋だったが、球を打つ感触が気持ちいいと感じ、ゴルフ部に入部。数々のライバルを打倒し、「ゴルフの王様」への道を歩んでいく。第56回小学館漫画賞少年向け部門受賞。

正式名称
KING GOLF
ふりがな
きんぐ ごるふ
作者
ジャンル
ゴルフ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊40巻
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概要・あらすじ

最強最悪のケンカ屋である主人公の優木蒼甫は、若手天才ゴルファーが所属する帝倫高校ゴルフ部のコーチに喧嘩を売ったことで、ゴルフ対決をすることになる。そこで素人ながら抜群のインパクトを見せ、周囲を震撼させる。優木蒼甫自身もショットに確かな手ごたえを感じ、ゴルフに強い興味を抱き、ゴルフ部に入部することになった。

登場人物・キャラクター

優木 蒼甫 (ゆうき そうすけ)

ケンカ屋として知られており、筋肉質な体とドレッドヘアー、そして傲岸不遜な性格が特徴。帝倫高校ゴルフ部に在籍し、並ならぬ腕力と集中力、そして鋼のメンタルによって、強豪ゴルファーとして頭角を現していく。

霞見 ひかる (かすみ ひかる)

日本最高の天才アマチュアゴルファー。一見冷めた性格をしているようだが、実は優木蒼甫に劣らず負けず嫌いかつ努力家。早い段階から彼を強く意識している。

谷川 謙作 (たにがわ けんさく)

帝倫高校ゴルフ部のコーチで、優木蒼甫の資質に着目し、彼にさまざまな試練を課す。コーチとしての才能もさることながらプレーヤーとしての腕も確かで、賞金王に輝いたこともある。

松丸 応太 (まつまる おうた)

優木蒼甫の一番の親友であり、理解者。どんな時でも蒼甫を信頼し、蒼甫自身も全面の信頼をおいている。後に、彼の役に立ちたい一心で野中恵に弟子入りし、キャディを務めることになる。

中山 有海 (なかやま あみ)

帝倫高校ゴルフ部の女子エースで、思ったことをはっきりと口にする性格。優木蒼甫のドライバーショットの才能に強い興味を抱く。

長田 輝美 (おさだ てるよし)

帝倫高校ゴルフ部の主将。霞見ひかるや中山有海にプロとしての期待感を抱いており、のちに優木蒼甫にも一目置くようになる。

三輪 広樹 (みわ ひろき)

竹高一年のゴルフプレイヤー。さわやかな雰囲気をまとっているが、根は性悪。全国高校ゴルフ選手権地区予選で優木蒼甫と対戦するも、彼のパワフルなプレイに悪影響を受け、散々な結果に終わる。霞見ひかるとは同じ中学に通っていた。

加瀬 寛 (かせ ひろし)

加瀬ジュニアゴルフスクールのコーチを務めており、谷川謙作の依頼によって優木蒼甫の育成を担当する。最終的には彼の並ならぬ潜在能力の高さを目の当たりにし、恐怖する。

白木 郁斗 (しらき いくと)

加瀬ジュニアゴルフスクールの生徒の一人。生意気な性格ながらも腕は抜群で、優木蒼甫にアプローチのコツを伝授。蒼甫と清澄仁の勝負に大きく貢献した。

深町 南 (ふかまち みなみ)

帝倫高等学校の不良をまとめ上げる存在だが、コックになるという夢を持っており、そのために必死に修業している。斎藤カントリークラブのレストランでアルバイトをしていた際、優木蒼甫に助けられた。

清澄 仁 (きよすみ じん)

裏世界のアマチュアゴルフプレイヤー。プロテストの際に不正をして追放された過去を持つ。斎藤カントリークラブのレストランで、深町南を公衆の面前で侮辱したことをきっかけとして、優木蒼甫とマッチプレーで勝負を行うが、あえなく敗れた。

戸川 臨 (とがわ りん)

葉月学園高校所属のゴルフプレイヤー。一流であることと美しく勝利することに対して強いこだわりを持つ。新人戦東関東地区予選で優木蒼甫と対戦。前半は彼を大きく引き離すが、雨天時のプレーが苦手という弱点を突かれ、敗退した。

小田切 周太 (おだぎり しゅうた)

朱場高校二年生。戸川臨に強烈なライバル心を向ける。新人戦東関東地区予選で優木蒼甫と対戦。独特の価値観を持っており、マイペース。その性格が対戦相手を精神的に追い詰める結果に繋がることが多いが、蒼甫には通用しなかった。

永作 鉄雄 (ながさく てつお)

飛ばし屋集団・チーム飛弾のリーダーを務めるドラコン選手。ロートルでありながらドラコンにかける情熱は誰よりも強く、ドラコン全国大会に出場するが、敗退。優木蒼甫に瓜生明希葉打倒を託した。

瓜生 明希葉 (うりゅう あきは)

ドラコン全国大会三連覇の実績を持つ飛ばし屋。その実力とパフォーマンスによってファンから絶大な人気を集めているが、心根には負けた相手が悔しがる顔を見ることに喜びを見出すという歪んだ性格を持つ。優木蒼輔に自分の記録を上回る打球を打たれ、プライドを砕かれた。

澤 秀人 (さわ ひでと)

現政学院二年。ノリの軽い性格の技巧派ゴルファー。新人戦全国大会で優木蒼甫と対戦。序盤は優勢に試合を運ぶが、終盤に向かうにつれて蒼甫のメンタルに気圧されてプレーに乱れが生じ、敗北した。

畠山 修享 (はたけやま しゅうき)

九州第一高二年。実直かつ誠実な性格で、堅実なプレーを信条としている。優秀な成績をおさめ続けるも、その結果に驕ることはない。新人戦全国大会で優木蒼甫と対戦。彼のスタイルに触発され、堅実さから離れるプレーを見せるようになる。結果、敗れこそしたが、新たな才能を開花させるに至った。

霞見 瞬 (かすみ しゅん)

霞見ひかるの兄。合理的なゴルフを得意とし、あらゆる状況で最善の手が打てるオールマイティーなプレイヤー。弟とは対照的に傲慢で嫌味な性格。ひかるを常に軽蔑しており、彼の実力が優木蒼甫に劣ると公言している。一方、蒼甫には並ならぬ興味を示しており「壊しがいのあるオモチャ」と定義している。

野方 恵 (のがた めぐみ)

大森林カントリークラブのキャディ。優木蒼甫にキャディの仕事を教える。地味できつい仕事をストイックにこなし、それに強い誇りを持っている。その姿勢は蒼甫に「カッコ良すぎ」と思わせるほど。

海端 豪 (うみばた ごう)

敏腕のキャディで、ハウスキャディを心底軽蔑している。完璧主義者で、事あるごとに他者を加点、もしくは減点する癖を持つ。黒羽知里のキャディを務めるが、大森林カントリークラブのハウスキャディを甘く見ていたこと、内心ではゴルフプレイヤーそのものを信用していなかったことが仇となり、優木蒼甫と、彼をキャディに据えた中山有海に敗れ去った。 野方恵はかつて、キャディとしての先輩だった。

黒羽 知里 (くろば ちさと)

プロの女子ゴルファー。海端豪をキャディに据え、中山有海と対戦する。彼女とは因縁があり、かつて本人も望まない形で彼女にトラウマを植え付けてしまっていた。しかし優木蒼甫と有海との団結によりトラウマを克服され、敗北。本心では有海のプレイヤーとしての姿勢に憧れを抱いており、彼女との対戦によりプレイヤーとして一皮むける結果となった。

千葉 雄大 (ちばゆうだい)

現役のプロゴルファー。聖ジョージで、優木蒼甫に海外のコースにおける攻略法を伝授した。かつて谷川謙作のコーチを受けており、その間に日本国内ツアーで21勝を挙げ、4度の賞金王に輝いた。

ピーター・カッシング

世界ランクのトップに立つ、現役最強のゴルフプレイヤー。それに似つかわしくない飄々とした性格をしている。現状に満足しておらず、上り詰めている途中と公言する。SSSカップで千葉雄大と対決。圧倒的な実力を見せつける。

藤嵜 流宇 (ふじさき りゅう)

熟年のプロゴルファー。長年のプレー経験から培われてきた「業」を最大の武器とする。 SSSカップの予選で優木蒼甫と対戦。ショットにかける時間を故意に遅らせることでペースを乱すという策を弄するが、それが逆に蒼甫のプレーを盤石なものとしてしまった。なお、「レッド」の由来は、赤い色を好むほかに、怒りに震えると目を充血させ顔面を真っ赤にすることから。

霞見 天司 (かすみ てんじ)

霞見ひかる、霞見瞬の兄。瞬同様に傲慢な性格をしており、ひかるを見下している。イギリスで育ち、全英アマ優勝、全英オープン出場と着実に実績を広げていく。故障により二年間のブランクを強いられるが、SSSカップにて復帰。予選で兄弟二人と対決を繰り広げる。

場所

私立帝倫高等学校 (しりつていりんこうとうがっこう)

優木蒼甫らが通う学校で、スポーツが盛ん。霞見ひかるや中山有海など、プロレベルの強豪ゴルファーも在籍している。

加瀬ジュニアゴルフスクール (かせじゅにあごるふすくーる)

加瀬寛がコーチを務める少年ゴルフクラブ。斎藤カントリークラブで合宿を行い、優木蒼甫も参加した。

大森林カントリークラブ (だいしんりんかんとりーくらぶ)

優木蒼甫のキャディのバイト先。野中恵など熟年のハウスキャディが在籍しており、蒼甫は彼女からさまざまなことを学び、ゴルファーとしての成長を促された。

聖ジョージ (せんとじょーじ)

優木蒼甫が海外修業の際に赴いたアメリカの都市。日本とは全く地質の異なるゴルフ場が存在している。そのあまりに過酷なコースの数々は、一時期、蒼甫を再起不能寸前の状態にまで追い詰めた。

全国高校ゴルフ選手権地区予選 (ぜんこくこうこうごるふせんしゅけんちくよせん)

林カントリークラブで行われた、優木蒼甫にとって初体験となる大会。ドライバーの経験しかない蒼甫は苦戦したが、ライバルとのしのぎあいの中で徐々にコツをつかんでいく。しかし前半の苦労を挽回できないまま、敗北するという結果に終わった。

新人戦東関東地区予選 (しんじんせんひがしかんとうちくよせん)

各高校が新体制になって臨む初の公式戦となる。優木蒼甫はこの大会で戸川臨や小田切周太などと対戦し、見事に勝利。全国大会への出場権を獲得した。

ドラコン全国大会 (どらこんぜんこくたいかい)

青葉カントリークラブで行われる、アマチュアによるドラコンの大会。優木蒼甫、永作鉄雄、瓜生明希葉らが参戦した。結果は瓜生の4連覇に終わったが、真の賞賛はOBになったものの最大の飛距離をたたき出した蒼甫に贈られた。

新人戦全国大会 (しんじんせんぜんこくたいかい)

新人戦東関東地区予選を勝ち上がった優木蒼甫が、戸川臨、澤秀人、畠山修享と対戦。ドラコン全国大会における練習の影響で調子が出ないというハンデを抱えつつも、蒼甫は見事に優勝した。

SSSカップ (とりぷるえすかっぷ)

弓ノ浦カントリークラブで開催される、優木蒼甫が初めて挑むことになるプロトーナメント。霞見ひかる、霞見瞬、霞見天司、ピーター・カッシング、藤嵜流宇など、名だたるゴルファーが参戦している。

クレジット

監修

谷 将貴

書誌情報

KING GOLF 40巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2009-01-16発行、 978-4091215789)

第2巻

(2009-03-18発行、 978-4091216199)

第3巻

(2009-06-18発行、 978-4091220219)

第4巻

(2009-09-17発行、 978-4091217288)

第5巻

(2009-12-18発行、 978-4091220455)

第6巻

(2010-03-18発行、 978-4091221933)

第7巻

(2010-06-18発行、 978-4091223333)

第8巻

(2010-09-17発行、 978-4091225245)

第9巻

(2010-12-17発行、 978-4091226976)

第10巻

(2011-03-18発行、 978-4091227966)

第11巻

(2011-05-18発行、 978-4091228772)

第12巻

(2011-07-15発行、 978-4091232076)

第13巻

(2011-10-18発行、 978-4091233400)

第14巻

(2012-01-18発行、 978-4091235398)

第15巻

(2012-01-18発行、 978-4091235879)

第16巻

(2012-06-18発行、 978-4091237064)

第17巻

(2012-10-18発行、 978-4091238993)

第18巻

(2013-02-18発行、 978-4091241863)

第19巻

(2013-06-18発行、 978-4091243188)

第20巻

(2013-10-18発行、 978-4091244758)

第21巻

(2014-02-18発行、 978-4091245663)

第22巻

(2014-06-18発行、 978-4091246684)

第23巻

(2014-10-17発行、 978-4091253095)

第24巻

(2015-03-18発行、 978-4091256003)

第25巻

(2015-08-18発行、 978-4091261953)

第26巻

(2015-11-18発行、 978-4091264909)

第27巻

(2016-04-18発行、 978-4091268242)

第28巻

(2016-09-16発行、 978-4091273383)

第29巻

(2017-02-17発行、 978-4091275035)

第30巻

(2017-08-18発行、 978-4091275776)

第31巻

(2017-12-18発行、 978-4091278814)

第32巻

(2018-05-18発行、 978-4091282514)

第33巻

(2018-11-16発行、 978-4091285881)

第34巻

(2019-05-17発行、 978-4091291653)

第35巻

(2019-11-18発行、 978-4091294470)

第36巻

(2020-07-17発行、 978-4098501687)

第37巻

(2020-12-18発行、 978-4098502837)

第38巻

(2021-09-17発行、 978-4098506453)

第39巻

(2022-05-18発行、 978-4098511303)

第40巻

(2023-01-18発行、 978-4098515363)

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