忍ペンまん丸

忍ペンまん丸

念雅山で忍者修行を続けるペンギンの主人公・まん丸が、仲間の動物たちと盗まれた笛を探す旅をユーモアたっぷりに描いた作品。第43回小学館漫画賞児童向け部門受賞(1997年)。

正式名称
忍ペンまん丸
ふりがな
にんぺんまんまる
作者
ジャンル
アクション
 
動物擬人化
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概要・あらすじ

念雅流忍者の頭領であるネンガのもとにじいやが連れてきた新しい仲間は、忍者とは程遠いおっとりしたペンギンだった。まん丸と名付けられたペンギンは、念雅山で仲間と友に忍術の修行に励んでいく。

登場人物・キャラクター

まん丸 (まんまる)

元は動物園でデイジーという名前で飼育されていたペンギン。その愛らしい見た目と仕草から、皆の争いを収める存在になるようにと念雅山に連れてこられた。その後、本人の希望で忍術の修行をすることになる。いつもは間抜けで鈍臭いのだが争いを止めようとすると、とてつもない忍術を発動する。

ネンガ様 (ねんがさま)

動物忍者の念雅流の頭領の熊。しっかり者で何かと周囲を諌めることが多く、敵にも情け深い。忍術の実力は相当なもので、人望も厚い。子供にはお菓子をあげれば喜ばれると思い込んでいる。

タヌ太郎 (たぬたろう)

念雅流の忍者。まん丸の兄弟子にあたるたぬき。じいやによって動物園から念雅山へ連れてこられた。口が悪く、比較的乱暴者。しかしお人よしで、まん丸のこともよく可愛がっている。忍術の実力はまだまだで、余計な一言が多くてネンガ様によく怒られている。

ツネ次郎 (つねじろう)

念雅流の忍者。まん丸の兄弟子にあたるキツネ。じいやによって動物園から念雅山へ連れてこられた。おっとりしているが、まん丸やタヌ太郎よりはしっかりしているため、ツッコミ役に回ることが多い。タヌ太郎同様、忍術の実力はまだまだ。まん丸の面倒もよく見ている。

じいや

念雅山など動物忍者の住まう山々の地主。まん丸をネンガ様のもとに連れてきたおじいさん。まん丸を溺愛しており、山のアイドルにして争いを収めようとした。優しい性格で争いを嫌う。

真美子 (まみこ)

じいやの孫娘の女の子。じいやと一緒に住んでおり、タヌ太郎に好かれている。

ガン吉 (がんきち)

甲賀流の忍者でスパイ役の猿。卑怯な手を使うのが得意で、そのせいか友達がいない。よく念雅山へも偵察に来るが、ネンガ様やまん丸に命を救われたこともある。

白老 (はくろう)

甲賀流の頭領の忍者の猿。伊賀流の黒龍斎に息子を殺されたことから憎しみを抱いている。ガン吉同様、友達がいない。つまらない小噺を披露するのが得意。

ドタ八 (どたはち)

伊賀流の忍者でスパイ役の犬。いろんな術を使えて一見強そうに見えるが、どんな術を使ってもすぐに逃げてしまう。都合が悪くなると、ものすごく訛った津軽弁を話す。強気だが間抜け。

黒龍斎 (こくりゅうさい)

伊賀流の頭領の忍者の犬。好戦的だがこども好きなため、まん丸には甘い。白老の息子を殺した報復として自分の妻を殺された。狂犬病を患っており、発作が起こると性格が豹変してしまう。

集団・組織

甲賀流 (こうがりゅう)

『忍ペンまん丸』に登場する流派。動物忍者三流派の一つ。猿の忍者集団。念雅山の東にある甲賀の山の岩屋に住んでいる。現在の頭領は白老。

伊賀流 (いがりゅう)

『忍ペンまん丸』に登場する流派。動物忍者三流派の一つ。犬の忍者集団。念雅山の西にある伊賀野山の大きな屋敷に住んでいる。現在の頭領は黒龍斎。

場所

念雅山 (ねんがやま)

じいやの所有する山の一つ。まん丸達、念雅流の忍者が住まう山。念雅流に属する多種多様な動物が住んでいる。

その他キーワード

念雅流 (ねんがりゅう)

『忍ペンまん丸』に登場する流派。動物忍者三流派の一つ。正しいことを心がけている者たちの忍術。ネンガという名前を頭領が代々受け継いでいる。他の二つの流派と異なり特定の動物が所属しているわけではなく、様々な動物を受け入れている。

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