HIKARI-MAN

HIKARI-MAN

気弱なイジメられっ子が、部屋での感電をきっかけに、電気や光のあるところなら自由自在に移動できる「HIKARI-MAN」になれる能力を身につける。HIKARI-MANを狙うグループとの孤独な闘いが展開するバイオレンス漫画。「週刊ビッグコミックスピリッツ」2015年第2・3合併号から連載中の作品。

正式名称
HIKARI-MAN
ふりがな
ひかり まん
作者
ジャンル
裏社会・アングラ
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊8巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

概要・あらすじ

PCの自作とゲームが趣味なオタク男子高校生・白池光は、部屋で感電したことをきっかけに、電気や光のあるところなら自由自在に移動できる「HIKARI-MAN」になれる特殊能力を身につける。自分をイジメる不良グループに、HIKARI-MANの力で復讐するものの、光はその不良グループに引き続き狙われる立場になってしまう。

登場人物・キャラクター

白池 光 (しろち ひかり)

オカッパ頭で黒ぶち眼鏡をかけた高校生の男子。ゲームやパソコンが好きなオタクで、教室の隅にいる空気のような存在。教室でクラスメイトの灰原海斗が赤沢瞬也らにイジメられていても、助けることができず、ゲームを続ける気弱な性格。父親は他界しており、団地で母親と2人で暮らしている。電気を身体に溜めやすい、「電気感受性人間」や「電気人間」と呼ばれる帯電体質で、教室のドアに触れただけで、静電気で気絶することも多い。 そのため、学校の保健室をよく利用している。一説では、緊張やストレスといった感情の高まりが、発電放電の原因ともいわれている。部屋でPCを自作するのが趣味だが、静電気で壊さないよう、組み立て時や操作時はブリーフ一丁の姿である。ジャンクや中古のパーツで高スペックのPCを自作し、オンラインの格闘ゲームに興じている。 ある時、部屋で転倒した際に、首の後ろにPCの基盤が突き刺さり、激しく感電して意識を失った。これによって首の後ろに基盤模様のコゲ跡ができた。それ以降、部屋のPCを介して身体を電流に変え、電気や光のあるところなら自由自在に移動できる「HIKARI-MAN」になれるようになった。 HIKARI-MANは、人間の身体が透けたように見えた状態で、全身の血管部分が光る姿となる。その状態で普通の人間と接触することも可能で、格闘ゲームのキャラクターのように身軽に動き、格闘で戦える他、握手した相手を感電させて気絶させることもできる。HIKARI-MANになっているあいだは幽体離脱のような状態となり、白池光の本体はPCの前で気を失っている。 思うままにHIKARI-MANになれるわけではなく、感情の高ぶりが必要と思われる。また、HIKARI-MANでいるあいだは放電を続けており、長時間が経過して電気がなくなると、どうなるかわからない。

白池 美沙子

白池光の母親。夫を亡くし、女手一つで光を育てている。仕事で帰りが遅くなることが多く、飲んで酔って帰宅することも多い。光が電気を使いすぎて電気代が増えていることを、少し気にしている。

清川 (きよかわ)

白池光が通う高校の養護教諭。眼鏡をかけた巨乳の若い美女。静電気で気を失って保健室に来ることが多い光を、いつも優しく面倒みてくれる。マンションで一人暮らしをしており、HIKARI-MANになった光が、たまたまその部屋に移動した。

虹野 (にじの)

白池光が通う高校の保健室のベッドでよく寝ている女子生徒。長い黒髪を真ん中で分け、左右のこめかみの部分でまとめてツインテールにしている。前髪は目が隠れるほど垂らし、眼鏡をかけている。目の大きい可愛らしい顔立ちをしているが、苗字以外の詳細は不明。

赤沢 瞬也 (あかざわ しゅんや)

白池光が通う高校のクラスメイト。イジメっ子グループのリーダー的存在。見た目は優等生に見える。灰原海斗や光に暴力を振るう際も、ヘッドギアとマウスピースをつけさせ、問題にならないよう、格闘技の勉強という建て前を作っている。母親はヤリ手の弁護士で、家は裕福。格闘技のジムに通っていたことがあり、格闘技に詳しく、ケンカも強い。 海斗をイジメていたが、格闘技の心得がありそうな光をターゲットにしつつある。カラオケルームで自分をボコボコにしたHIKARI-MANの行方を探している。

健康コンビ (けんこうこんび)

白池光が通う高校のクラスメイト。イジメっ子グループの一員。金城健と金城康という双子の兄弟で、2人合わせて「健康コンビ」と呼ばれている。赤沢瞬也とツルみ、灰原海斗や光に格闘技の技を試して暴力を振るっている。自宅の部屋で机を並べ、イジめた口封じのために、下半身を露出させて撮影した光の写真を見て笑っていた。 そこに現れたHIKARI-MANによって、ぶちのめされた。以後、瞬也とともにHIKARI-MANの行方を探している。

紫音 (しおん)

白池光が通う高校のクラスメイト。黒髪ロングストレートの髪型の美少女。赤沢瞬也らのグループとよくつるんでいる。灰原海斗や光がイジメられたり、パンツを脱がされて写真を撮られていても、笑って見ている。瞬也と付き合っているらしく、2人でカラオケルームにいたところ、瞬也がHIKARI-MANにぶちのめされるところを目撃した。 光と同じ団地に住んでいるのだが、光にそのことを口外しないよう頼んだ。黒木蛇伊也のことを恐れており、HIKARI-MANに倒してもらえるよう光に頼み込む。

(あい)

白池光が通う高校のクラスメイト。紫音の友人。茶髪のショートカットの髪型をした女子。赤沢瞬也らのグループとよくつるんでおり、灰原海斗や光がイジメられたり、パンツを脱がされて写真を撮られていても、笑って見ている。カラオケルームで2人きりになった黒木蛇伊也から体を触られ、蛇伊也のことを嫌っている。

灰原 海斗

白池光が通う高校のクラスメイト。赤沢瞬也らのグループからイジメられている気弱な少年。ヘッドギアとマウスピースをつけさせられ、健康コンビの格闘技の練習台にされている。

黒木 蛇伊也 (くろき だいや)

赤沢瞬也が通っていた格闘技のジムの先輩。オールバックの髪型で、黒目がない白目だけの顔をした、色黒の男性。右腕に蛇のタトゥーを入れている。女性にも平気で暴力を振るう危険人物。傷害事件を起こしているが、ヤリ手の弁護士である瞬也の母親によって、モミ消してもらっている。その恩もあるうえ、頭のキレる瞬也にうまくおだてられ、瞬也を襲ったHIKARI-MANに怒りを燃やしている。 恐ろしく狂暴なうえにケンカが強く、武装した5人に襲撃された際も、一瞬で1人の足を取って骨を折り、目玉をプリンのスプーンでえぐり出そうと脅したうえ、睾丸を蹴りつぶした。

書誌情報

HIKARIーMAN 8巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第2巻

(2015-09-30発行、 978-4091872708)

第3巻

(2019-01-11発行、 978-4091876843)

第4巻

(2019-01-11発行、 978-4098601936)

第5巻

(2019-04-12発行、 978-4098602582)

第6巻

(2019-10-11発行、 978-4098604982)

第7巻

(2020-03-12発行、 978-4098605781)

第8巻

(2020-09-11発行、 978-4098607464)

SHARE
EC
Amazon
logo