池袋ウエストゲートパーク

池袋ウエストゲートパーク

池袋西口公園を根城にする青年・マコトが、街で起こるさまざまな事件を解決していくさまを描いた作品。原作は石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』。

正式名称
池袋ウエストゲートパーク
ふりがな
いけぶくろうえすとげーとぱーく
原作者
石田 衣良
漫画
ジャンル
サスペンス
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概要・あらすじ

IWGP(池袋ウエストゲートパーク)を根城にする青年・マコト。ストリートに生きる彼のもとには、どういうわけかさまざまな難事件が舞い込んでくる。連続首絞め魔やドラッグの売人、のぞき部屋サイトのストーカー……。マコトと仲間たちは、池袋の平和を守るため奔走していく。

登場人物・キャラクター

真島 誠 (まじま まこと)

池袋の果物屋「真島フルーツ」の一人息子。普段は店の手伝いをしながら、IWGP(池袋西口公園)で仲間たちと過ごしている。面倒見のいい性格が災いしてか、何かと街で起こる厄介事の相談を受けており、いやいやながらも手を貸し、さまざまな事件を解決に導いている。顔が広く、カラーギャング「Gボーイズ」のヘッドであるタカシや、刑事である吉岡とも交流を持っている。

安藤 崇 (あんどう たかし)

カラーギャング「Gボーイズ」のヘッド。飄々として人を食ったような性格。細身の体とは裏腹に喧嘩は圧倒的に強く、敵対する相手には容赦のない残虐性を見せている。マコトとは高校時代の同級生で、彼には一目置いている様子。

シュン

19歳の専門学校生。眼鏡をかけた小柄な少年。本屋で万引きをしていたところをマコトに見つかり、友人となった。絵を描くことが得意で、ストラングラー事件の際は犯人の似顔絵を描いて捜査に協力した。

マサ

大学生。乗せられやすい性格のお調子者。マコトとは高校の同級生。マコトとともに西口公園でよくナンパをしているが、あまり上手くはいっていない。

ケンジ

23歳。マコトの友人。興信所でバイトをしているため盗聴・盗撮に詳しく、情報面でマコトの捜査に協力している。

吉岡 (よしおか)

池袋署少年課の刑事。マコトとは付き合いが長く、何かと事件に首をつっこむマコトに情報を与えることもある。

渋沢 ヒカル (しぶさわ ひかる)

女子高生。男に絡まれていたところをマコトに助けられ、交友を持つようになった。本名は「ヒカリコ」だがその名を嫌い、友人には「ヒカル」と呼ばせている。幼少時の出来事が原因で愛情に飢えており、精神的に不安定なところがある。

中村 理香 (なかむら りか)

ギャル系の女子高生。ヒカルの友人。ヒカルを通じマコトと出会い、付き合い始めた。裏で援助交際を行っていたことが原因で、ストラングラーの餌食となってしまう。

山井 (やまい)

マコトの幼馴染み。モヒカン刈りで、胸には蛇のタトゥーを入れている。高校時代、校長が飼っていたドーベルマン2頭と決闘し、叩き殺したことがある。その後、傷害罪で少年院に入れられていたが出所し、マコトの前に姿を現した。ヒカルを「同じ種類の人間」と見なし執着している。

ストラングラー

女子高生ばかりを狙い、首を絞めて強姦を繰り返す変質者。3人を殺しかけ、リカも手にかけた。

西島 千秋 (にしじま ちあき)

イメクラで働く風俗嬢。源氏名はモモ。マコトの中学時代の同級生。5千円で売春していると噂されていた。客として現れた売人のヘビーEの罠にかかり、覚醒剤中毒となってしまう。絶望に陥っていたある日、カシーフと出会い、彼の優しさに救われた。自分を救おうとヘビーEの売り物を燃やし、ヤクザに追われることになったカシーフのため、マコトに助けを求めた。

カシーフ

日本に出稼ぎに来ているイラン人の青年。フルネームはカシーフ・ハリアット・サレー・ビン・アブドゥラ・アジーズ・アル・モバラク。敬虔なムスリムで、日々の礼拝は欠かさず行っている。偶然出会った西島千秋を薬物中毒から救い出すため、覚醒剤の取引現場に乗り込み、ヘビーEの売り物を燃やし逃亡。 怒り狂ったヤクザたちから500万円の賞金をかけられてしまう。

ヘビーE

渋谷から池袋に流れてきた薬物の売人。肥満体で、アフロヘアが特徴。西島千秋の店に客として現れ、プレイ中密かに覚醒剤を使い、彼女を中毒に陥れた。売人ではあるものの「薬物にハマるようなやつはクズ」と言い切っている。

ショウ

マコトの幼馴染み。本名は「サチコ」。女性だったが、性転換手術を受け男性になった。幼いころから「男女」と呼ばれるほど気が強く、マコトと喧嘩ばかりしていた。左目の下に残っている傷はそのころマコトにつけられたもの。現在はのぞき部屋サイトを運営する「妖精企画」で、「貝山祥」を名乗りスカウトとして働いている。 サイトで一番人気を誇るアスミがストーカー被害に遭い、マコトに助けを求めた。アスミのことは仕事抜きで愛している。

アスミ

のぞき部屋サイト「妖精の庭」でアイドル的な人気を誇る少女。カメラの前では笑顔を振りまいているが、ファンが見ていないところでは気だるげな態度を見せている。

山口 (やまぐち)

アスミのストーカー。銀行の融資課に勤める33歳。役職は課長。アスミと相思相愛であるかのような妄想を抱いていたが、彼女に面と向かって「ナメクジ男」と罵倒され、号泣。アスミに執拗に嫌がらせを行うようになる。

天野 真央 (あまの まお)

16歳の女子高生。関東賛和会羽沢組組長の娘。わがままで奔放な性格で、かなりの面食い。ある日失踪し、組織の力をもってしても足取りがつかめなくなっていた。そこでマコトがストラングラーを捕らえたという噂を聞いた組長が、彼に捜査依頼をすることに。

斉藤 富士男 (さいとう ふじお)

関東賛和会羽沢組の構成員。大きい耳とサル顔が特徴。姫には初対面で「サル」呼ばわりされており、彼女に惚れられることはまずないという理由から、姫の付き人に任命された。マコトとともに姫の捜索を行うことになる。マコトは忘れていたが、彼とは中学の同級生。

森永 久理子 (もりなが ぐりこ)

マコトの中学の同級生。中学時代はいつも委員長だった。高校を中退し家に引きこもり、部屋から街を観察する日々を送っていた。ある日、姫が男の車に乗るところを目撃、その情報をマコトに伝えた。

クレジット

原作

石田 衣良

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