ソルジャーボーイ

ソルジャーボーイ

日本の芸能界を舞台に、美少年として性別を偽り、歌手としてデビューした少女、火野遊を主人公として芸能活動や恋愛を描いた青春マンガ。原作は佐々木守。

正式名称
ソルジャーボーイ
ふりがな
そるじゃーぼーい
原作者
佐々木守
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

伝説的な歌手だった母を持つ火野遊は、母親譲りの歌声とニューヨークのダウンタウンでの生活によって培われたボーイッシュな外見を活かし、男性歌手として日本の芸能界でデビューすることになった。芸能プロダクション同士の争いに翻弄されながらも、実力で亡き母の夢だったインペリアル・ホールでの公演を目指すは、ライバルでもある大谷龍との恋愛や、性別を偽っていることに苦悩しながら頂点を目指していく。

登場人物・キャラクター

火野 遊 (ひの ゆう)

ニューヨークのダウンタウンで暮らしていた18歳の少女。身を守るため男性に見えるよう装っていた。矢崎淳と出会い、男性歌手「火鷹遊」として芸能界デビューした。ダウンタウン時代から口調は荒っぽかったが、男性として芸能活動を行うためその傾向は継続し、矢崎のことは「おっさん」と呼んでいる。

矢崎 淳 (やざき じゅん)

日本の芸能プロダクション「矢崎プロ」の社長。ニューヨークのダウンタウンで火野遊を見つけ、スカウトした人物。男性としてデビューさせることで、スターに育て上げることを約束した。自身の手でスターを育て上げることに執心しており、そのためならあくどい手段をも厭わないことで知られている。

志摩 亜矢子 (しま あやこ)

23歳。芸能プロダクションの矢崎プロの社員で、矢崎淳の秘書。火野遊とは担当マネージャーとして同居することになる。大谷龍からは「おねーさん」と呼ばれている。

大谷 龍 (おおたに りゅう)

かつて矢崎プロに所属していたが、人気を集めるようになって移籍した男性歌手。矢崎淳や志摩亜矢子からは裏切り者と嫌われているが視聴者人気は高く、デビュー以来ヒットチャートで連続1位を獲得し、映画やテレビドラマにも出演している。日本に来たばかりで男装していない火野遊と、大谷自身も目標としているインペリアル・ホールの前で出会っており、互いに惹かれあう関係となる。

野本 たけみ (のもと たけみ)

岡プロに所属する18歳の女性アイドル。2年前に星野徹也の前座でデビューしており、デビューしたばかりで周囲の風当たりが強い火鷹遊に接近して味方となる。遊のことを男性として好意を持つようになる。マネージャーは小熊という男性。

星野 徹也 (ほしの てつや)

実力のある新人を前座として起用することで知られる歌手。佐川真理を前座として起用するはずだったが、不倫スキャンダルによってキャンセルされ、火鷹遊を前座で起用することになった。初ステージのみ少女歌手として歌った遊の歌に惚れ込むが、矢崎淳から「本当は女装していた男」と聞かされ、男性歌手と信じて男性歌手としてのデビューに力を貸すこととなった。

萩原 夏希 (はぎわら なつき)

大谷龍と映画で共演した新人アイドル。龍との親しい様子が噂になっている。

佐川 真理 (さがわ まり)

エースプロに所属する売り出し中のアイドルだが、火野遊を売り出そうとする矢崎淳によって不倫スキャンダルが報道される。

白浜 (しらはま)

芸能界で名前の知られた作曲家で、火野遊の才能を認め曲を提供する。

坂巻 (さかまき)

大谷龍が所属する大手芸能プロダクション「ロンド・プロ」の社長。火鷹遊のテレビ番組出演がキャンセルされるよう工作した上で、遊自身には矢崎淳ともども事務所を移籍しないかと持ちかけた。

火野 鷹子 (ひの たかこ)

火野遊の母親。インペリアル・ホール公演目前までいった人気歌手だったが、突如芸能界を去った。遊を産んだのち夫を失い、鷹子自身も他界した。

場所

インペリアル・ホール (いんぺりあるほーる)

『ソルジャーボーイ』に登場する劇場名。日本中の歌手のあこがれの的で、誰もがそこで公演を行うことを夢見ている。火野鷹子が、そこで公演できなかったことを悔やんでいると幼い火野遊に話していたことから、遊にとっても芸能活動の目標となった。

クレジット

原作

佐々木守

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