灼熱の卓球娘

灼熱の卓球娘

市立雀が原中学校の卓球部を中心に描いた卓球漫画。萌え系のかわいい絵柄ながら、熱血要素やスポ根展開などが多く含まれている。「ジャンプSQ.19」2014年1月号から2015年2月にかけて掲載され、その後「となりのヤングジャンプ」で2015年5月から掲載されている。

正式名称
灼熱の卓球娘
ふりがな
しゃくねつのたっきゅうむすめ
作者
ジャンル
卓球
関連商品
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あらすじ

雀が原中学卓球部でのランキング戦(第1巻)

全国大会出場を目標にしている雀が原中学卓球部では、部内で実力ランキングを決め、現在の順位を壁に張り出していた。長いあいだランキング1位の座に就いている上矢あがりは、みんなから信頼されており、あがりもそれを誇りに思っていた。そんな中、雀が原中学校に転入して来た2年生の少女、旋風こよりが卓球部に入部。彼女は普段こそ鈍臭いものの、卓球においてはあがりの地位を脅かすほどの実力を有していた。すると部員達はこぞってこよりを持てはやし始め、それをあがりは面白くなく感じていた。そして、ついにあがりとこよりによる部内ランキング1位の座を賭けた対戦が決まる。当初はあがりが優位にゲームを進めるが、次第にこよりがその実力を発揮していく。結局、あがりはこよりに敗れ、ランキング1位の座を奪われるものの、卓球が好きだというこよりの気持ちに感化され、勝つための卓球ではなく、楽しむための卓球に目覚める。そしてあがりは、気持ちを新たにして卓球に打ち込み始め、こよりとよきライバル関係を築くのだった。

もず山中学卓球部との練習試合(第2巻)

雀が原中学卓球部は、去年全国大会に出場した強豪校のもず山中学卓球部と団体戦で練習試合をする事になった。4試合が終了し、雀が原中学卓球部は2勝2敗で、勝負の行方を旋風こよりに託す事となる。こよりの相手は、もず山中学卓球部を全国へと導いた立役者の二重丸くるり。くるりは強力な「カーブドライブ」を用いてゲームを優位に進めていく。しかし、こよりは上矢あがりとの特訓で身につけたスマッシュで「カーブドライブ」に対応し始め、こよりは次第に調子を取り戻していく。一方、くるりはチームメイトの座敷童石榴を偏愛しており、自分が勝負に敗れる事で、石榴との仲が壊れるのではないかと危機感を覚えていた。だがそんな中、石榴は純粋にくるりを応援する。これによりくるりは、気持ちを新たにして、こよりとの対戦に全力で挑む。最終的に試合はこよりが勝利を収め、雀が原中学卓球部はもず山中学卓球部との団体戦に勝利する。この結果により、あがり達は全国大会出場への希望を見出す。

地区予選大会団体戦決勝・シングルス1~シングルス2(第3巻)

雀が原中学卓球部は、地区予選大会を破竹の勢いで勝ち進み、決勝に駒を進めた。団体戦決勝の相手は、雀が原中学卓球部とは何度も地区大会優勝の座を争ったライバル校の燕女学園卓球部。初戦のシングルス1の天下ハナビは、相手チームの魁ねむりに惨敗。次のシングルス2で出場した出雲ほくとは、色埴イロリを相手に得意のサーブを活かしてゲームを優位に進める。しかし、イロリもラリー技術でこれに対抗し、ほくとは徐々に押されていく。そんな中、意気消沈していたハナビがほくとを励まし、必死に応援し始める。これにより勇気を得たほくとは、未完成だった「投げ上げサーブ」を解禁し、勝利を収めるのだった。

地区予選大会団体戦決勝・ダブルス(第3巻~第4巻)

雀が原中学卓球部と燕女学園卓球部は、対戦成績を1勝1敗として、3戦目のダブルスを迎える。雀が原中学卓球部は後手キルカムネムネの二人で試合に臨むが、相手チームの藤宮吹雪宝条焔に苦戦を強いられる。特に守りに不安を抱えるムネムネは相手チームに「穴」と見なされ、集中的に狙われてしまう。しかし、自分の欠点を補ってくれるムネムネに全幅の信頼を寄せるキルカは、そんな事に動じるなと、ムネムネを励ます。そしてキルカは、玉に回転をかけるカットボールと、ほぼ無回転で打つナックルカットをほぼ同じ挙動で打つ事により、相手のミスを誘って、ムネムネの攻撃チャンスを作り出す。これによりムネムネは圧倒的な決定力で相手を翻弄する。結果、キルカとムネムネの二人は相手をストレートで降して勝利を手にする。

地区予選大会団体戦決勝・シングルス3(第4巻~第6巻)

雀が原中学卓球部は、燕女学園卓球部を相手に2勝1敗とリードしてシングルス3を迎える。シングルス3に出場するのは上矢あがりで、迎え撃つのはかつて雀が原中学卓球部に所属していた月ノ輪紅真深だった。二人はもともと雀が原中学卓球部においてライバル関係にあり、互いに浅からぬ因縁を持っていた。雀が原中学卓球部にいた頃の紅真深は、横に曲がるカットボールを武器に戦うカット主戦型のプレースタイルだったが、燕女学園卓球部に移籍してからはドライブ主戦型にプレースタイルを移行し、「スピードボール」を武器に戦う選手となっていた。さらに雀が原中学卓球部にいた頃の紅真深は、あがりを悲しませたくないという思いから自分の実力を隠しており、その真の実力を発揮した紅真深はあがりを圧倒。そして紅真深は、あがりの悲しむ顔や悔しそうな顔を見る事に興奮するという、これまでに見せた事のないドス黒い本性をあらわにし始める。そして紅真深は、あがりに対して第3ゲームを0点試合で完封してみせると宣言し、10対0まで点数を積み重ねる。これによりあがりは戦意を喪失してしまうが、旋風こよりに託されたリストバンドを見て自分を取り戻し、なんとか1点を返して完封を防ぐ。続く第4ゲーム、あがりは合宿で完成しきれなかった、進化した「ループドライブ」を試合の中で完成させ、スキを突いて紅真深に渾身のスマッシュを叩き込む。紅真深は自分の卓球ではあがりを絶望させきれない事を悟り、あがりを支える原動力となったこよりに憎しみを覚える。だが一方で、あがりをここまで強くしてくれたこよりに対して、感謝の念を抱くのだった。

登場人物・キャラクター

旋風 こより (つむじかぜ こより)

市立雀が原中学校に転入して来た2年生の女子。卓球部に入部した。赤髪で、ショートヘアの髪型をしている。左右それぞれの側頭部をリボンで短く結んでいる。その特徴的な結び方で、チームメイトの天下ハナビからは「まげまげ」と呼ばれている。趣味は「わん子」と呼ばれるキャラクターのグッズを集める事。勉強やスポーツなどあらゆる分野において鈍臭く、失敗するたびに仲のいい友人の上矢あがりによってフォローしてもらっている。 また、極度の人見知りで、知らない人を前にすると、あがりの背中に隠れてしまう。しかし卓球の事であれば、知らない人に対しても積極的に話し掛ける事ができる。勝負に勝つ事よりも、卓球をする事自体に楽しさを見出すタイプで、より強い人と卓球をしたいという思いで卓球に臨んでいる。 一方で、勝利に対する意欲に欠けるところがあり、ムネムネにそれが弱点であると指摘されていた。雀が原中学校に転入して来る前の学校でも卓球部に所属しており、そこで出場した大会で県内ベスト4の成績を残している。雀が原中学校に入部してからは、部内ランキング1位の座をあがりと争い続けており、団体戦ではレギュラーとしてシングルス4に出場している。 卓球でのプレースタイルはオールラウンダー型で、特に攻撃力に関しては定評がある。中でもスマッシュが得意で、あがりといっしょにラケットのスイートスポットで球を捉える特訓をしてからは、その威力がさらに向上した。ちなみに桃色のパンツを愛用している事から、チームメイトの出雲ほくとには「桃ぱんつ」のあだ名で呼ばれている。

上矢 あがり (かみや あがり)

市立雀が原中学校に通う2年生の女子。卓球部に所属している。薄い紫色の髪で、ツインテールの髪型をしている。上向きの矢印の形をした髪飾りを付けている。何をやるにも、やるからには上を目指しなさい、という両親の思いから「あがり」と名付けられており、その名前を誇りに思っている。そのため非常に負けず嫌いで、中でも卓球における勝ち負けに対するこだわりが人一倍強い。 ちなみに勉強や卓球以外のスポーツでは、平々凡々な成績しか取る事ができないために、卓球で勝つ事に対する貪欲さはさらに強くなっている。卓球部における部内ランキングで1位の座を手にしていたが、旋風こよりが新たに卓球部に入部した事により、1位の座を脅かされる事になる。しかし、一方で私生活のさまざまな場面でこよりから頼られる事となり、こよりを大事にしたいという思いと、こよりに負けたくないという思いのギャップに苦しんでいる。 しかし、あがりとの部内ランキング1位を賭けた対戦により、卓球が好きだという気持ちを新たにして、その対戦以降はこよりとよきライバル関係を築いている。そして、こよりが入部した事により、チームの団体戦ではシングルス3を務めるようになった。 卓球でのプレースタイルはドライブ主戦型で、中でもループドライブを得意としており、ループドライブを都下でもっとも綺麗に打つ事から「北のドライブマン」の異名で他校から恐れられている。ループドライブで相手の球を高く跳ねさせてから、それをバックハンドスマッシュで決める事を必勝パターンとしていた。 しかし、それをこよりにより破られてからは、バックハンドスマッシュの代わりに、威力の高いフォアハンドスマッシュを頻繁に使うようになる。当初はフォアハンドスマッシュの精度の低さを懸念していたが、それも先輩であるムネムネとの特訓で克服。さらにこよりとの特訓でループドライブの回転に磨きを掛ける事により、ループドライブからフォアハンドスマッシュで決める必勝パターンをさらに盤石のものとした。 ちなみに白いパンツを好んで身につけている事から、チームメイトの出雲ほくとには「白ぱんつ」のあだ名で呼ばれている。

天下 ハナビ (てんか はなび)

市立雀が原中学校に通う2年生の女子。卓球部に所属している。金髪で、ツインテールの髪型をしている。朗らかな性格で、すぐに抱きついたりするなど人との距離感が近い。生まれつき身体が弱く、病気がちだった事もあり、すべての運動を親から禁止されていた。しかし、小学5年生の頃に、親が卓球を屋内でやる楽な競技だと勘違いした事もあって、卓球をする事のみ許してもらった。 それから卓球に打ち込む事により体力がつき、病気がちだった体質も徐々に改善されていった。そんな卓球をやるきっかけをくれた出雲ほくととは幼なじみで、時おり彼女の実家が経営している卓球ショップを手伝っている。卓球の実力は高く、部内ランキングでは上矢あがり、旋風こよりに続いて3位の座に就いている。 卓球でのプレースタイルは前陣速攻型で、リスクを怖れない攻撃的な卓球を得意としている。その勢いのある卓球を評価され、団体戦ではチームを活気づける目的もあり、一番手であるシングルス1にてレギュラーで出場している。

出雲 ほくと (いづも ほくと)

市立雀が原中学校に通う2年生の女子。卓球部に所属している。青髪で、ショートカットの髪型をしている。制服や運動着の襟を立てる事により口元を隠している。実家が卓球ショップを営んでおり、幼い頃からその店を手伝っている。そのためたくさんの卓球のラバーを見て来た事から、ラバーを見るだけでその持ち主のプレースタイルや性格、愛用しているパンツの柄までを言い当てる事ができる。 それにより把握したパンツの柄で相手を呼ぶ癖がある。幼い頃は店を手伝っていたせいで友人と放課後に遊ぶ事ができず、その事に寂しさを覚えていた。そんな中、小学5年生の頃からクラスメイトの天下ハナビが家に遊びに来るようになり、店の手伝いの合間に、家に置いてある卓球台でハナビと卓球をして遊ぶようになった。 その事からハナビの事を誰よりも信頼しており、彼女をあだ名ではなく、「ハナビ」と名前で呼ぶ。卓球でのプレースタイルはやや速攻寄りの前陣攻守型で、部内ランキングでは4位の座に就く実力者。チームの団体戦ではレギュラーとしてシングルス2に出場している。卓球ではサーブを使ってのゲームメイキングを得意としているが、サーブ球の回転が弱いという欠点があった。 しかし、合宿において回転量を補うための投げ上げサーブを習得し、サーブによるゲームメイキングの腕前をさらに向上させている。

ムネムネ

市立雀が原中学校に通う3年生の女子。卓球部の副部長を務めている。ピンク色の髪で、ショートカットの髪型をしている。頭にはフリルのカチューシャを付けている。また胸が非常に大きく、みんなからは「ムネムネ」というあだ名で呼ばれている。ちなみに本名は「大宗夢音」だが、その名で呼ばれる事はほとんどない。中学入学時から卓球部に所属する事を決め、その頃に出会ったチームメイトの後手キルカに触発されて全国優勝を目指していた。 卓球でのプレースタイルはドライブ主戦型で、攻撃的でパワフルなプレイを得意とし、中でもスマッシュでの決定力に関しては抜群に秀でている。しかし、それ以外にこれといった長所がなく、レギュラーには入る事ができなかった。そんな中、決定力不足に悩むキルカと共にダブルスを組む事となり、互いに欠点を補い合う事で見事なコンビネーションを見せるようになった。 ちなみに紐状の露出度の高いパンツを好んで履いている事から、後輩の出雲ほくとからは「紐パン先輩」というあだ名で呼ばれている。

後手 キルカ (うしろで きるか)

市立雀が原中学校に通う3年生の女子。卓球部の部長を務めている。黒髪で、ポニーテールの髪型をしている。頭には白色のカチューシャを付けている。本人いわく、なで肩であるらしく、着ている服の片側がずり落ちて肩が露出してしまう。副部長のムネムネとは互いに信頼感が厚く、彼女の胸を枕にして横になるのが好き。また、趣味は衣装作りで、部での練習において罰ゲームを設定し、それに乗じて作った衣装などを部員達に着せて楽しんでいる。 小学生の頃から卓球をしており、小学生時には市の大会での優勝も経験している。中学入学と同時に、強いと評判の雀が原中学校卓球部に入部し、全国優勝を目指している。しかし、決定力不足に悩み、レギュラーとして試合に出場する事すら困難を極める。 そんな中、一人での全国大会優勝をあきらめ、自分の弱点を補ってくれるムネムネとのダブルスで全国大会優勝を目指す事を改めて決意した。それにより先輩達からダブルスのレギュラー枠を奪い、試合に出場する事が叶った。その試合でのダブルス戦績は全勝を誇り、彼女とのダブルスに絶対の自信を誇っている。しかし、その大会ではケガによりそれ以降の試合の欠場を余儀なくされ、そのあとも長いあいだケガに苦しむ事となる。 ただ、3年生の頃に復帰して、それ以降はブランクを埋めるための練習に勤しんでいる。卓球でのプレースタイルはカット主戦型で、相手のスマッシュをも拾う事のできる防御力の高い卓球を得意としている。また玉に回転をかけるカットボールと、ほぼ無回転で打つナックルカットをほぼ同じ挙動で打つ事ができ、それによる相手のミスを誘う事で、ムネムネの攻撃チャンスを作る戦法をダブルスでの必勝パターンとしている。

紫藤 (しどう)

市立雀が原中学校の卒業生。かつて卓球部に所属していたショートヘアの少女。現在は卓球での全国大会常連である有名高校に進学し、1年生にして団体戦メンバーに抜擢されている。団体戦メンバーに選ばれた事を報告するため、雀が原中学校の先生に会おうと母校を訪れ、卓球部にも顔を出した。全国大会常連の高校でレギュラーに選ばれた事を誇りに思うあまり、少々天狗になっていたが、旋風こよりと対戦して、その実力に驚愕。 なんとか勝って先輩としての面子を保つ事はできたが、その結果に満足できず、改めて気を引き締め直す。

二重丸 くるり (ふたまる くるり)

もず山中学校に通う3年生の女子。卓球部の副部長を務めている。緑色の髪で、頭の左右で髪をお団子にまとめている。非常に優れた選手で、平凡な成績しか残していないもず山中学卓球部を、全国大会に出場させる原動力となった。小学生の頃から名門の卓球クラブに通っており、もず山中学卓球部に入部した当初からその実力を期待されていた。しかし、先輩達を完膚なきまでに叩き潰してしまい、面子が保てなくなった先輩達を退部に追いやるきっかけを作った。 先輩がいなくなったあとは、周囲からの期待もあって部長を務める事になったが、過酷すぎる練習を課した結果、ほとんどのチームメイトも退部させる事になってしまう。ただ、同学年の座敷童石榴だけは、みんなが退部したあとも卓球部に残ってくれたため、そんな彼女に対して絶大な信頼を寄せると共に、彼女を偏愛するようになる。 そして、2年生に上がると同時に部長を石榴に譲り、彼女を全国大会のトップに立たせるという目標に邁進するようになった。その事から勝利をプレゼントする事でしか、石榴との友情を保てないと考えており、負ければ石榴に見捨てられるという恐怖に駆られている。 また、普段から彼女との仲をつなぎとめるために、「友だち料」と称する貢物を一方的に差し出していた。しかし、市立雀が原中学校との練習試合において旋風こよりと対戦し、劣勢となった場面でも石榴が応援してくれた事から、彼女に見捨てられる恐怖から解放された。同時に、「友だち料」などを差し出す必要もない事を悟った。 卓球でのプレースタイルはドライブ主戦型で、非常に強力なカーブドライブの使い手であり、他校からは「東のドライブマン」と呼ばれ、恐れられている。このカーブドライブは石榴との特訓で手にした技であり、それ故にカーブドライブに対する思い入れは人一倍強い。

座敷童 石榴 (ざしきわらし ざくろ)

もず山中学校に通う3年生の女子。卓球部の部長を務めている。赤髪で、髪を頭の上でお団子にまとめている。日常生活においてドジを繰り返すため、そのたびに親友の二重丸くるりによってフォローしてもらっている。今でこそ全国区のプレイヤーとして知られているが、卓球部に入部した当初は、くるりの課したしごきに耐えきれずに、いつもへばってしまっていた。 しかし、くるりの卓球に強いあこがれを抱いており、彼女のようになりたいからと、どんなに厳しい練習にも耐えてきた。その結果、くるりにも匹敵するほどの優秀な選手に成長を遂げている。卓球でのプレースタイルはドライブ主戦型で、堅実なプレーが信条。

蠍田 幸子 (さそりだ さちこ)

もず山中学校に通う2年生の女子。卓球部に所属している。茶色の長髪を頭後ろで一本のおさげにしている。入部した当初、部長を務めていた座敷童石榴の実力を侮っていた。しかし、実際に石榴と対戦してみて、彼女の技術の高さを思い知らされ、それ以来彼女の事を尊敬するようになる。卓球でのプレースタイルはカット主戦型。

燕女学園に通う2年生の女子。卓球部に所属している。茶髪のショートヘアで、頭の上の左右それぞれで髪をお団子にまとめており、熊の形をした髪留めを上下逆さまに付けている。基本的におとなしい性格で、普段は穏や... 関連ページ:月ノ輪 紅真深

神楽坂 狐姫 (かぐらざか こひめ)

燕女学園に通う3年生の女子。卓球部の部長を務めている。金髪のロングヘアで、清楚で気品ある見た目をした人物。また、一声で部をまとめる事ができるほどのカリスマ性を持っている。燕女学園理事長の一人娘で、月ノ輪紅真深をはじめとして優秀な選手を他校から引き抜いている。趣味は「はん子」と呼ばれる犬のキャラクターグッズを集める事で、パンツもそのキャラクターがプリントされた子供っぽいものを愛用している。 自分のイメージが下がるからと、その下着を穿いている事を他人には秘密にしており、唯一チームメイトである紅真深にのみその事実を明かしている。卓球でのプレースタイルはドライブ主戦型。

魁 ねむり (さきがけ ねむり)

燕女学園に通う1年生の女子。卓球部に所属している。癖のある髪質で、髪を頭の左右で二つに結んでいる。また、普段から眠そうにしており、試合前であっても、つねにだらけた表情を浮かべている。しかし卓球の調子が上がってくると、眠そうな眼から一転して、やる気に満ちあふれた表情を浮かべる。先輩である色埴イロリを「ロリ先輩」と呼んでからかっているが、卓球選手としての彼女を密かに尊敬している。 地区の優勝候補として名高い燕女学園卓球部において、1年生にして団体戦メンバーに選ばれており、シングルス1を務めている。卓球でのプレースタイルは前陣速攻型で、スロースターター。

色埴 イロリ (いろはに いろり)

燕女学園に通う3年生の女子。卓球部に所属している。髪型はサイドテールで、幼い身体つきをしている。中学校に進学する際、成長を見越して大きめのサイズの制服やユニフォームを新調したが、予想に反して成長が止まってしまったため、袖などが大きく余ってしまっている。そのせいで後輩の魁ねむりから「ロリ先輩」と言われてからかわれており、その度に怒りをあらわにしている。 団体戦では、レギュラーとしてシングルス2を務めている。卓球でのプレースタイルは前陣攻守型で、ラリー技術に秀でている。中でも相手のスキを突くミドル攻撃を得意としており、防具の隙間を突く武器にちなんで、それを「エストック」と名付けられている。ちなみに水玉のパンツを愛用している事から、出雲ほくとと対戦した際に、彼女から「水玉ぱんつさん」というあだ名を付けられてしまった。

宝条 焔 (ほうじょう ほむら)

燕女学園に通っている3年生の女子。卓球部に所属している。ポニーテールの髪型をしている。部活後のシャワーで汗を流す事が大好き。団体戦では、レギュラーとして藤宮吹雪といっしょにダブルスに出場している。卓球でのプレースタイルはドライブ主戦型で、燕女学園卓球部で一番の強打の持ち主と自信を持っている。

藤宮 吹雪 (ふじのみや ふぶき)

燕女学園に通っている3年生の女子。卓球部に所属している。ショートカットの髪型をしている。部活後のシャワーで汗を流す事が大好き。団体戦では、レギュラーとして宝条焔といっしょにダブルスに出場している。卓球でのプレースタイルは前陣攻守型。

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