ナンバMG5

ナンバMG5

筋金入りのヤンキー一家に生まれ育った難破剛が、高校ではヤンキーとしての素性を隠し、家では普通の高校に通っていることを隠す二重生活を送ろうとする。しかし、結局喧嘩に巻き込まれてしまい、二重生活を守るために苦労していく。素性がバレてしまうのを防ぐため、喧嘩をする時は特攻服に着替えるなど、変身ヒーローのような一面もある。秋田書店「週刊少年チャンピオン」2005年27号より連載。続編の『ナンバデッドエンド』と共に2022年4月に実写ドラマ化。

正式名称
ナンバMG5
ふりがな
なんばえむじーふぁいぶ
作者
ジャンル
不良・ヤンキー
レーベル
少年チャンピオン・コミックス(秋田書店)
巻数
全18巻完結
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概要・あらすじ

一家全員が筋金入りヤンキーの家庭で育った難破剛は、中学生時代、地元では有名なヤンキー校に通い、近隣の14校を配下に治める不良のトップだった。しかし喧嘩ばかりの毎日に限界を感じて進学を機にヤンキーを辞める決意をし、家族に嘘をついて普通の高校である市立白百合高校に入学する。家族の前ではヤンキー、学校では真面目な生徒の二重生活が始まるが、困っている友人達のため、たびたび喧嘩に巻き込まれてしまうのだった。

実写ドラマ

2022年、続編の『ナンバデッドエンド』と共に実写ドラマ化。4月13日よりフジテレビ系にて放送。演出は本広克行。主人公の難破剛を間宮祥太朗が演じる。

登場人物・キャラクター

難破 剛 (なんば つよし)

筋金入りのヤンキー一家に生まれ、中学時代は自身もヤンキーとして喧嘩に明け暮れていたが、そんな自身の生き方に限界を感じていた。ヤンキーとして生きることを期待する家族には内緒で、普通の高校である市立白百合高校に通うことになる。ヤンキーとしての生活が長かったのでファッションセンスが無かったり、一般常識に欠けている部分があったりする。 絵が上手だったこともあり、高校では藤田深雪と共に美術部に入った。

難破 勝 (なんば まさる)

難破剛の父で、10代の頃は千葉最強のヤンキーだった。現在はトラックの運転手をしている。難破剛が最強のヤンキーを目指していると信じて疑わず、普通の高校である市立白百合高校に通っていることは知らない。

難破 ナオミ (なんば なおみ)

難破剛の母で、10代の頃はレディースをやっており、現在はパチプロ兼主婦。料理上手。喧嘩に負けて帰ってきた難破剛を突き放し、喧嘩に勝つと喜ぶというような教育をしてきた。ファッションセンスが良くない。

難破 猛 (なんば たけし)

難破剛の兄で、高校在学中に関東を支配したカリスマヤンキー。現在は無職で、母と一緒にパチンコに耽っていたりする。弟が全国制覇を狙っていると信じている。

難破 吟子 (なんば ぎんこ)

難破剛の妹で、彼の通っていた中学校に通っている。家にいる間は着ぐるみの様なパジャマを着ており、兄の難破剛から将来を不安視されている。デコチャリで通学している。

島田のオバちゃん (しまだのおばちゃん)

難破剛の暮らす難破家の向かいに住んでいる女性。いつも難破家の騒音などに悩まされている。

藤田 深雪 (ふじた みゆき)

普通の高校に通うと決めた難破剛が市立白百合高校で一目惚れした女子高生。難破剛と共に美術部に入るが絵の才能は全くない。暴力が嫌いで、特攻服を着て喧嘩する難破剛を彼とは知らずに快く思っていなかった。

島崎 登 (しまざき のぼる)

市立白百合高校の学生で、ヤンキーとして高校デビューした。中学時代にいじめられていた私立市松高校の学生にリンチされかけたところを特攻服の男に助けられ、以来彼を難破剛とは知らずに兄貴として慕っている。

守田 巻 (もりた まき)

市立白百合高校の女学生で藤田深雪とは中学からの同級生。新体操部に入っている。初対面の難破剛に握りっ屁を食らわすなど品性の欠片もないが、彼の通っていた中学校のギャルに比べれば可愛いものだと難破剛は思っている。

難破 松 (なんば まつ)

『ナンバMG5』に登場する犬。ヤンキー一家の難破家が飼っている犬で、飼い主たちに似てヤンキー気質の性格をしている。難破剛が高校ではヤンキーをやっていないことにいち早く気付き、一時は裏切られた気持ちになって家出をしたが、彼の中にヤンキーとしての心が残っていることを知り、剛を再び男として認める。 犬なので、難破一家には言いたいことが伝わっていない。

伍代 直樹 (ごだい なおき)

私立市松高校に通う学生。難破剛が特攻服の男であることを知る、数少ない人物の内の1人。父は死に、母はテレビに出演するような料理研究家で、誰もいない家で1人でコンビニの弁当を食べて暮らすなど荒んだ生活をしていた。常識的な感覚を持っているおり、難破剛に振り回されることも多い。

特攻服の男 (とっこうふくのおとこ)

私立市松高校のヤンキーに絡まれている藤田深雪や島崎豊の前に現れては、喧嘩でヤンキーたちを追い払っている。「殺」と書かれたマスクをしているため、素性を知られていないが、正体は難破剛。難破剛は市立白百合高校に入るまで、通常の感覚では特攻服がダサいということに気づかなかった。

集団・組織

市立白百合高校 (しりつしらゆりこうこう)

『ナンバMG5』に登場する高校。難破剛が通う至って普通の高校だが、向かいには周辺地域で一番の不良高校、私立市松高校がある。

私立市松高校 (しりついちまつこうこう)

『ナンバMG5』に登場する高校。周辺地域では一番ガラの悪い高校で、難破剛が通う市立白百合高校の向かいに位置する。難破剛の家族は彼がこの高校に通っていると信じているが、彼は市立白百合高校に通っている。私立市松高校にはヤンキーたちがひしめいていたが、難破剛に喧嘩で負けて制覇されていった。

続編

ナンバデッドエンド

ケンカ三昧の日々に限界を感じた主人公の難破剛が、高校入学を機に普通の高校生活を送り始めてから1年半が過ぎた。しかし、妹の市立白百合高校入学を機に、これまでの二重生活に危機が迫る。秋田書店「週刊少年チャ... 関連ページ:ナンバデッドエンド

書誌情報

ナンバMG5 全18巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉

第1巻

(2005-10-08発行、 978-4253210416)

第18巻

(2008-11-07発行、 978-4253211000)

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