けいさつのおにーさん

けいさつのおにーさん

長野県を舞台に、交番勤務のイケメン男性警察官コンビが、市民の笑顔を守るために奔走する。そんな警察官の地道な仕事ぶりとほのぼのとした日常を描く、長野県の魅力が満載の警察官4コマ漫画。「まんがタイムジャンボ」2014年10月号から連載開始され、その後「まんがタイム」「まんがホーム」の3誌にわたって掲載された作品。

正式名称
けいさつのおにーさん
ふりがな
けいさつのおにーさん
作者
ジャンル
警察官・刑事・検察官
関連商品
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作品誕生のいきさつ

本作『けいさつのおにーさん』に登場する穂苅士朗手塚衛は、もともと長野中央警察署のイメージキャラクターとして誕生した。事の発端は、長野県を舞台にした警察の漫画を、長野県出身の漫画家に描いてほしいという長野中央警察署のプロジェクトであり、担当する漫画家として長野県出身のからけみにその企画が持ち込まれた。長野中央警察署としては、当初は可愛い女性警察官を主人公とする目算だったが、からけみが個人的に描きたかった「お兄さんとおじさん」にしたいと打診したところ快諾され、士朗と手塚が生まれることとなった。士朗と手塚が交通安全や、特殊詐欺の防止、啓発活動のために日々頑張っている姿は、4コマ漫画「ふたりのお仕事ぶり」として長野県警察の公式ホームページ内(https://www.pref.nagano.lg.jp/police/)、「けいさつのおにぃさん!」のコーナーに掲載されている。その後、芳文社からの依頼があり、長野中央警察署の協力を得て商業誌での連載が決定した。

あらすじ

長野県長野市の権堂町交番に勤める穂苅士朗手塚衛は、いつも行動を共にする男性警察官コンビ。正義感が強いが、ちょっと抜けている士朗は、温厚で完璧なベテラン巡査部長の手塚に尊敬のまなざしを向けている。二人は交番で繰り広げられるほのぼのとした日常と、時に繰り広げられる緊迫した犯罪との狭間で、日々を過ごしながら、今日も大切な自分達の町を守るため、交通安全や犯罪の予防など、地道に市民への啓発活動を続けていく。近くて遠い存在の警察官、意外と知らない彼らの魅力が、長野県の魅力と共に紹介されている。

モデルになった町

本作『けいさつのおにーさん』の舞台となっているのは、長野県長野市の中心街にある権堂町。近隣にある善光寺など有名な観光スポットや、実際に行われるイベントも作中に登場する。舞台の中心となる権堂町交番は長野中央警察署の管内にあり、こちらも実在のものとなっている。

メディアミックス

本作『けいさつのおにーさん』のコミックス第2巻と第3巻に、ドラマCDが付いた限定版が「アニメイト」で限定販売された。穂苅士朗役を前野智昭が、手塚衛役を郷田ほづみが務めた。

登場人物・キャラクター

穂苅 士朗 (ほかり しろう)

長野中央警察署管内の権堂町交番に勤務する巡査の男性。年齢は26歳。穂刈薫の兄。エネルギッシュな熱血漢で、若さゆえにやや空回りしがちなところがあるフレッシュマン。正義感あふれる優しい人柄で、民間人に慕われている。何でもすぐに顔に出てしまうわかりやすい性格のため、噓がつけない。また、感情移入しやすく、映画や小説ですぐ涙してしまう。 手塚衛を心底尊敬して慕っており、手塚のような警察官を目標としている。手塚との仲はとてもよく、非番の日にもいっしょに出掛けるなど、共に過ごしていることが多い。生粋の長野県民であるにもかかわらず、イナゴの佃煮やハチの子など虫系の食品を苦手としているが、出された物は残さず食べる性分。好きな食べ物は肉、えごまのクッキー、ナス味噌のおやき。 酒には弱く、一定量飲むと、服を脱ぎだし、最終的には眠ってしまう。ちなみに穂苅士朗本人には酒を飲み始めてから眠るまでの記憶が一切残っていないため、一度苦い経験をして以来、極力飲まないように自粛している。幼い頃から戦隊ものの特撮番組が好きで、正義の味方に憧れていた。小学生の頃、飼っていたペットのハムスターが逃げ出してしまい、探し歩いているうちに山中で迷子になった。 その時に助けてくれた警察官にあこがれ、これが警察官を志すきっかけとなった。将来的には「警察部機動隊」に入隊することを夢見ている。職場の同僚からは「ほかりん」と呼ばれている。現在、彼女募集中。

手塚 衛 (てづか まもる)

長野中央警察署管内の権堂町交番に勤務する巡査部長の男性。年齢は42歳。つねに冷静沈着で、ポーカーフェイスなナイスミドル。生真面目で優しい性格をしている。世話好きで面倒見がよいお母さんのような存在で、仕事も料理もできるあこがれの先輩として、職場の後輩達から大変慕われている。そのうえ、女性警察官のあいだでは「嫁にしたいNo.1」としてもっぱらの噂となっている。 同様に、人当たりのよさと誠実さで市民からも慕われており、特に中年女性からの人気が高いマダムキラー。穂苅士朗をかわいがっており、彼のために弁当を作ったり、何かと面倒を見ている。非番の日にもいっしょに出掛けるなど、共に過ごすことが多い。好きな食べ物は小布施の栗菓子と、野沢菜のおやき。 お酒が大好きで、どんなに飲んでも顔色一つ変わらない底なし。辛いものは苦手で、カレーはもっぱら甘口専門。料理も含め、全体的にまめで女子力が高く、猫が大好き。警察官としてつねに所持している地図は、市内の猫カフェや猫グッズの充実したお店、地域猫に出会えるスポットすべてが記載されている、オリジナルの猫地図。 ほかにも、おすすめのお蕎麦屋さんやおやき屋さんを記した地図、札所巡りの道順を記した地図、事故多発地域や不審者情報を記した地図を別途作成し、所持している。ちなみに、地図中のイラストは、絵心がない自分の代わりに士朗が描いた。

桜井 一弘 (さくらい かずひろ)

長野中央警察署管内の権堂町交番に勤務する巡査部長の男性。年齢は32歳。穂苅士朗の先輩にあたる。目がよく、スリなどの犯罪行為をいち早く発見し、絶対に見逃さない。誰もが認める優秀な警察官である一方で、ナイスバディな女性がいれば、どんなに遠くにいても見つけるという特技を持っており、ミニスカートの中の下着が偶然見えて大喜びするなど、つかみどころのない性格。 つねに女好きでナンパなチャラ男を装い、冗談が多く、本音を言わないが、実は奥さん一筋の既婚者。6歳と2歳の娘のお父さんでもある。剣道2段と柔道3段の腕前を持ち、若い頃はかなりヤンチャだったという噂がある。好きな食べ物は山賊焼きと、ぶなしめじのおやき。警察官としてつねに所持している地図には、市内の園児、小学生から女子大生に至るまでの通学路が完全に記されており、痴漢や不審者への対策ができるオリジナル地図となっている。

百瀬 千佳 (ももせ ちか)

長野中央警察署管内の権堂町交番に勤務している巡査の女性。年齢は27歳。いつも明るく、元気いっぱいな頑張り屋。大学卒業後、2年間の会社員生活を経て警察学校に入学したため、年齢は穂苅士朗よりも1歳年上だが、士朗の後輩にあたる。ある時、酔っ払いに絡まれていたところを女性警察官に助けてもらったことがきっかけとなり、警察官を目指した。 それまでは、これといってやりたいものを見出せず、会社員として働いていた。好きな食べ物は長野県産のぶどう「ナガノパープル」と「シャインマスカット」、かぼちゃのおやき。警察官としてつねに所持している地図は、自転車盗難やひったくり事件の起きた箇所を記したオリジナル地図。現在、彼氏募集中。

片桐 由理子 (かたぎり ゆりこ)

長野中央警察署管轄の権堂町交番の所長を務める警部補の女性。年齢は36歳。既婚者であり、しっかり者の巨乳美人。交番に勤める若き警察官達のお姉さん的存在。好きな食べ物は、戸隠そばと切り干し大根のおやき。

宮坂 (みやさか)

長野中央警察署の生活安全課に勤める女性警察官。少年犯罪、児童虐待、ストーカー、痴漢、DV対策など、市民の日常に密接したさまざまな犯罪の予防、検挙を主な仕事内容としている。基本的に私服勤務である。市民に対して「痴漢対策講座」を開いた際、痴漢役になってほしいと穂苅士朗に頼み込み、むちゃぶりを連発する。自宅の隣に住む女子学生が最近痴漢に遭い、泣いていたため、必ず犯人を捕まえると約束した。 それにより、いつにも増して犯人検挙に情熱を燃やしており、痴漢を犯す者に対して腹を立てている。根が真面目で正義感が強く、警察官は子供の頃からのあこがれだった。

穂苅 薫 (ほかり かおる)

長野商業高等学校に通う男子。年齢は16歳。穂苅士朗の弟。何かとうっかりな兄を見て育ったせいか、かなりのしっかり者。物事を慎重に考える穏やかな性格で、警察官としての資質に優れている。手塚衛とはメール友達。最近になって料理に目覚め、ちょくちょく作っては士朗に食べさせている。料理の指南は手塚から受けているため、味は折り紙付き。 好きな食べ物は魚、特に信州サーモン。

松本 美希 (まつもと みき)

小学1年生の女子。松本陽介の妹。うっかり道路に飛び出し、車と接触しそうになったところを、長野県警のマスコットキャラクター、ライポくんの着ぐるみに助けられた。それからというもの、すっかりライポくんに本気の恋心を抱いてしまっている。将来はライポくんと一緒に働きたいからと、警察官を目指そうと決意した。ちなみに、ライポくんの着ぐるみの中身が穂苅士朗であるとは知らない。 ライポくんの魅力を、「優しくてルックスもよく、ふわふわのお腹が最高。安定した職業に就いているから将来も安心」と語っている。明るく器用で人気者だが、ライポくんの前では恥ずかしがり屋になってしまう。

松本 陽介 (まつもと ようすけ)

警察官志望の男子高校生。松本美紀の兄。自信家の妹とは対照的に、自分に自信がなく、引っ込み思案。警察官に憧れており、将来は誰かの役に立つ仕事に就きたいと考えてはいる。しかし、口下手なうえ、体育が苦手で体力がなく、極端な恥ずかしがり屋の自分にはとても務まらないのではないかと悩んでいる。縁あって、穂苅士朗に進路相談をしたことがきっかけとなり、親しくなっていく。

近藤 豊 (こんどう ゆたか)

男性警察官。年齢は26歳。穂苅士朗とは警察学校時代の同期生。明るい性格で、警察学校時代の趣味は食べること、というくらいよく食べていた。しかし、士朗がしばらくぶりに再会するとすっかり痩せており、別人のようなイケメンに変貌を遂げていた。現在は交通機動隊に配属されている。念願の白バイ隊員になったが、一人前になるべく、今も修行中。 好きな食べ物は牛乳パン。

滝沢 (たきざわ)

長野県警察本部通信指令課で通信指令長を務める男性警察官。手塚衛とは同期。経験豊富なベテラン警察官だが、強面で声が大きいため、子供とのファーストコンタクトが苦手。特に子供が嫌いなわけではないが、小さい子供の対応には苦慮している。

甘利 孝介 (あまり こうすけ)

長野中央警察署の自動車警ら班の巡査の男性。年齢は26歳。普段は牛尼と行動を共にしている。穂苅士朗とは警察学校時代の同期生。普段はパトカーに乗り、不審者の職務質問や交通取り締まりを行っている。ほかにも、パトカーの機動力を活かし、事件現場にいち早く駆けつけ、犯人の検挙や事件の手配、現場保存などを行っている。 交番勤務の警察官にとって頼れる兄貴分のような位置づけ。パトロール中にトイレ休憩をとるために権堂町交番を訪れた。クリスマス直前、士朗との久しぶりの再会で、自分に恋人ができたのを自慢したくて仕方がない。車のハンドルを握ると、面白いくらいに性格が変わる。好きな食べ物はジビエ料理。

牛尼 (うしあま)

長野中央警察署の自動車警ら班の巡査部長の男性。普段は甘利孝介と行動を共にしている。普段はパトカーに乗り、不審者の職務質問や交通取り締まりを行っている。ほかにも、パトカーの機動力を活かし、事件現場にいち早く駆けつけ、犯人の検挙や事件の手配、現場保存などを行っている。交番勤務の警察官にとって頼れる兄貴分のような位置づけ。 パトロール中にトイレ休憩をとるために権堂町交番を訪れた。最近太ってきたのを気にしている。冗談を言うことが多く、基本的に面白い人物だが、パトカーの運転中、サイレンを鳴らすとスイッチが入り、人格が凶暴になる。

保谷 (ほや)

若松町交番に勤務している女性警察官。年齢は20歳。身長148センチと小柄だが、とてもパワフルで、特技は柔道。百瀬千佳と仲がよく、女子会を開いては、仕事の愚痴や悩みの相談をしあっている。酒は最近飲み始めたばかりだが、ピッチが速いのに顔色一つ変わらないうえ、翌日にもアルコールを一切残さない強者。刑事ドラマを見て憧れたことがきっかけで、警察官を目指すようになった。

ばーちゃん

穂苅士朗の祖母。長野県上水内郡小川村で、士朗の伯父家族といっしょに住み、生活を共にしている。かわいらしいお婆ちゃんだが、スマートフォンを駆使し、課金してゲームを楽しんだりと、老後を謳歌している。イケメンが大好き。

女性指導員 (じょせいしどういん)

「長野県交通安全教育支援センター」の指導員を務める女性2人組。片桐由理子とは同期。高齢者や児童、幼児などを対象に、交通安全教室を開催している。パンダの着ぐるみや紙芝居などで楽しめる内容にし、交通安全に関する意識を高めるため活動している。交通安全教育支援センターの指導員は、結婚して育児休暇が明けたり、子育てが一段落した元警察官の女性などによって構成されている。

お嬢さん (おじょうさん)

長野に引っ越して来たばかりの女性。巡回連絡でやって来た穂苅士朗と手塚衛に対し、明らかな不信感を示し、巡回連絡カードに個人情報を記入することを拒絶。同様に近隣をまわる2人の姿を見て、ようやく警戒心を解いた。慣れない長野での突然の降雪に戸惑い、車を冬用タイヤに変えようとしたが、自分1人ではタイヤが重くて車に積み込むこともできず、困っていた。 士朗と手塚を頼ってようやく解決に至ったため、次回には巡回連絡に協力すると約束する。

おばあちゃん

一人暮らしの老婆。孫を名乗る者から電話があり、車の事故や緊急手術により高額な手術代が必要になったなどと伝えられた。ひとまず電話を切ったが、もしかしたら詐欺なのではないかと怖くなり、巡回連絡中の穂苅士朗に相談。権堂町交番で詳しく調査をすることになる。

酔っ払い (よっぱらい)

酒で泥酔していた男性。クリスマスを間近に控えた日、町中をパトロール中の穂苅士朗と手塚衛が遭遇した。泥酔しているにもかかわらず、車を運転して帰ろうとしたり、路上で爆睡してしまったり。見かねて介抱してくれた士朗に嘔吐したりしたため、権堂町交番で世話になった。先日、酒に酔ってつい口から出てしまった言葉で孫を傷つけ、孫に嫌われたから自宅に帰りたくないと言い始める。

長野県外から遊びに来ていた男性。7年前に行われた小川神社御柱大祭で、禁止されているドローンを木の影からこっそり飛ばそうとしていた。そこを穂苅士朗と手塚衛に見つかり、注意を受けた。事情を聞かれ、叱られたものの、野沢菜のおやきのおいしさに感動し、2人とは笑顔で別れたという過去があった。それから7年が経ち、今回の御柱大祭では結婚し、奥さんと子供といっしょに見に来ている姿が見られた。

清水 ほのか (しみず ほのか)

女子高校生。友人と3人で帰宅途中、痴漢に遭遇し、偶然通りかかった穂苅士朗と手塚衛によって事なきを得た。しかし翌日、再び不審な人にあとをつけられ、怖い思いをする。慌てて警察に助けを求めたが、不審者だと思い込んでいた人物は、心配してついて来た自分の父親だったと判明。勘違いではあったものの、防犯に対してより意識を高めることになった。 これをきっかけに警察官への意識も変化。もともと制服フェチだったので、警察官ファンとなった。最近になって自転車に乗る練習を開始。だいぶ乗れるようになったものの、まだ転ぶことが多い。交通ルールについては、これから勉強予定と豪語している。

ライポくん

長野県警察の公式シンボルマスコット。長野県の鳥「雷鳥」をイメージして作られたキャラクター。交通安全運動など、地域のイベント時には穂苅士朗が着ぐるみの中に入って活動している。会話などの意思疎通は、主に立て札を手に持って行っており、基本的にはしゃべらない。

集団・組織

長野県警察本部通信指令課 (ながのけんけいさつほんぶつうしんしれいか)

長野県中からかかってくる110番通報を受ける部署。事故や事件などに遭遇して緊急事態に陥っている相手から、何に困っているのかなど詳細を聞き出し、同時に管轄の警察署に警察官を急行させるよう指令を出す。そのうえで、一番近くの交番のお巡りさんが現場に駆けつける仕組みになっている。各デスクには、3色のライトが付いており、緑色は現在通報が来ていない状態、橙色は110番通報受理中、赤色は重要事件が起きた状態を意味する。 通報してくる人はパニックに陥っていることが多く、要領よく話せないため、その通報を受けてからの短時間が勝負となり、受理した者には、つねに相手を落ち着かせて、話をうまく聞き出す努力が必要とされている。

場所

権堂町交番 (ごんどうちょうこうばん)

長野県長野市の中心街にある長野中央警察署の管内の交番。穂苅士朗や手塚衛らが勤務している。途中、建物の老朽化に伴い、新しい建物に引っ越しをして心機一転再出発をする運びとなった。交番勤務の警察官達は、それぞれ生まれ育った権堂町で、子供の頃から慣れ親しんだ旧交番に思い入れを持っている。小さな交番ではあるものの、つねに複数の警察官が交番に勤務している。 日勤または週休(休日扱い)グループ、朝から翌朝まで勤務の当直グループ、非番(夜勤明け)グループの3グループで交代制となっている。

東飯田酒造店

社会見学と称して、非番の穂苅士朗と手塚衛が酒蔵見学に訪れた場所。社長の飯田さんが代表を務めている。蔵人が丹精込めて仕上げる酒には定評があり、出来は素晴らしいものとなっている。

パティスリー・オースガ (ぱてぃすりーおーすが)

長野県長野市の権堂町にあるケーキ屋。手塚衛が、クリスマスイブに当直の予定となっていた穂苅士朗と桜井一弘、百瀬千佳を連れてケーキバイキングに行く約束をした場所。

善光寺 (ぜんこうじ)

長野県長野市にある無宗派のお寺。今は2つの宗派によって管理運営がされている。はるか昔から、宗派、男女、貴賤を問わず、誰にでも平等なお寺として人気が高い。「名物味噌ソフトクリーム」が人気を博している。

地獄谷野猿公苑・渋温泉

長野県高井郡山ノ内町にある観光地。猿が温泉に浸かる姿が見られる。手塚衛のお気に入りの場所であり、手塚のリクエストで穂苅士朗と共に訪れた。渋温泉外湯巡りや、足湯、温泉卵が名物となっている。

イベント・出来事

小川神社御柱大祭 (おがわじんじゃおんばしらたいさい)

長野県上水内郡小川村で7年に一度行われるお祭り。雑踏警備のため権堂町交番からも警察官が派遣される。「御柱祭」といえば、諏訪で開催されるダイナミックなものが代表的で有名だが、小川村のものは、ゆっくりを意味する「よいと」の掛け声と共にゆっくりと御柱をひいて、県道を小川神社まで辿っていくものであり、村中が参加して盛り上がる大切なお祭りとなっている。

伊勢志摩サミット (いせしまさみっと)

伊勢、志摩で行われたG7サミット首脳会議。7か国の代表が集まり、国際社会が直面するさまざまな課題について話し合う。日本、アメリカ合衆国、フランス、ドイツ、イギリス、カナダの各国首脳、並びに欧州理事会議長、欧州委員会委員長が参加した。毎年持ち回りで1つの国が責任もって開催することになっている。 日本の伊勢、志摩で行われた今回は、テロなどを未然に防止するため、日本全国から優秀な警察官が選出されたが、そのなかに穂苅士朗も含まれている。

長野びんずる (ながのびんずる)

長野県長野市で毎年8月上旬に行われる市民祭り。権堂町交番からも雑踏警備のために警察官が派遣されている。長野市民に親しまれており、昼の部は子供神輿や魚のつかみ取りなどのほか、「びんずる男選び」という福男を決めるイベントも開催。賑やかなものとなっている。夜の部では、しゃもじを持って踊る「びんずる踊り」や花火大会も行われる。

長商デパート大売出し

長野商業高等学校で毎年1回3日間開催されている大売出し。生徒と職員を株主として運営されている模擬株式会社となっている。学校のなかに会社組織があり、仕入れから販売、経理、人事、会場、宣伝、サービス、用度など年間を通じて行っている。企業計画、実施、統制に至るまですべてを生徒が主体的に運営、実践する商業学習実践の場。当日は校内に用意されたさまざまな商品を買い求めようと、たくさんの人が訪れるため、大いに盛り上がり、家族や地域の人々から親しまれている。 今年は穂刈薫が鮮魚コーナーを担当した。

節分会追儺祭 (せつぶんえついなさい)

長野県長野市で毎年行われる節分の豆まきイベント。会場である善光寺と秋葉神社では時間差で豆まきが開催されるため、両方に参加しようとする人も多い。毎年多くの有名芸能人が参加して大盛況となっており、権堂町交番からも雑踏警備のため警察官が派遣される。

その他キーワード

巡回連絡 (じゅんかいれんらく)

交番勤務などの警察官が、家庭を訪問し、犯罪の予防や交通事故防止について指導連絡したり、意見要望の聴取を行ったりする活動。巡回連絡カードに、緊急時の連絡先などを記入してもらうこともこの一環だが、最近は警戒心も強く、個人情報の取り扱いに慎重な姿勢を見せる市民も多くなり、簡単には記入してもらえない状況となっている。

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