概要・あらすじ
10年前に、最強の「魔砲使い」黒姫に助けられた零は、凄腕の銃の使い手に成長していた。黒姫に一目惚れしていた零は、彼女を探す旅の途中で、鬼丸団という悪党に追われる少女に出会う。何故かその少女は黒姫の銃を持っていたのだった。
登場人物・キャラクター
黒姫 (くろひめ)
世界最強の魔砲使いとして、語られている銀髪の女性。長らく見た者がおらず、死亡したことになっていた。しかし、呪いによって幼女化して生きており、姫子と名乗り零と共に各地を冒険する。
零 (ぜろ)
四丁の拳銃を使って戦う心優しい若者。高速で銃弾を放ち豪速四連銃の零として、勇名をはせている。幼い頃に、黒姫に命を助けられており、以後、彼女を慕い続けている。
阿修羅 (あすら)
黒姫を陰ながら見守る黒髪の少女。黒姫が呪いにより、姫子になっていることを知っている。阿修羅の正体は魔神であり、腕が6本になり炎を自在に操ることができる。
鬼丸 (おにまる)
過去、黒姫に青春のすべてを捧げ、捨てられた巨漢の大男。犬丸団のリーダー。背中に犬の焼き印を入れられており、復讐のために黒姫を追い続けている。
優花 (ゆうか)
薔薇の森に住む美女。心優しい性格で、多くの男が慕って彼女の元を訪れる。しかし、体は薔薇姫に支配されており、薔薇姫が人間の生気を吸い取るために利用されている。
薔薇姫 (ばらひめ)
薔薇の森の姫。美しい外見だが、美貌を維持するために人間の生気を吸っていた。そんな折、黒姫により、老婆に姿を変えられてしまったため、偶然出会った優花の体を利用して、黒姫への復讐を画策する。
華音 (かおん)
光昇城を治める城主に仕えていた剣士。しかし、偽黒姫により、城を奪われただけでなく、城主や多くの戦友まで殺害され、復讐を誓う。巨大な大剣を軽々と扱うが、その代償として、体の大部分の肉体を失っている。
偽黒姫 (にせくろひめ)
黒姫を名乗り光昇城を陥落させた魔砲使い。だが、外見は黒姫とは似ても似つかず、姫子が彼女の噂を聞いたときには、怒り狂っていた。
菓子姫 (かしひめ)
お菓子の城を築き、誘い出した人間を使って魔砲の実験を行っていた女性の魔砲使い。カラスの姿をした魔弾を使用し、零や姫子を苦しめるが、覚醒した黒姫に完敗する。
夜行姫 (やこうひめ)
石の里に住む宝石人の少女。宝石人は陽の光を浴びると宝石になってしまう体質で、彼女も例外ではない。石の里に迷いこんだ零らを助ける。
穿花 (さいか)
犬丸団一の美男子。姫子を手籠めにするために、鬼丸により呼び出される。姫子に接近して彼女を骨抜きにしようとするも、見破られ覚醒した黒姫により、撃退される。
凶々婆 (きょきょばあ)
強力な魔砲を使う塔婆の魔砲使い。人間を物に変えることができる魔砲を使い、自動で動く椅子を作るために、村の人々を利用していた。零や姫子も皿に変化させて、苦戦させたが、最期は黒姫に倒される。
七 (なな)
凶々婆により、村人が物に変化させられてしまった村の娘。父親や母親が物に変化させられており、仕方なく従っていたが、偶然訪れた零や姫子たちと協力して、凶々婆を倒そうと画策する。
猛阿威 (もあい)
『魔砲使い黒姫』に登場する、ある山の民に信奉されている神。細長い顔面だけの生き物で、圧倒的な力を有する。人間の姿の阿修羅を寸前まで追いつめた。しかし、黒姫と、魔神の姿となった阿修羅の前に惨敗する。