宙のまにまに

宙のまにまに

読書が好きな高校生大八木朔が、幼馴染みの明野美星の所属する蒼栄高校天文部の一員となり、マイペースな彼女に振り回されながらも、天文部部員としての様々な活動を通じて、星を見ることの楽しさを知り、同時に自分の進む道を探していく姿を描く。

正式名称
宙のまにまに
ふりがな
そらのまにまに
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

幼少時に一時期過ごした町に帰ってきた大八木朔は、春から通う蒼栄高校で幼馴染みの明野美星と再会。さらに彼女の強引な勧誘によって天文部へと入部することになる。そして天文部でのさまざまな人との出会いや活動を通じて、大八木朔は星を見ることの楽しさに目覚めていく。

登場人物・キャラクター

大八木 朔 (おおやぎ さく)

読書好きの物静かな高校生。親の仕事の関係で転校を繰り返していたが、中学卒業後に幼少時に2年間過ごした小杉野市に帰ってきて、地元の蒼栄高校に入学。そこで子どもの頃によく遊んだ明野美星と再会、彼女の強引な勧誘で天文部の一員となる。クラス内では目立たないようにして、一人静かに読書を楽しみたいと思っていたが、マイペースな美星に振り回されて、校内でも話題の人物となってしまう。 美星に対しては、幼少時の体験がトラウマとなっており、再会当初は拒絶していたが、誤解とわかり打ち解ける。文学好きで、生徒会長兼文芸部部員の琴塚文江と気が合い、文芸部の活動に協力したりしている。

明野 美星 (あけの みほし)

大八木朔の一つ年上で、同じ蒼栄高校に通う。天文部所属。星が大好きで、星に関することに対しては、ついついハイテンションになってしまう。そのため、数日間星が見られない日が続くと行動不能になるほど落ち込んでしまうことも。大学教授で美星に星の魅力を教えてくれた父を交通事故で亡くしている。 星の位置を即座に把握することができ、「人間星座早見」の異名を持つ。3年に進級した時、路万から部長の座を引き継ぎ2代目天文部部長となる。理系科目は得意だが、文系は壊滅的に苦手。

矢来 小夜 (やらい さよ)

明野美星の同級生で天文部所属。美星とは小学校以来の親友で、天文部に入ったのも美星の影響による。暴走しがちな美星のお目付役として周知されており、小中高と同じクラスとなっている。黒髪ロングの清楚系キャラで性格もおしとやか。着やせするタイプで、水着姿を披露した時は、男性のみならず同性からも注目を浴びた。 実家はお寺で、檀家や近所の子供たちにも好かれている。

蒔田姫 (まきたひめ)

蒼栄高校の大八木朔のクラスメイト。小学生の時、ふわふわの天然パーマの髪を「ドリフ」とからかわれたため、自分の髪にコンプレックスを持っている。高校入試の際、偶然同じバスに乗り合わせた大八木朔に髪を褒められたことで大八木朔に好意を持ち、高校で再会した時に気持ちが再燃、大八木朔を追いかけるようにして天文部に入部する。 美星のことを「年増先輩」と呼び、ライバル視している。

路万 健康 (ろま たけやす)

蒼栄高校天文部部長。非常に病弱で、ことあるごとに吐血を繰り返し、天文部部室の仮眠用のベッドで寝込んでいることも多い。天文に関する情熱は強く、特に神話絡みの星座が好き。子供の頃に天文クラブで出逢った近江あゆみに慕われている。

江戸川 正志 (えどがわ まさし)

蒼栄高校の生徒で、大八木朔のクラスメイト。正式には写真部に所属しているが、天文部にも頻繁に出入りしており、部員同然に思われている。合宿で天体写真の撮り方をレクチャーするなど、天文部部員にとっても頼もしい存在。お調子者の面はあるが、明るい性格で、天文部のムードメーカーでもある。

日佐壁 笑 (おさかべ えみ)

大八木朔が2年生の時に蒼栄高校天文部に入部してきた新人部員。蒼栄高校OBである兄を尊敬しており、当初は兄の在籍した地学部への入部を考えていたが、地学部が天文部に代わっていたので、天文部に入ることとなる。極度の石マニア。

藤村 はるき (ふじむら はるき)

大八木朔が2年生の時に蒼栄高校天文部に入部してきたもう一人の新人部員。文化祭で見たプラネタリウムに感銘を受け、天文部入部を決意した。天文に関しては初心者。天体写真に特に興味を持ち、フォトコンテストで最優秀賞を獲るほどに上達した。

琴塚 文江 (ことづか ふみえ)

蒼栄高校生徒会会長。明野美星の同級生で、文芸部に所属する。美星とは小中高と同じ学校。性格は真面目で、規則や風紀にはうるさい。何かと騒ぎを起こしがちな美星を敵視しており、厳しい態度で臨んでいる。大八木朔の文才を認めており、彼に対して単なる好意を超えた特別な感情を抱いている。

草間 望 (そうま のぞむ)

蒼栄高校の教師で天文部顧問。大八木朔のクラス担任。美星の父の教え子で、美星の父が存命中は美星と3人で星を見に行ったりしたこともある。蒼栄高校に教師として着任する前は、海外でボランティア活動をしていた。美星にとっては兄のような存在である。

羽鳥 晴子 (はとり はるこ)

小杉野市内にあるこども宇宙科学博物館の職員で、プラネタリウムの解説を担当する。明野美星や矢来小夜とは知り合い。蒼栄高校天文部に対して好意的で、なにかと協力してくれる。蒼栄高校の文化祭では、天文部の展示したプラネタリウムに来場者をうまく誘導するのに一役買った。 草間望に気があり、積極的にアタックしている。

近江 あゆみ (おうみ あゆみ)

野木城高校天文部部長。蒼栄高校の文化祭で天文部の活動に注目し、同校を高天ネットに招待する。子供の頃に出逢った路万のことを「自分に星の楽しさを教えてくれた人」として想い続け、高校生になって再会した後も、その気持ちを貫いている。恋に対して奥手な路名をぐいぐいリードする積極さを持つ。

杏 ゆきえ (あん ゆきえ)

高見女子天文部部員で、後に部長となる。大人しく引っ込み思案な性格である一方、トラブルにもうろたえたりしない、しっかりとした面も持つ。女子校育ちのため男子は苦手だが、1つ年下の大八木朔とは気が合い、悩みの相談に乗るなど、親密なところを見せている。

集団・組織

高天ネット (こうてんねっと)

『宙のまにまに』に登場する組織。正式名称は県内高校天文ネットワーク。県内の高校の天文部および天文活動をしている部活動の集まりで、定期的に合同観測会などを実施している。野木城高校が主導となっている。

アニメ

宙のまにまに

幼少時と変わらぬ印象の元気少女、明野美星と高校で再会した主人公の少年、大八木朔。彼女の激しいテンションに巻き込まれ、所属する天文部へと入部することになった朔は、天文部の仲間たちとの夏合宿や文化祭、他校... 関連ページ:宙のまにまに

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