島耕作の事件簿

島耕作の事件簿

島耕作が、一夜を共にした女性宅で怪事件に巻き込まれ、殺人事件の犯人として警察に追われながらも真相を究明していく姿を描く。舞台は1990年、課長時代の島耕作を描いたスピンオフ作品。原作は『金田一少年の事件簿』などを手掛ける樹林伸。「モーニング」2017年38号から連載。

正式名称
島耕作の事件簿
ふりがな
しまこうさくのじけんぼ
漫画
原作
ジャンル
推理・ミステリー
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概要・あらすじ

バブル崩壊目前の1990年11月9日、島耕作は見知らぬ女の部屋で目覚める。女は島のネクタイを首に巻きつけて、ベッドで死んでいた。激しく動揺しながらも、島は昨晩起きた出来事を思い返してみた。バーで女から部屋に誘われ、行為の最中に首を絞めて欲しいと頼まれたことは覚えている。しかし自分が殺した記憶はない。するとチャイムが鳴り、鍵を開けて、部屋に女性が入ってきた。

彼女は死んだ女性の妹、若槻美緒。警察を呼ぶという彼女を必死に説得する島。そこへ電話で駆けつけた探偵の小暮久作も加わり、不可解な現象について説明する。島は事件の真相を探るため、また自分の嫌疑を晴らすため、少し時間が欲しいと美緒に頼む。美緒は島たちを信用はしないが、姉を殺した犯人の真相を知りたいと、行動を共にする決意をする。

事件の真相を探り、自身の潔白を晴らすため、島の逃亡の日々が始まった。

登場人物・キャラクター

主人公

キャラクター紹介『島耕作シリーズ』の主人公。1947年9月9日生まれ。1970年に大手電器メーカー初芝電器産業に入社した団塊世代のエリート。派閥争いに巻き込まれて左遷されることも多いがそれを糧に変える... 関連ページ:島 耕作

小暮 久作 (こぐれ きゅうさく)

私立探偵を営む島耕作の友人の男性。探偵としてはかなり優秀で、公私ともに島のサポート役を務める。角刈りにアゴひげ、四角い顔で体型は少し太め。ピッキングの技術を持ち、ドアチェーンの外し方も知っている。ヤクザとも対等に渡り合う度胸の持ち主。

若槻 美緒 (わかつき みお)

亡くなった若槻鏡花の妹。髪型は前髪を真ん中あたりで分けたショートカットで、メガネをかけており、地味な風貌。大学も留年している。4年前に母が亡くなり、六本木の実家は姉が管理していたが、姉が亡くなって実家を相続することになる。恋人は日比野響介。

若槻 鏡花 (わかつき きょうか)

バーで島耕作を自分の部屋に誘った女性。一夜を共にするが、翌日何者かに絞殺されてしまう。一流企業、住菱不動産勤務する26歳の美女。六本木に実家があり、その価値は20億にのぼる。母は4年前に他界しており、実家は若槻鏡花が管理し、住民票も実家に残したままだった。また、妹の若槻美緒の恋人、日比野響介のことを、興信所に調べさせていた。

日比野 響介 (ひびの きょうすけ)

若槻美緒の恋人。前髪を真ん中あたりで分けている、端正な顔立ちの青年。美緒には証券会社で働いていると言っているが、詳しい話はしていない。若槻鏡花が管理している若槻姉妹の実家から、興信所で調べさせた日比野響介の調査報告書が見つかる。

連城 竜 (れんじょう りゅう)

講談不動産を名乗る地上げ屋。細身でメガネをかけており、ヘビのような眼をした男性。大きな携帯電話と拳銃をかばんに入れている。若槻鏡花の六本木の実家の鍵を持っており、鏡花が亡くなったことを知って驚いていた。

関連

島耕作シリーズ (しまこうさくしりーず)

大手電機メーカー初芝電器産業に務める島耕作が課長から社長へと昇進して活躍する約30年間を描いた弘兼憲史の代表的シリーズ作品。初期はサラリーマンの悲哀、オフィスラブを中心にした物語だったが、出世するにつ... 関連ページ:島耕作シリーズ

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