今日、恋をはじめます

今日、恋をはじめます

オシャレや恋を諦め地味に生きてきた日比野つばきが、一人の青年との出会いで自分を変え、本気でやりたい事を見つけていく姿を描く長編。

正式名称
今日、恋をはじめます
ふりがな
きょう こいをはじめます
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
巻数
既刊15巻
関連商品
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概要・あらすじ

勉強だけを取り柄に生きてきた日比野つばきは、滑り止めで受かった高校で憂鬱な学園生活をスタートさせた。隣の席になったのは、入試をトップで合格したロン毛のチャラそうな男子。椿京汰というその男子は、早速つばきのダサい見た目を執拗にからかってくるのだが、カッとなったつばきはハサミでそのロン毛を切ってしまう。

最悪な幕開けでスタートした二人の高校生活だが、お互いの存在が大きくなるにつれ、それはかけがえのない時間に変わっていくのだった。

登場人物・キャラクター

日比野 つばき (ひびの つばき)

おしゃれや恋に興味はあるものの、自信の無さから地味な自分を捨てきれずにいる。自分には勉強しかないと思い、一流大学を目指すだけの味気ない日々を送ってきた。長く伸ばした髪をおさげにするという古臭いスタイルで、妹からは戦時中の女子高生のようだと言われている。高校入学早々、トップ合格の椿京汰に「昭和女」とからかわれたつばきは、京汰のロン毛をハサミでバッサリ切ってしまう。 それからも二人は何度が衝突するが、最後は必ず自分を守ってくれる京汰につばきは惹かれていく事となる。髪のセットにおいて並外れた才能があり、学園祭など学校行事がある度に、クラス全員のヘアセットを担当している。やりたい事がしっかり見えている京汰の側で、一流大学を目指すだけの自分に疑問を感じ始めるも、進む道が定まらずもがきはじめるのだった。

椿 京汰 (つばき きょうた)

主人公日比野つばきの恋人。高校を主席で合格した天才で、見た目のかっこよさやリーダーシップで、男女から絶大な人気を誇る。母親が恋人を作り家を出たことがトラウマで、女性を異常なほど拒絶する。女は落とせるかどうかという賭けの道具としか思っておらず、最初つばきに近づいた理由も、ターゲットに最適だと思ったから。 しかし、裏表がなく不器用なほど直球勝負のつばきには、これまでの手は一切通じず、次第に本気の恋に変わっていく。つばきと付き合ってからは、人が変わったように優しくなり、周囲が呆れるほどの彼女一筋。月が大好きで、将来は宇宙工学に携わるのが夢。

日比野 さくら (ひびの さくら)

主人公つばきの妹。姉とは正反対で、おしゃれや恋に積極的。高校の学祭で京汰に一目惚れするも、夏休みの旅行先で振られてしまう。その直後、京汰の親友西希に告白され現在はカップル同士。恋に不器用なつばきを常に叱咤し、一番近くで京汰との恋をサポートしている。

西希 (にしき)

京汰の親友。京汰とは小学生の時からの幼なじみで何でも知っている。つばきの妹さくらに一目惚れし、アタックの末恋人同士になった。つばきに京汰の過去を教える貴重な存在。

山内 有砂 (やまうち ありさ)

主人公つばきをいじめるクラスメイト。京汰の取り巻き女子のリーダー格で、恋人であるつばきを目の敵にする。仲間の不良たちにつばきを襲わせようと法律ギリギリの手までつかったが、自らのしたことを後悔。後日反省して謝罪し、現在はつばきの護衛として他の取り巻き女子から守っている。

市倉 深歩 (いちくら みほ)

主人公つばきの親友。実は中学の時から京汰に片思いしており、同じ高校に通うため明應高校を受験した。しかし、京汰にとって女子は落とせるかどうかの賭けの道具でしかなく、自分から想いを伝えるのをずっと諦めてきた。その代わり、毎回、京汰のターゲットとなる女子と親しくなり、側で自分の存在をアピールする事に徹している。 高校でもいつものようにつばきに近づき、いい友人を演じていたが、今までの女子とは違い、京汰に振られても逞しく立ち向かっていく姿に心打たれ、本気で友達になりたいと思うようになる。陸上の県大会に出るほど足が速い。

ユキ先輩 (ゆきせんぱい)

京汰の元セフレ。京汰と同じく、決まった相手を作らずに遊んでいる。京汰がつばきと付き合いだした後も、体の相性を理由にセフレに戻ろうとしてくる。つばきの事もいつもからかい、京汰はコスプレが好きで、普通のプレイじゃ満足できないなど、嘘の情報でつばきを同様させている。 根は意外と優しく、2人の関係を密かに理解し、見守っている。

ハルステッド 万央 (はるすてっど まお)

京汰の幼なじみで親友。アメリカ人の父をもつハーフ。中学の時付き合っていた彼女を、京汰に無理やり奪われたと誤解している。その恨みを晴らすため、京汰の恋人であるつばきに近づき教室で襲おうとしたが、元々優しい性格のため途中で断念。京汰の事が好きな気持ちと、裏切られたことへの恨みで複雑な感情を抱いている。 猫が寄ってくる体質で、いつも猫の集団を引き連れて歩いている。

黒瀬 梨加 (くろせ りか)

京汰の中学の時の同級生。京汰とハルの関係を壊した小悪魔女子。中学の時、ハーフであるハルとヤッてみたという理由だけで付き合うも、純粋すぎるハルが面倒くさくなり京汰に乗り換えようとした。京汰に振られた腹いせに、無理やり襲われそうになったとハルに嘘をつく。 二人の友情を切り裂いた事を謝罪するようつばきに説得されるも、一切悪びれた様子がない。

京汰の父

京汰の父親。中学の教師をやっており、絵に描いたような完璧な教師として評判。しかし家ではDV夫で、妻が出ていった後は息子である京汰に手を出す用になった。

丸茂先生

主人公つばきの高2の時の担任。体育教師である田所とは、昔一人の女性を取り合った仲で、常にライバル心を燃やしている。内申書の推薦を交換条件に、実行委員であるつばきに体育祭の勝利を約束させた。

村田君

主人公つばきの2年次のクラスメイト。大学び推薦入学を狙っており、同じ目的のあるつばきと共に内申目当てで体育祭の実行委員をやることになる。

京香 (きょうか)

京汰の母親。旦那のDVに耐えられず、幼い京汰を置いて家を出た。その時真摯に相談に乗ってくれたパート先の店長とは、今でも恋人関係。家を出て7年経った今でも、京汰への未練が断ち切れずにいる。度々京汰に会おうと家を訪れるも、いつも冷たく追い返されてしまっていた。しかし、北海道へ引っ越す前日、つばきの協力で京汰と二人きりの時間をもつことができた。

菊月 菜子 (きくづき なこ)

主人公つばきの恋のライバル。つばきが第一志望で落ちた成慶高校の生徒。つばきとは同じ予備校で出会う。京汰と同じく宇宙工学に興味があり、何かと講演会の手配やコネ作りに協力的。しかし実際は京汰に気があり、つばきに宣戦布告し彼女の地位を狙っていた。しかし、京汰のつばきに対する想いは並大抵ではなく、最後は負けを認め、身を引いた。

神永尊

京汰の憧れる航空宇宙工学の教授。元々東大で教えていたが、京都の大学へ移籍することになる。京汰の志望大も東大から教授のいる京都の大学に代わり、つばきとの遠距離恋愛が決まった。つばきの恋のライバルである菊月も神永を尊敬しており、彼の本をバイブルとしている。

花野井 博 (はなのい ひろ)

主人公つばきの師匠。予約は数ヶ月待ちという人気スタイリストで、つばきを街で見かけ、ヘアモデルにスカウトする。最初はつばきの美しい髪に興味を持って近づいたが、美容師になる素質に気づき、自分の店で修業するように勧める。難関進学校の成慶高校の卒業生。つばきを恋愛対象として見るようになってからは、京汰に対して露骨に意地悪をするようになる。 ドSキャラで、つばきを突き放したり自信を喪失させるような事をズバズバ言うが、それは愛情の裏返し。

場所

明應高校 (めいおうこうこう)

主人公つばきが滑り止めとして受けた私立高校。はじめは三流高校とバカにしていたつばきだが、京汰や親友深歩との出会いで考えが変わっいく。

波照間島 (はてるまじま)

主人公つばきと京汰が修学旅行で訪れた島。南十字星をみるために内緒で滞在を一日伸ばした二人は、その夜一気に距離を縮めることとなる。

カラオケ王

京汰と西希がバイトするカラオケ店。京汰がバイト前につばきとのデートに利用するのもここ。

Parfait (ぱるふぇ)

主人公つばきがバイトする美容室。人気スタイリストである花野井が働く店として有名で、彼に認められたつばきが修行を積むため見習いをしている。

書誌情報

今日、恋をはじめます 15巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2008-01-25発行、 978-4091315403)

第2巻

(2008-04-25発行、 978-4091315908)

第3巻

(2008-07-25発行、 978-4091318305)

第4巻

(2008-10-24発行、 978-4091321077)

第5巻

(2009-02-26発行、 978-4091323002)

第6巻

(2009-06-26発行、 978-4091324245)

第7巻

(2009-10-26発行、 978-4091326096)

第8巻

(2010-02-26発行、 978-4091330345)

第9巻

(2010-06-25発行、 978-4091332400)

第10巻

(2010-10-26発行、 978-4091335142)

第11巻

(2011-02-25発行、 978-4091336774)

第12巻

(2011-06-24発行、 978-4091338471)

第13巻

(2011-11-25発行、 978-4091341471)

第14巻

(2012-02-24発行、 978-4091342843)

第15巻

(2012-05-25発行、 978-4091345202)

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