デッドマン・ワンダーランド

デッドマン・ワンダーランド

片岡人生・近藤一馬による同名漫画作品のアニメ化。無実の大量殺人容疑で民営刑務所「デッドマン・ワンダーランド」に死刑囚として収監された中学生・五十嵐丸太が、「罪の枝」を持つ能力者たちと生存を賭け戦う姿を描く。バイオレンスアクションが特徴の作品であり、放送時には残虐描写や放送コードに引っ掛かる台詞に関して、自主規制音や映像処理での修正が行われた。

正式名称
デッドマン・ワンダーランド
ふりがな
でっどまんわんだーらんど
原作者
原作者
制作
マングローブ
監督
初見浩一
放送期間
2011年4月19日 〜 2011年7月5日
放送局
TOKYO MX
話数
12話
ジャンル
アクション
関連商品
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概要・あらすじ

東京を襲った、重力崩壊による大災害「レッドホール」から10年後。疎開先の長野県で平和に暮らしていた五十嵐丸太は、ある日学校へ現れた謎の赤い男にクラスメイト達を惨殺された上、唯一の生存者であったことからその罪を着せられてしまう。

死刑を宣告され、テーマパークとしても知られる完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」へ収監される丸太。そこには幼馴染みを名乗る少女・シロも収監されていた。

刑務所の真の姿が「罪の枝」と称される能力を持つ者「デッドマン」たちを収容するための場所であり、自身もその一人であると知った丸太は、能力者同士の生存を賭けた戦いに身を投じざるをえなくなる。

登場人物・キャラクター

五十嵐 丸太 (いがらし がんた)

レッドホールに際して長野県へと疎開し、以後平和に暮らしていた中学2年生の少年。心優しく、真っ直ぐな性格の持ち主。ある日、赤い男の襲撃によりクラスメイトを惨殺された上、その濡れ衣を着せられ、死刑囚として民営刑務所「デッドマン・ワンダーランド」のG棟送りとなる。 コード名は「ウッドペッカー」。赤い男に襲われた際、胸に赤いダイヤを撃ち込まれており、それにより「罪の枝」の能力「ガンタガン」を有する。

シロ

「デッドマン・ワンダーランド」G棟の囚人で、一人だけ異なる囚人服を着た、白い髪と赤い瞳が特徴的な謎の少女。常識知らずだが純粋で明るい性格をしており、曰く五十嵐丸太とは幼馴染みかつ親友。 少し蹴っただけで壁を破壊できる程の身体能力を持ち、その力を活かして丸太をたびたび助けたり励ますが、時に空回りしてしまうこともある。

鷹見 羊 (たかみ よう)

「デッドマン・ワンダーランド」一般棟の囚人で、五十嵐丸太が獄中で初めて親しくなった少年。妹の水名月を探すため自ら望んで囚人となった。普段は温厚そうに見えるが、目的のためなら手段を選ばない部分があり、丸太へと近づいたのも意図的なもの。 子供の頃からレッドホール後の世界を生き抜いてきたため、卓越したスリやピッキングの技術を持つ。

鷹見 水名月 (たかみ みなつき)

「デッドマン・ワンダーランド」G棟の囚人で、独房内で花を育てている物静かで可憐な少女。コード名はハミングバードで、また鷹見羊は実の兄。その本性は狂気的な性格の持ち主で、度を越した暴言を連発する。 「罪の枝」の能力「ウィップ・ウイング」を有しており、血と髪の毛を一体化させ意のままに操ることが出来る。

千地 清正 (せんじ きよまさ)

「デッドマン・ワンダーランド」G棟の囚人で、筋骨隆々とした逞しい体格の青年。コード名は「クロウ」で、「罪の枝」の能力「クロウ・クロウ」を有する。常に強い相手と戦うことを生きがいとしている戦闘マニアであり、死肉祭の初戦にて五十嵐丸太と対戦。 敗北を喫したことで右目を失うも、以後は丸太に味方し、特訓に付き合うようになる。女嫌いであり、口癖は「ズッパシ」。

玉木 常長 (たまき つねなが)

五十嵐丸太を担当する弁護士の男性。その正体は「デッドマン・ワンダーランド」のプロモーターであり、実質的な支配者。周囲から猛反対を受けつつも、囚人を玩具と称して殺人ショーを続けている。 また丸太に無実の罪を着せるよう仕向け、「デッドマン・ワンダーランド」へと収容させた張本人でもある。

蒔名 フリューゲル 季和子 (まきな ふりゅーげる きわこ)

「デッドマン・ワンダーランド」の看守長を務める女性。元自衛隊員で、「規律こそが秩序をもたらす」というモットーを持つなど正義感が強い。そのため囚人には厳格であるが、部下からは厚い信頼を得ている。 「デッドマン・ワンダーランド」の裏事情は知らさせれておらず、また玉木常長のやり方に不満を抱いている。

赤い男 (あかいおとこ)

突如五十嵐丸太の通う中学校に現れ、丸太以外のクラスメイトを全員殺害した謎の男。その際に丸太の胸部へ赤いダイヤを撃ちこんでおり、彼が「デッドマン」となる元凶となった。丸太が収容された後の「デッドマン・ワンダーランド」にも、突如として出現する。

デッドマン

『デッドマン・ワンダーランド』に登場する概念で、「罪の枝」と呼ばれる、血液を自在に操る謎の能力を有している者たちの総称。原因不明ながら、レッドホール後の関東圏にのみ現れた。全員が死刑囚にされ、「デッドマン・ワンダーランド」のG棟に収監されている。

場所

デッドマン・ワンダーランド (でっどまんわんだーらんど)

レッドホールにより荒廃した後の東京に設置された、完全民営化で運営される刑務所。拘置所・刑務所・テーマパークが一体となっており、レッドホールからの復興を目的とした観光事業として、客へは「演出」と誤魔化しながら囚人に非人道的なゲームを行わせている。 その真の顔は特殊な能力を持つ「デッドマン」たちの収容施設であり、該当者は地下に隠されたG棟へと収監されている。

イベント・出来事

レッドホール

『デッドマン・ワンダーランド』に登場する出来事。10年前に東京で起こった、重力崩壊による大災害。これにより東京は無法地帯となり、多くの地方疎開者を生み出すこととなった。赤い男と何かしらの関係があるとされる。

死肉祭 (かーにばるこーぷす)

『デッドマン・ワンダーランド』に登場するイベント。デッドマン同士による1対1で執り行われる、バトルショー。どちらかが行動不能、もしくは死亡することで決着となる。勝者は刑務所内通貨「CP」と解毒剤「キャンディ」が与えられるが、敗者は罰ゲームとして、スロットで示された体の一部を麻酔なしで献体されてしまう。

その他キーワード

キャンディ

民営刑務所「デッドマン・ワンダーランド」内で高額で流通している、飴型の解毒薬。最初の1つのみは入獄時に渡される生活必需品袋に入れられている。死刑囚は3日に1回食べなければ、首に着けられた錠から常時注入されている毒が回り、死刑の執行となる。

クレジット

原作

片岡人生 ,

監督

初見浩一

シリーズ構成

作画監督

小島大和

音楽

NARASAKI

アニメーション制作

マングローブ

原作

デッドマン・ワンダーランド (でっどまん わんだーらんど)

少年のガンタ(五十嵐丸太)が仲間と共に理不尽な体制に逆らい、脱獄しようとする監獄サバイバルアクション。随所にマザーグースからの引用がみられる。派生作品に『あなざー。デッドマン・ワンダーランド』がある。 関連ページ:デッドマン・ワンダーランド

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