概要
境ろう学校の寄宿舎に勤務するベテランの寮母。重複障害児の宮井信夫のトイレ指導を定年退職前の自分の最後の仕事と考え、粘り強く指導に励む。重度の障害を持ち若くして死去した兄がいた。山奥の施設に隔離された兄の存在を初めて知らされたのは、彼女が8歳の時だった。この体験から、社会から存在を黙殺されている障害者には支援が必要と感じ、障害者教育の道へと進んだ。
関連人物・キャラクター
宮井 信夫
境ろう学校ひまわり組の児童。聴覚障害と知的障害を持つ重複障害児の男の子。自閉傾向が強く、自傷行為を行なっていた。信夫の障害が原因で母親は離婚し、現在はひとりで信夫を育てている。一人でトイレに行くことができなかったが、三田先生や野中先生の熱心な指導により、行けるように成長した。