アマガミ Love goes on!

アマガミ Love goes on!

ごく普通の高校生、橘純一と魅力的な女の子たちが織り成すラブストーリー。2009年にエンターブレインより発売されたプレイステーション2用ゲームソフト「アマガミ」のコミカライズ版で、各巻ごとに一人のヒロインとの恋愛に焦点を当てた物語がオムニバス形式で描かれる。途中休載をはさみながら、「電撃マオウ」2010年3月号~2014年3月号にかけて掲載された。原作はエンターブレイン。

正式名称
アマガミ Love goes on!
ふりがな
あまがみ らぶ ごーず おん
原作者
エンターブレイン
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

12月も間近に迫った冬、高校からの寒い家路でトイレに行きたくなった橘純一は、途中にあった公園へと足を向ける。そこで、ブランコに乗っていた少女、七咲逢と出会う。彼女がブランコから飛び上がった瞬間にまくれ上がったスカートの中を見てしまった純一に対し、逢は「痴漢」と一言告げて去って行くのだった。翌日、学校から帰ろうとした純一は、妹の橘美也と一緒にいる逢と再会する。

昨日のことを話されないかどぎまぎする純一に対し、「美也には内緒にしておきます」とからかい交じりに告げる逢。そんな彼女の笑顔に、純一は心を奪われていく。

登場人物・キャラクター

橘 純一 (たちばな じゅんいち)

2-Aに所属する高校生男子。妹である橘美也も同じ高校に通う1年生。2-Bの桜井梨穂子とは幼稚園の年長組からの幼なじみの関係にある。普段は決断力に乏しく、頼りなさげなごく普通の男子高校生だが、好きになった相手に対してはまっすぐにぶつかっていく素直な心根と気概を持つ。また、年相応にエッチなことにも興味があり、時に大胆な行動を取ってヒロインたちを困らせることも。

七咲 逢 (ななさき あい)

橘美也や中多紗江の友人で、同じ高校に通う女子高生。クラスは1-B。水泳部に所属しており、部長である塚原響とは部活の先輩後輩の関係にあたる。血液型はO型で、2月21日生まれの魚座の15歳。無責任に結果を押しつけるモノとして、占いを毛嫌いしている。丁寧な口調で淡々と話す、どこか素っ気ない印象のある少女だが、友人である美也たちの前では年相応の可愛らしい笑顔も見せる。 また、小学生の弟である七咲郁夫のことを可愛がっており、男の子の機微が分からず戸惑いながらもよく面倒を見ている。

森島 はるか (もりしま はるか)

橘純一と同じ高校に通う女子高生で、クラスは3-A。血液型はO型で、9月22日生まれの乙女座の18歳。美人な女子生徒として校内でも有名で、毎年行われるミスサンタコンテストでは2連覇を果たしている。水泳部の部長である塚原響とは親友で、彼女によれば忘れっぽく決断力のない性格であるらしい。祖父がイギリス人のクォーターで、ミドルネームを含めた本名は「森島ラブリーはるか」となる。 「ラブリー」と付けたのは祖父で、はるか自身はミドルネームを気に入っている。その美貌から毎日のように告白されているが、毎度のように断り続けてきた。

桜井 梨穂子 (さくらい りほこ)

橘純一と同じ高校に通う女子高生。クラスは2-Bで、茶道部に所属している。血液型はA型で、4月12日生まれの牡牛座の17歳。純一とは幼稚園の年長組時代からの付き合いで、その関係から橘美也とも幼なじみの関係にある。また夕月瑠璃子、飛羽愛歌とは同じ茶道部に所属する先輩後輩の間柄。ポカをすることも多いが、ほんわかとしたマイペースな性格で、不思議な愛嬌によって周囲から許されている。 お菓子や肉まん、シュークリームなどが大好きで、少しぽっちゃりとした体型を本人は気にしている。

中多 紗江 (なかた さえ)

橘美也や七咲逢の友人で同じ高校に通う1年生の女子。ウェーブの掛かった髪をツインテールにしたほんわかした雰囲気の人物で、2人よりもふくよかな胸の持ち主。柔らかな雰囲気と合わさって、美也は中多紗江の胸のことを「そのふかふか」と表現した。

橘 美也 (たちばな みや)

橘純一の妹で同じ高校に通う1年生。桜井梨穂子とは幼なじみの関係にある。また同じ1年生の中多紗江や七咲逢とは友人同士。自分のことを「美也」と呼び、独特の「にしし」という笑い方をする活発なショートヘアの少女で、猫のような愛嬌があるとは森島はるかの談。兄である純一のことを慕っており、彼が可愛い女の人を見かけてデレデレしていると嫉妬することもある。

塚原 響 (つかはら ひびき)

森島はるかの親友である高校3年生の女子。水泳部の部長を務めており、同じ水泳部に所属する七咲逢とは先輩後輩の間柄。はるかの突拍子もない行動や間の抜けたところをよくフォローしていて、彼女の学校における保護者役を務めている。また、真面目で面倒見が良く後輩想いな性格で、水泳の成績に伸び悩む逢のことを心配していた。

夕月 瑠璃子 (ゆづき るりこ)

桜井梨穂子の茶道部の先輩で、3-Aに所属する女子高生。茶道部の部長を務める、メガネをかけたショートヘアの少女。男勝りで蓮っ葉な口調で話すため、男っ気がなく本人も気にしているが、橘純一曰く彼氏ができないのが疑問なくらいの美人。

飛羽 愛歌 (ひば まなか)

桜井梨穂子の茶道部の先輩で、夕月瑠璃子と同じ3-Aに所属する女子高生。茶道部副部長を務めている。長く艶やかな黒髪をした少女で、どことなく投げやりな、独特な間をもって話す独特の口調をしている。クラスメートである瑠璃子とよく行動を共にしている。

香苗 (かなえ)

橘純一と同じ高校に通う2年生の女子で、2-Bに所属する。桜井梨穂子の友人で、梨穂子とはクラスメイト。その繋がりから、梨穂子の幼なじみである純一とも面識がある。一向に幼なじみの関係から一歩を踏み出そうとしない2人の様子にやきもきし、一計を案じた。

七咲 郁夫 (ななさき いくお)

七咲逢の弟で、輝美南小学校に通う小学生。やんちゃ盛りな年頃で、小学校で女の子のことをなめたりおでこにキスしたりと、度を過ぎた悪戯ばかりしており、逢にとっての悩みの種となっていた。普段は姉である逢にべったりで、抱き付いたり一緒にお風呂に入ったりと、駄々をこねたり甘えたりしている。

場所

輝美南小学校 (きびなしょうがっこう)

橘純一と七咲逢が通っていた小学校の名前。逢の弟である七咲郁夫もこの学校に通っている。学校内に遊具があり、その滑り台の形がタコなのかイカなのかを議論した2人が帰り道に訪れた。滑り台は純一が通っていた頃には色が塗られていなかったが、いつの間にか塗装されていた。

クレジット

原作

エンターブレイン

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