アロマチック・ビターズ

アロマチック・ビターズ

31歳の小優美は同棲している広行への心が離れ始めていた。彼女の働くネイルサロン常連の英の別荘で、二人で夏季休暇を楽しんでいたところ、迷い込んできた青年裕介と恋に落ちる。一方英は旦那から離婚話を持ちかけられ、困惑する。30代と40代の恋愛のあり方を描いた恋愛漫画。

正式名称
アロマチック・ビターズ
ふりがな
あろまちっく びたーず
作者
ジャンル
恋愛
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概要・あらすじ

31歳の小優美は同棲している広行への心が離れ始めていた。彼女の働くネイルサロン常連のの別荘で二人で夏季休暇を楽しんでいたところ、迷い込んできた青年裕介と恋に落ちる。広行は小優美に思いを伝えるためエンゲージリングを買うが、彼女は断ってしまう。一方は旦那から離婚話を持ちかけられる。

悩める彼女たちは、相談しあいながら、自らの本当の気持ちに向き合うようになる。

登場人物・キャラクター

小優美 (さゆみ)

31歳。ネイリスト。5年間、広行と同棲している。女だけの職場で、ねたみやいじめにこりごりしていたところ、英の別荘に行った時に迷い込んできた裕介といい仲になり、抱かれる。自宅に戻ってからは広行との淡々とした生活から脱却するために、裕介のいるバーに足を運び、彼の家に入り浸るようになり、広行に何も感じなくなって別れ話を持ち出す。 しかし裕介に広行と別れたことを告げたところ、今のいい関係のままではだめなのかといわれ、困惑する。広行のプロポーズも断り、一人で部屋を借りて引っ越し、自分のあり方を探す。

(はな)

40歳。ネイリストである小優美のVIP顧客。結婚して20年たった旦那がいる。ある暑い夏に小優美を別荘に招待する。迷いこんできた裕介と小優美がいい仲になってからは、悩んでいる彼女に度々アドバイスをしている。ただ、小優美が恋ではなく、年下の男性といる楽しさを求めているだけなのを見抜いている。 夫がどんどん自分から離れていることに気づいていたところ、夫が他の女性を妊娠させてしまったと離婚話を持ち出してきたことで、自分の新たな恋のあり方を探し始める。

渡辺 広行 (わたなべ ひろゆき)

ネイリストの小優美と五年間同棲している。あゆみのことを気に入り、彼女が働く店に何度も飲みに行くが、ある日帰り際のタクシーであゆみとキスをしているのを、小優美に見られてしまう。あゆみには「ただの客でしかない」と言われ、どっちつかずのままでいたところ、小優美に別れ話を切り出され、錯乱してしまう。

裕介 (ゆうすけ)

26歳。小優美が泊まっている英の別荘に迷い込んできた青年。普段はバーで働いており、料理もカクテル作りもうまい。バーに戻ってきてからは小優美と会うようになり、彼女は広行の元を去って裕介の家に入り浸るようになる。小優美が裕介に、自分との関係をはっきりさせたいといってきた時、今のいい関係ではだめなのかと答えた。 かつては、常連で自由奔放な麻衣が好きで、恋は縛られるものではないという生き方を彼女から学んでいた。

あゆみ

小優美と同棲している広行がときどき飲みに行くお店の女性。広行が思いを寄せて、恋愛感情を抱いているのを嫌がっている。

光子 (みつこ)

英の友人。夫婦生活がないことを悩んで相談し、別の男性・和馬と付き合っていることを打ち明ける。

英の夫 (はなのおっと)

英と20年結婚生活を続けてきた夫。今付き合っている女性が妊娠してしまったため、離婚話を彼女に持ち出す。離婚届けの準備をしている最中、英に今後も友人関係を築きたいという。

矢部 (やべ)

街をぶらついていた英が気になり、声をかけた若い男性。最初は相手にされなかったが、英が夫との離婚話を聞かされたことで、次の日に出会い、英を抱く。明るい性格で、英と結婚して子供がほしいと願っている。

麻衣 (まい)

裕介の働くバーに3年前通っていた常連。お酒に弱く、酔いつぶれたあとはいつも裕介の部屋に泊まっていた。恋愛は誰か一人を好きになって縛られることではなく、自由奔放であること、と考えている人物。

高橋 (たかはし)

広行の同僚。小優美とうまくいっていないこと、結婚が重いことなどの相談を受ける。

三島 (みしま)

貴金属店の店員。広行が小優美に渡すエンゲージリングを買いに行った時に出会う。小優美に断られた後、彼女から広行に連絡が来るようになる。

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