A LIFE OF THE BEETLE-あるカブトムシの一生-

A LIFE OF THE BEETLE-あるカブトムシの一生-

昭和29年から令和2年まで。1954年式フォルクスワーゲン(通称カブトムシ)が、様々なオーナーと紡いだ物語を、1話完結形式で描く短編連作集。各話の間には、カーマニアの作者による、時代を彩った懐かしの名車のイラストコラムも掲載されている。小学館「ビッグコミック」2021年3月17日増刊号より連載を開始。

正式名称
A LIFE OF THE BEETLE-あるカブトムシの一生-
ふりがな
あ らいふ おぶ ざ びーとる あるかぶとむしのいっしょう
作者
ジャンル
 
ヒューマンドラマ
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊2巻
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概要・あらすじ

1954年、最新型の1954年式フォルクスワーゲン(通称カブトムシ)が、ある豪邸に納車された。購入者は、大原という朝鮮戦争で大きな利益を得た企業の社長。その目的は、娘のすみれの嫁入り道具だった。すみれは、名古屋の地方銀行の頭取子息に嫁ぐ予定だったのだ。カブトムシを納品した自動車会社の整備士、星野一生は、運転に不慣れなすみれを指導することになった。それからしばらく、星野による運転指導は毎日続いた。はじめはあまり興味を持っていなかったすみれも、次第に運転の楽しさを知るようになり、カブトムシに「アン」という名前をつける。そして次第に星野とすみれはお互いに好意を抱くようになった。(第1話 アンという名のカブトムシ)

登場人物・キャラクター

星野 一生 (ほしの かずお)

自動車整備士の男性。丸い眼鏡と後ろかぶりのキャップが特徴の在日朝鮮人。小さい頃から進駐軍の工場に入り浸り、ジープの修理などをしていた。1954年以来、様々なオーナーの手に渡った1台のフォルクスワーゲンの世話をし続ける。

1954年式フォルクスワーゲン

1954年式のフォルクスワーゲン。ドイツ製で、その形状から「カブトムシ」の通称で知られる。高級感のある黒い塗色や長円形のリアウィンドウなどが特徴。1954年から2020年頃まで、様々なオーナーの手に渡り、「アン」「ラッシー」「イダテン」「ビー」「トシャ2号」など、様々な名前をつけられる。

書誌情報

A LIFE OF THE BEETLE-あるカブトムシの一生- 2巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2022-05-30発行、 978-4098613359)

第2巻

(2023-06-29発行、 978-4098617173)

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