CONFUSED!

CONFUSED!

架空の街、グリーンバーグを舞台に、住人のさまざまな日常を描いたエピソードがゆるやかにつながっていく、1話完結のオムニバスヒューマンドラマ。「月刊コミックビーム」2019年2月号から9月号にかけて掲載された作品。

正式名称
CONFUSED!
ふりがな
こんふゅーずど
作画
ジャンル
ヒューマンドラマ
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あらすじ

変わらない毎日に飽きて刺激を求めていたジャッキーは、朝6時に「倉庫の二階」の自室を出て、近所にある「ジャッキー」という名の女性が住む家から荷物を盗み出す。そして朝8時になって街が活気づくと、ジャッキーは盗んだ荷物を持って女性の家を訪れ、配送ミスで自分の家に届いたと荷物を手渡す。女性はジャッキーに感謝し、そんな女性を見たジャッキーは小さな刺激に満足して自宅に戻るのだった。(Ep.01「Little Prank」)

登場人物・キャラクター

ジャッキー

エピソード「Little Prank」に登場する。毎日同じことの繰り返しで退屈している青年。ラジオで聞いた一言がきっかけとなり、毎朝6時に近所に住む「ジャッキー」という名の女性の家から明け方に届けられる荷物を盗んでいる。そして朝8時なると、女性に「同じ名前だから配送ミスで自分の家に届いた」と偽って女性に荷物を手渡している。罪悪感はあるものの、自分の行為は取るに足らない小さないたずらだと思っている。

ジム

エピソード「Radio」に登場する。ラジオでDJを務めている男性。自分が絶対正しいという考え方の持ち主で、他人の意見にまったく聞く耳を持たない。深夜に自分のラジオ番組を持っているが、内容やスタイルが古臭いと評判は芳しくない。番組改編のタイミングで打ち切りを言い渡されると、リスナーが注目するような企画を考えると豪語する。

オリーヴ

エピソード「Yard Sale」に登場する。ヤードセール(自宅の庭で不要品を販売すること)に特別な思いを持つ少女。小さい頃にお気に入りの服やおもちゃをヤードセールで売られてしまったため、ヤードセールに苦い思い出がある。一方で、他人にとっては不要な物として出品されていても、自分にとっては魅力的な物が発見できるため、ヤードセールには不思議な魅力があると考えている。5年生になったある日、おもちゃや洋服をヤードセールで売ろうするが、それを眺めているうちに懐かしい思い出が蘇(よみがえ)る。

市長の娘

エピソード「Parade」に登場する。グリーンバーグ市長、ゼドモアの娘。来年高校生になる。父親が突如言い出した政策の中に、グリーンバーグのシンボルとなっている大樹の伐採があることに驚く。この大樹はいなくなった母親との思い出がつまったものでもあったため、反対の意味を込めて街に落書きを始める。自分の落書きを見た住人も同じように反対の声を上げてくれることを期待していたが、予想だにしていない状況となり困惑している。

ゼドモア

エピソード「Parade」に登場する。さまざまな人々が住む街、グリーンバーグで市長を務める男性。グリーンバーグに本拠地を置く野球チーム「タイニーバーズ」が29年ぶりの優勝を飾るものの、その優勝を自分の功績としたうえで、監督やゼドモア自身の巨大な銅像を作ろうとしている。また優勝パレードを名目に、街のシンボルとなっている大樹を伐採し、大規模な都市計画の政策を発表する。しかし市民に大反対され、街のいたるところに抗議の落書きをされて頭を悩ませている。

クレジット

ストーリー

福富 優樹

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