パプリカ

パプリカ

筒井康隆による同名のSF小説を、『千年女優』で高い評価を受けた今敏監督が映像化した作品。緻密な世界観を描き出すべく絵コンテ作りだけで1年半もの月日を費やした。誇大妄想者の夢を具現化したパレードを始め、多彩なイメージの「夢の世界」が豊かなビジュアルで描き出されている。

正式名称
パプリカ
ふりがな
ぱぷりか
原作者
制作
マッドハウス
公開日
監督
今 敏
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
サスペンス
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概要

装着者の夢をデータ的に記録できる開発中の小型サイコセラピー装置、DCミニが何者かに盗み出された。悪用されると第三者による夢を操った事故や犯罪が多発する危険がある。夢の世界を自在に飛びまわれるパプリカという別人格を持つ研究所スタッフの千葉敦子は、事件の真相を追うべく調査に出るが、彼女を嘲笑うように次々と被害者が出る。

登場人物・キャラクター

パプリカ

千葉敦子が仮想空間に侵入する時に変わるソバカス顔でコケティッシュな少女。自らの本体を敦子と呼ぶ。万能で、夢の世界では孫悟空や妖精など様々な姿に変身することが可能。

千葉 敦子 (ちば あつこ)

精神医療総合研究所の職員。眼鏡をかけた冷静な知的美女。サイコセラピーの際に、パプリカという仮想空間用の別人格になり、他人の夢の中に侵入する事ができる。

乾 精次郎 (いぬい せいじろう)

精神医療総合研究所の理事長。車椅子に乗る老人。DCミニ盗難の事件をきっかけに、サイコセラピーマシンの開発凍結を決める。

氷室 啓 (ひむろ けい)

かつては時田浩作の助手をしていたが時田の才能に嫉妬して、開発中のDCミニを精神医療総合研究所から勝手に持ち出す。

精神医療総合研究所 (せいしんいりょうそうごうけんきゅうじょ)

他人の夢にアクセス可能なサイコセラピーマシンを開発している財団法人。千葉敦子や時田浩作が勤務している。この研究所から試作中のDCミニが盗み出された事から事件が始まる。

粉川 利美 (こなかわ としみ)

島寅太郎の友人でもある中年の男性警察官。階級は警部。パプリカによるサイコセラピーを度々受けているが、彼女の正体が千葉敦子である事は知らない。

島 寅太郎 (しま とらたろう)

精神医療総合研究所の所長。度の強い眼鏡をかけた小柄で初老の男。気さくな性格で敦子からの信頼も厚い。

時田 浩作 (ときた こうさく)

精神医療総合研究所の職員で千葉敦子の同僚。DCミニを考案した天才的な頭脳を持つが、子供がそのまま大人になったような純真な性格。大食漢の肥満体。

小山内 守雄 (おさない もりお)

精神医療総合研究所の若い男性職員。時田浩作を先生と呼んでいる。

その他キーワード

DCミニ (でぃーしーみに)

『パプリカ』に登場するメカ。後頭部を囲むように取り付けるサイコセラピー装置の名称。2人が同時にセットする事で同じ夢が共有でき、その夢を映像に記録する事が可能。使用頻度の高い人に適合して、夢を見ていない覚醒した状態でも精神世界に干渉する。

クレジット

原作

筒井康隆

監督

脚本

,

作画監督

安藤雅司

音楽

平沢進

制作

マッドハウス

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