電脳なをさん

電脳なをさん

電脳業界の最新の動向(主としてアップル社の)を、過去の漫画や特撮作品のパロディの形で描く、見開き2ページの短編ギャグ漫画。

正式名称
電脳なをさん
ふりがな
でんのうなをさん
作者
ジャンル
その他職業・ビジネス
 
ギャグ・コメディ
 
パロディ
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概要・あらすじ

その時点における最新の電脳業界のニュース・動向を、毎回完結一話2ページのパロディギャグ漫画として描いているため、全体としてのあらすじは存在しないが、「マッキントッシュあらし」「アップルマスク」「MAC人くん」「まっく道」など、パロディキャラをレギュラー化させた、いくつかのシリーズが存在する。

登場人物・キャラクター

スティーブ・ジョブズ

『電脳なをさん』の最重要キャラの一人。アップル社の設立者の一人であり、元CEO。2011年10月5日に死去。『電脳なをさん』では、1998年のiMacのヒットの頃から様々な漫画・特撮作品のキャラの姿で登場した。丸い顔と毛髪の薄い頭と高い鼻を描くことで、どんなキャラでもステーィブ・ジョブズになった。 ジョブズの死後は、現在のアップル社CEOであるティム・クックがよく登場する。

ウィリアム・ヘンリー・ビル・ゲイツ3世 (うぃりあむ・へんりー・びる・げいつさんせい)

マイクロソフト社の設立者の一人であり、元CEO。2000年1月にCEOをスティーブ・バルマー に譲って引退した。『電脳なをさん』では、2000年のCEO引退の頃に特に集中的に登場。メガネとものすごく高い鼻を描くことで、いろいろなキャラがビル・ゲイツになった。

唐沢 なをき (からさわ なをき)

『電脳なをさん』の作者本人。「まん丸の顔にトマトのヘタのような髪と渦巻きの目」の記号で表現される。「電脳なをさんうちあけ話」シリーズで、妻とともに登場。旅行や、アップル社製品の購入の顛末などが、絵文字を使って描かれるのだが、その際本人や家族が登場する。この絵文字は長谷川町子の『サザエさんうちあけ話』のパロディである。 「うちあけ話」シリーズ以外でも、たまに登場する。

マッキントシュあらし

連載初期のシリーズ「マッキントッシュあらし」の主役。すがやみつるの『ゲームセンターあらし』の主人公石野あらしのパロディ。アップル社のパソコン、マッキントッシュを脅かす悪人が現れ、それをゲームでマッキントッシュあらしが倒す、というギャグ。必殺技は「炎のマウス」「真空ハリケーンクリック」「必殺スーパーノヴァ」など。 シリーズの回数が増えるごとにあらしの前歯が大きくなったり曲がったり、数が多くなったりした。『電脳なをさん』連載500回記念のときに久しぶりに登場したが、歯が500本になっていた(前歯2本以外、普段は口の奥に隠れて見えなくなっている)。

アップルマスク

連載初期のシリーズ「アップルマスク」の主役。辻なおき作画・梶原一騎原作の『タイガーマスク』のパロディ。リンゴの仮面をかぶったアップルマスクは、反則技ばかり使う凶暴なプロレスラー。Macユーザーだけが偉いと思っている、鼻持ちならない奴。その正体は、孤児院「ちびっこハウス」にアップル社のパソコンをプレゼントする直人さんである。

満久 道雄 (まく みちお)

藤子不二雄Aの『まんが道』のパロディである「まっく道」(みち)シリーズの主人公。『まんが道』の漫画制作を、エロサイト制作に置き換えた下ネタギャグ満載のシリーズ。満久道雄と友人のエロ野茂(えろのしげる)は、天才的エロサイト制作者手塚オナ虫の作ったエロコンテンツに感動し、二人でエロサイト制作者への道を歩むことを決心する。 地元で作ったサイトが認められた彼らは上京し、よりヒット数を稼げるエロコンテンツを作るため努力を続けるのであった。コキワ荘というアパートに引っ越してからは、フェラ田ヒロオ、石森ショタ郎といった新人エロサイト制作者も登場する。

MAC人くん (まっくびとくん)

「MAC人くん」シリーズの主人公。永島慎二の4コマ漫画『旅人くん』(たびびとくん)のパロディ。MAC人くんの顔は、作者唐沢なをきと同じ。肩にかついだ木の枝に、リンゴ型の荷物をくくりつけて、哲学的に聞こえるセリフを呟きながら、ただひたすら歩くキャラクター。マド人くん(まどびとくん)という類似キャラも登場する。 永島慎二が原作とキャラ原案に参加したTVアニメ『ミラクル少女リミットちゃん』のリミットのようなキャラが、1回だけ登場した。最後のコマには永島慎二のサインに似せた唐沢なをきのサインが入る。

エスパーマク美 (えすぱーまくみ)

「エスパーマク美」シリーズの主人公で、超能力者の少女。困っている人のテレパシーを受信してテレポートで駆けつけ、問題を解決する。藤子・F・不二雄の『エスパー魔美』のパロディ。髪型が角かクワガタ虫のようになっており、それを使ったギャグを最後に数コマはさむのが慣例になっている。

麻宮 再起動 (あさみや さいきどー)

「ネスケ番刑事」(でか)シリーズの主人公。『スケバン刑事』の麻宮サキのパロディだが、和田慎二の漫画版より斉藤由貴が演じたテレビ番組が元になっている。パワーブックG4と、ヨーヨーに似ているパワーブックG4のACアダプターで敵を倒す。倒す前に、アップルマークを敵に見せると、「ああっ、リンゴの代紋!?」と驚かれる。

凸凹 真黒兵衛 (でこぼこ まっくろべえ)

「凸凹真黒兵衛」シリーズの主人公。田河水泡の『凸凹黒兵衛』のパロディ。凸凹黒兵衛は黒ウサギだが、凸凹真黒兵衛は、黒く塗ったアップルマークの葉っぱの部分を、ウサギの耳のように伸ばしたような顔なので、どんな生き物かよくわからなくなっている。ニートで、エロビデオやネットで集めた無修正画像のコレクションをたくさん持っている。 白ちゃんという彼女がいるが、彼女はやおい同人誌をコミケで買うようなキャラクターである。

iポッド刑事 (あいぽっどけいじ)

iポッドの身体を持つロボット刑事。石ノ森章太郎の『ロボット刑事』のパロディ。iPhoneやiPadが発売されてからは、iPhone刑事だったりiPad刑事だったりする。活躍するより、状況を混乱させることが多い。iポッド刑事の頃は最後に海辺に行って、自分を造った「マザー」(身体がアップルのデスクトップパソコンになっている)にいろいろグチを言うのが慣例だったが、iPhone刑事になってからやめてしまった。

黒井 リサ (くろい りさ)

「黒魔術を使う女・黒井リサ」シリーズの主人公。黒魔術を使う女子高生。リサの名前の由来は、アップルが発売して失敗したパソコンの名前から。古賀新一の作品『エコエコアザラク』 の主人公黒井ミサ(くろいミサ)のパロディ。黒魔術を用いて、同級生の願望を成就させたり、悪人を懲らしめたりする。 呪文は「マクマク アザラク マクマク ザメラク」。

六つ子 (むつご)

音楽配信や動画配信などで、いつも出っ歯の詐欺師ウィヤミとチビ太に騙されかける、6人の一卵性六つ子。赤塚不二夫の『おそ松くん』のパロディ。六つ子の顔は作者唐沢なをきと同じ。アップルマークの葉っぱが頭に生えている。

SRIの牧 (えすあーるあいのまき)

警察に協力して、犯罪捜査を行っている。ソニー信者で、ソニーの製品を悪く言われると暴れる。特にウォークマンに異常に思い入れが深い。特撮テレビドラマ『怪奇大作戦』のパロディ。元になったキャラは、岸田森が演じたSRI(科学捜査研究所)の牧史郎。

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