UFOロボ グレンダイザー

UFOロボ グレンダイザー

TVアニメ化もされたロボット漫画。ロボット漫画『マジンガーZ』『グレートマジンガー』と共通の世界観で描かれている。TVアニメ版『UFOロボ グレンダイザー』を題材にした漫画は、当時子供向け雑誌に複数掲載されていたが、原作者でもある永井豪本人が描いた作品は本作だけである。子供向けだったTVアニメ版とは異なり、グロテスクな描写も多い。

正式名称
UFOロボ グレンダイザー
ふりがな
ゆーふぉーろぼ ぐれんだいざー
作者
作者
ジャンル
ロボット
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概要・あらすじ

生まれ故郷であるフリード星を恐星大王ベガ率いる円盤軍団に滅ぼされ、唯一人脱出に成功したデューク=フリードは、地球にたどり着き、地球人の「宇門大介」として生きていた。ところが円盤軍団は次の侵略地を地球と定め、攻撃を開始したのである。デュークは地球の平和を守るとともに、自らの復讐のためにUFOロボ グレンダイザーを駆って円盤軍団との戦いに身を投じる。

登場人物・キャラクター

デューク=フリード (でゅーくふりーど)

フリード星の王子。恐星大王ベガ率いる円盤軍団に滅ぼされた。フリード星が滅ぶ直前、単身UFOロボ グレンダイザーに乗って脱出し、地球にたどり着いた。その後は、保護してくれた宇門源蔵のもと、「宇門大介」として生活していた。円盤軍団の地球侵略に際し、グレンダイザーで単身立ち向かうこととなる。デュークが戦うのは地球を守るためであるのと同時に、無残に殺された家族やフリード星人たちの復讐のためでもある。 そのような背景により、現在はやや暗い性格となっている。

兜 甲児 (かぶと こうじ)

円盤の研究をしている科学者の青年。傷ついて地球にたどり着いたデューク=フリードが初めて出会った地球人で、彼のことを宇門源蔵に託した。自らが設計した円盤TFOに乗って円盤軍団と戦い、デュークを助ける。永井豪の別作品『マジンガーZ』の主人公である「兜甲児」本人。

宇門 源蔵 (うもん げんぞう)

宇宙観測研究所で所長を務める壮年男性。傷ついて地球にたどり着いたデューク=フリードを預かり、「宇門大介」と名付けて自分の息子として面倒を見る。円盤軍団の地球侵略に際しては、宇宙観測研究所をUFOロボ グレンダイザーの基地として機能させ、戦いの指揮を執る。

牧場 ひかる (まきば ひかる)

宇門源蔵が経営するシラカバ牧場で働く少女。デューク=フリードに淡い恋心を抱いている。デュークが負っている心の傷を見抜き、心配している。

ブリュンヒルド

デューク=フリードの親友。恐星大王ベガ率いる円盤軍団に滅ぼされたフリード星で奇跡的に生き残った男性。円盤軍団の捕虜になって脳改造され、本人の意思とは関係なく、身体を自由に操られてしまう。そして、デュークとUFOロボ グレンダイザーの基地を探すために地球に送り込まれた。デュークを発見して襲いかかるが、その時点で用済みとされ、円盤獣に殺されてしまう。

恐星大王ベガ (きょうせいだいおうべが)

ベガ星の王で、円盤軍団を率いる首領。フリード星を侵略して滅ぼし、次の侵略先を地球に定めた。その正体は不明で、直接前線に出て戦うことはない。

ブラッキー

円盤軍団の地球攻撃軍で隊長を務める男性。数々の円盤獣を繰り出して地球に攻撃を仕掛ける。しかしその度にUFOロボ グレンダイザーに作戦を阻止され、次第に上司であるガンダル司令からの信用を失っていく。

ガンダル司令 (がんだるしれい)

円盤軍団の地球攻撃軍の司令官。ブラッキーの上司。月にある前線基地スカルムーンから地球侵略の作戦を指揮している。中年の男性だが、時折顔が割れて中から小さな女性が出現し、本音を吐露することがある。

ゲッペル

円盤軍団の親衛隊長。失敗の続くブラッキーに業を煮やしたガンダル司令が召喚した男性。人間の脳波をコントロールする電波装置を使って兜甲児たちを操り、デューク=フリードとUFOロボ グレンダイザーを追い詰める。

バレンドス

地球侵略計画の遅れに腹を立てた恐星大王ベガが派遣したベガ星人。かつてデューク=フリードが暮らしていたフリード星が侵略を受けた際に、彼の弟や妹たちを無残な方法で殺した張本人である。兜甲児をはじめ多くの地球人を盾にする卑怯な戦法で、デュークを危機に陥れる。

集団・組織

円盤軍団 (えんばんぐんだん)

恐星大王ベガが率いる侵略軍団。巨大なマザーシップをはじめ、多数の円盤で構成される。地球への侵攻は月にある前線基地スカルムーンから行っている。主力は円盤獣と呼ばれるロボットと、ミニフォーという小型の円盤。

その他キーワード

UFOロボ グレンダイザー (ゆーふぉーろぼぐれんだいざー)

フリード星の技術で作られた万能円盤UFOロボット。「スペイザー」という円盤部分と合体した状態で発進するが、戦闘時には分離してUFOロボ グレンダイザーとなる。ちなみに「スペイザー」自体にも武器はあり、合体したままでも、円盤状のカッター「スピンソーサー」やミサイル「ドリルスピン」による攻撃が可能。グレンダイザー本体には、多彩にして強力な武器が全身に搭載されている。 その中には、普段は折り込まれている爪が飛び出し、高速回転しながら腕ごと飛んでいく「スクリュークラッシャーパンチ」の他、両肩に仕込まれている三日月状の刃がついた槍「ダブルハーケン」、手の甲から発射される「ハンドビーム」などがある。

TFO (てぃーえふおー)

兜甲児が設計開発した円盤。名称は「Terra Flying Object(テラ・フライング・オブジェクト)」の略で、「地球で開発した飛行物体」という意味。戦闘能力はあまり高くなく、円盤軍団の小型円盤・ミニフォー程度とならば戦えるが、円盤獣には到底敵わない。

円盤獣 (えんばんじゅう)

円盤軍団の主力戦闘メカ。その名の通り基本形態は円盤で、円盤から手足や顔が生えているものや、円盤が割れて中から本体が現れるものがある。ベガ星人が搭乗して操縦するタイプの他、完全に自律型ロボットのようなものもある。

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