電子書籍で拝読しました。
「東京藝大ものがたり」からこちらの作品を知り、拝読しました。
1巻で終わっていると思われるのですが、もったいないです!
とても面白い展開で、引き込まれます。
自由で、かつ品行方正であることが求められる昨今では、その事で追い詰められる人も多いと思われます。「今行った事で相手を不快にしなかったか?」と自分を追い詰める、いわゆるコミュ障な方も多いと思います。
そうした方が一線を超えないようにする「抑死者」という発想が面白いです。
一見ぶっ飛んだ方が優しかったり、一般人のように振る舞っている方が心ないことを考えていたり…現実でも起こり得ますよね。
もちろん、そうではない方が多いと思いたいですが、仕事でそこまで心を込める必要はない、と思う方も多いでしょう。むしろ一般的かもしれません。心を込めているから、疲弊して一線を越える方もいるかもしれません。
そうした方への、一つの希望になる作品だと思います。こういう方がどこかにいるかも、と思って思いとどまってくれたらと願います。
ちなみに、この巻での登場人物の後日談的なものは、カバー下の本体に描かれています。電子書籍でも含まれておりますので、気になる方はぜひ購入してお読みください。
また、この作品の後書き漫画で、作者近況が描かれているのですが、「東京藝大ものがたり」を読んだ後だと、また感じるものがあります。当時は、大学名をぼかすなど、謙遜なさっていたんですね。近況でのお父様とのやり取りや大学生活の様子など、藝大時代も色々とあったのではないかと愚考しました。出歯亀みたいで大変申し訳ありません。でも、すごく親近感がわきました。
この感想が、作者様と、まさに一線を越えようとしている方に届きますように。

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抑死者 1 (ジーンLINEコミックス) コミック – 2018/10/15
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抑死者――それは自殺を留める人間。たとえ、どんなことをしても…。
自殺が急増した日本で、「抑止法」という自ら死ぬことを禁止した新法が誕生した。
「抑死者」は抑止法の執行者であり、「死願者」をどんなことをしても救い出す。
自殺したい気持ちが失せるまで。
自殺が急増した日本で、「抑止法」という自ら死ぬことを禁止した新法が誕生した。
「抑死者」は抑止法の執行者であり、「死願者」をどんなことをしても救い出す。
自殺したい気持ちが失せるまで。
- 本の長さ164ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/10/15
- ISBN-104040651901
- ISBN-13978-4040651903
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/10/15)
- 発売日 : 2018/10/15
- 言語 : 日本語
- コミック : 164ページ
- ISBN-10 : 4040651901
- ISBN-13 : 978-4040651903
- Amazon 売れ筋ランキング: - 181,678位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2018年10月17日に日本でレビュー済みヤフーの特集でたまたま目に留まったので、電子書籍を購入しました。自殺がご法度とされた日本で、
人の死の気配を感じ取れる「抑死者」と呼ばれる者たちが、自殺志願者たちの自殺を止めるというお話。
一巻を見てみた感じ、話自体は面白いのですが、抑死者のしていることが名前や奇抜な恰好の割には
どことなく地味です。自殺を止めるおもな手段は説得や暴力などによる実力行使です。極端な話、
これは別に普通の人間にもできることで、奇抜なコスチュームや肩書きにあまり意味はないように
思えます。自殺防止とあのコスチュームの関連性がどうも・・・まあ嫌いではないんですけど。
続きは読んでいないのでこの先どういう風に話を展開させるかは気になるところですね。
例えば人を自殺に走らせる敵勢力が出てきて、それと戦うようなバトルものにでもなるのか・・・。
- 2018年11月4日に日本でレビュー済み『抑死者』というタイトル名が気になったのでネットで購入。
『自死』というシリアスなテーマを扱っていながら、抵抗感なく作品の世界に引き込まれる期待作だと思う。
ミステリアスな存在感のある『抑死者』。
様々な理由から自らの死を望む『死願者』 。
死をめぐる恐怖や狂気はともすると作品の世界観をネガティブにしがちだが、両者が繰り広げる物語では、それがキャラクターへの共感や応援にかわっていく。
それも、重くならずに楽しみながら。
死を考えることは、すなわち生きこと。
そんなメッセージがそっと込められているように思う。
次巻以降の展開に期待したい。
- 2018年10月22日に日本でレビュー済みライン漫画で漫画を検索していたら、あまり無い題材だったので購入して読んで見ました。
急増する自殺者が社会問題となっている現代日本。
国の法律により自殺者を止める「抑死者」。
彼等はどんな手を使ってでも自殺をやめさせる。
話だけを聞くと中々ダークなストーリーで自殺をやめさせるという重いテーマであるハズなのですが、絵柄やキャラクターなど読者にとって受け入れやすい描かれ方をされているのでスラスラと目が通ってしまい非常に読みやすかったです。
自殺者はそれぞれ抱えているモノがあり自殺へと走ってしまいますが、抑死者がそんな彼等をどのようにして自殺をやめさせるのか、続きが気になるところです。
- 2018年11月11日に日本でレビュー済み作者のあららぎ先生が、あとがきで自身も重度の鬱に苦しめられていた過去を語られており、
「自身が辛かったとき、こんな存在が近くに居てくれれば…」という想いを形にした漫画だと
よく理解できました。国公認の、風貌怪しい戦える超人カウンセラーたちの活躍物語です。
『就職難を苦にした若者(男性)』・『世間向けの姿を演じ続けるのが限界になったアイドル(女性)』
の二編が今巻には収録されており、暴力すら辞さずに自殺を止めようとする主人公キャラと、
その同僚で、あくまで言葉による説得を尽くす男性キャラの2人が印象的でした。
アクションシーンが盛り込まれているため、少年漫画っぽさをより特徴づけています。
ただ、本当に深く気落ちしている方が本書を読むと、抑死者の介入があったとはいえ、
「ずいぶんあっさり快復してるな・・・」という点が気になるのではないでしょうか。
少ないページで、ゲストキャラの心身の辛さはかなり上手く表現されていると思いますが
そのため、なおさら立ち直りの早さに拍子抜けしてしまいました。
ただ、まだまだ困難もあるだろうといった余韻を残すのも後味が悪くなるかと思いますので、
少年漫画として見るならば、良いバランスだと思います。
超能力で癒すのではなく、あくまで病んだ国民を発見したり格闘のために超能力を使用して
いるのにも作品として拘ったリアリティがあり、面白かったです。
表紙の主人公のビジュアルに違和感を感じないのであれば、
読者を気軽に景気よく勇気付けてくれる、良書として読めます。
- 2018年11月3日に日本でレビュー済み「自死」を主軸として扱っているようなのに、あまりにもカジュアルというか、ポップだと感じた。エンタメに徹するなら、そちらに軸足を移して欲しいと思った。自死・自殺の扱いと描写には共感できない。画力云々ではなく。テーマ自体が難しいと思う。だから2人のエピソードについては、ご都合主義としか思えなかった。
- 2019年4月29日に日本でレビュー済み絵がそこそこ上手いのと、テーマが好きな感じなので買ってみました。
内容は、「自殺をする人を蹴ったり殴ったりして止める」漫画です。
自殺をしようとする人は「死にたい」わけではなく「もう生きたくない」人であるはずなのに結局暴力でその場限りの解決をします。
既存の漫画の切り貼りのような展開で漫画作品っぽくはしていますが、それだけです。
言い訳だらけで就活失敗する男の人は自殺トライするだけで何も学習しなくてもその後仕事の斡旋してもらえるのは羨ましいです。
普通のワンルームでどこに掛けているのかわからない首吊り縄とかは笑いました。
打ち切りらしいですが、納得です。