二人の世界で繰り広げられる掛け合いがだいぶソフトになった印象を受けた。
その代わり、二人の内面や、周囲のキャラクターの掘り下げに力が注がれている。
これまで描かれなかったM村の隠し事が明らかになり、そこから自分の本当の想いに気づくまでの流れは王道。
王道がなぜそう呼ばれるかというと、それがもっともエンターテイメントとして楽しめるから。
クライマックスシーンのインパクトは、さすがのこの漫画ならではで、あれ以外には無いというぐらいの破壊力だった。
3巻で完結するというのも、勢いを保ったままで終えるのに良いストーリーの長さだった。
万人受けはしないだろうが、異色のラブコメとしてかなり、いやとても面白い。
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