現代以外の時代が舞台となる法医学作品はいくつか読んで
きたけれども、これは犯人に見え隠れする狂気が面白い。
また、主役の神戸もまた犯人に負けず劣らず、異質な部分を
覗かせる。
もう一人メインキャラとして登場する警察官の天野は神戸に
振り回される役どころだが、それはそれで楽しめた。
神戸の、天野への態度は今だと完全にセクハラで逮捕っすね(笑)。
巻の後半、ジャック・ザ・リッパーを模倣した犯罪が登場する。
猟奇事件をテーマとした作品であれば高確率で登場するこの
殺人鬼、この作品はどう料理してくれるのか楽しみである。
花井お梅の話は出てくるかな？
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