…ということで、当作品はロボット物アニメ作品のコミカライズなのですが、漫画作品におけるロボット物は出版社に対して商業(売上)的に利益をもたらしてくれるジャンルではなく、唯一の成功例としてガ○ダム関連する極一部の作品(下手な鉄砲も…という感じで)が何とか成り立つのみであるものの、権利的にKAD○KAWAのほぼ独占(小学館という希少例もあるけど)となっているように、なかなか他の出版社がロボット物に手を出すのは厳しいのが漫画業界での現状だと個人的に推察します(一応、ブラッパー編集でメディアファクトリー出版なので当作品もKAD○KAWA関連になるのだけど…)。
しかも、ガ○ダム関連の作品は漫画的にイロイロな基本設定をもとにして作者さんが創作した内容にて面白さを加味することが可能ですが、当作品のようにアニメ作品をコミカライズするのは映像から漫画へと作品内容を単に媒体移植しただけで、余程のコトがない限りは漫画作品にアニメ作品とは違った面白さを付け加えることは不可能であり、またそれをしてしまっては(真の意味での)コミカライズにはなりません。
なので、一般的なアニメ作品(から)のコミカライズだと“やっつけ仕事”であることが多く、ともすれば同人作家レベルの作画で済まされている作品も多数見受けらる中において、当作品は掲題しているように作画担当者さんが頑張って描いてくれていることもあり、ロボット物の命であるメカ類も細かくしっかりと描かれていて個人的には好感をもてます。
ただ、アニメの内容のどこまでをコミカライズ化するのか編集部判断によって(最初から２、３巻分で終了が決められていたり)は作画担当者さんのモチベーション低下につながって無惨な作品と成り下がることも考えられるのが心配です。何より当Amazonでのレビュー数はまだしも総評価数が“１”しかないという惨状(※レビュー投稿時)が、見かねてレビューをしてしまう自分を引き寄せてしまっていることが怖いですね(謝)。
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- 2025年2月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入
