男→女のTSだが、周囲の認識も改変され、最初から主人公が女性だった扱いとなる話であるため、一般的なTSモノとかなり系統が異なる。女性向けの恋愛要素が多い。
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テイレシアスの檻(1) (電撃コミックスNEXT) コミック – 2022/11/25
竹葉 久美子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
理想の女はアイドル顔のGカップ! そんな欲望を自分の肉体で叶えたら?
普通に男子高校生として生きていた桂木千駿。そんな彼が、とある事情で女体化! しかも自分好みのグラマラスボディで……。 戸惑いながらもある意味理想の肉体に興味津々の千駿だったが、現実は思った以上に厳しくて……?
普通に男子高校生として生きていた桂木千駿。そんな彼が、とある事情で女体化! しかも自分好みのグラマラスボディで……。 戸惑いながらもある意味理想の肉体に興味津々の千駿だったが、現実は思った以上に厳しくて……?
- 本の長さ178ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2022/11/25
- 寸法12.8 x 1.3 x 18.2 cm
- ISBN-10404914719X
- ISBN-13978-4049147193
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2022/11/25)
- 発売日 : 2022/11/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 178ページ
- ISBN-10 : 404914719X
- ISBN-13 : 978-4049147193
- 寸法 : 12.8 x 1.3 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 99,131位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
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105グローバルレーティング
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イメージ付きのレビュー

星5つ中5つ
リアル路線のTS青春ドラマ
男性→女性のTSものって男性作者が多いイメージでしたが、本作の竹葉久美子さんは女性の作者さんのようですね。 それだけに、本作の主人公・桂木千駿(ちはや)が女体化したあとの女子グループとのやりとりや、男性から迫られた時の恐怖感のようなものが結構リアルに描かれています。 TS直後の生理トラブルなんかも、千駿の狼狽ぶりやリアクションが細かくて面白い。 トイレで急に生理がきてしまい、たまたま居合わせた女子グループに生理用品を借りようとするんですが、そんな女子間のちょっとした日常のやりとりは男性作者ではなかなか意識が及ばないんじゃないでしょうか。 逆に、生理用品を手に入れた千駿が使い方に戸惑う様子もなく「助かった~」で済ませるのは、カノジョも姉妹もいない男子高生にしてはどうかと思いましたが(笑) 女体化した千駿が女子の着替えシーンに興奮したり、自分の体をあれこれ触ってみたりとTSものお決まりのお色気シーンもありますが、主軸は女子が普段から体験しているような不便さや怖さ、独特の友人関係なんかを真面目に描いた学園ドラマで、TSコメディのような緩めのノリを期待していると面食らうかも知れません。 シリアスというほどではありませんが、男性の幻想にしか登場しないような「そんな女子いねーよw」的なきゃっきゃうふふモードではなく、《男子が女子の生活を体験することになったら》というテーマで深く掘り下げられている感じが良くも悪くも特徴的な作品です。 個人的にはとても興味深く拝読させて頂きましたが好みは分かれそう。 簡単にTSと書いてきましたが、本作の場合は千駿が生まれた時から女性として成長してきた《パラレルワールド的な別世界》を作り出すという設定なので、女体化したことによる大きな混乱はとりあえず起こりません。 そんな中、千駿をサポートする役を担うのがクラスメイトの里中環奈。 なぜか彼女は千駿が元男子であることを思い出し、また多少の打算もあって彼が元の体に戻れるよう協力することになります。 そしてもう一人、千駿が元男子であることを知る人物が登場しますが……そこは本編にてご確認ください。 これまでと同じ世界のはずなのに、女子として過ごすことで新めて感じることになる違和感や厳しさ、男子の時には見えていなかった事実や新たに形成される人間関係etc……。 それらが千駿にどんな変化をもたらしていくのか、今後の展開が楽しみです。
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2023年4月25日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2022年12月2日に日本でレビュー済み作品の紹介に入る前にまず、タイトルの由来について触れてみましょう。
「テイレシアス」はギリシャ神話に複数人存在する、男と女両方の属性を備えた人物の中のひとりです。
ほかには神の恩寵によって女性から男性に変化した「カイニス(カイネウス)」、それに無理やり女性と融合させられて両性具有になってしまった「ヘルマフロディトス」などが目立った例でしょうか。
ただし「テイレシアス」はそれらとは少々異なり、男性から女性に変化して、それから七年のスパンを挟んで再び元の男性に立ち戻ったというパターンです。
昨今では「TS(性転換)」を取り扱った漫画は珍しくなくなりましたが、性別を巡る人類の悩みと奇想は数千年の時を挟んでも、早々変わることはないという示唆なのかもしれません。
さて。そんなわけで今回、性別が変わってしまうのは時と場所を移して現代日本の一般的な男子高校生「桂木千駿(以下:千駿)」です。男女両方で違和感がない名前なのはなんだかおあつらえ向きですね。
陸上で駆けることに青春を賭けていた彼でしたが、怪我でその道を絶たれてしまいます。かといって腐りきるわけでもなく、打ち込むものをなくして思春期をもてあますがままな状態にいました。
要するに悪い奴ではないんですが、性欲をもてあましている悪ガキなんです。
デリカシーのデの字もないので、同学年女子からは顰蹙買いまくりなそんな男です。
そんなわけで思春期をもてあました男子は、地元の神社にノリと勢いでアホな願いをぶつけてみました。
そんなノリに応えて降臨してきてくれた女神様が繰り出す、妙に歯切れのいいツッコミも虚しくて。
あぁそこからからは売り言葉に買い言葉、エスカレートの結果として。自前の潔癖さもあってブチ切れた神様から、六ヶ月ほど女子として暮らせ、ただし貞操は守れという罰を千駿は喰らってしまうのでした。
そういったわけで、導入はそこそこに本作の見どころについて軽く触れていきますね。
帯にもありますが、アホな千駿に与えられた女子の肉体はHカップのド迫力です。
当然お年頃ならまさぐりますし、ぶっちゃけ自慢したくもなるというか。ここまでダイナミックな女体なら惜しげもなく晒したくもなるというわけで、サービスシーンが挿入されても納得感の方が先立ちます。
冒頭をはじめに、時々挿入される入浴シーンやイメージイラストなどで全身のラインをデデンと出して、これがHカップか……って説得力を生んでくる、存在感や迫力があるのだと先に言わせてください。
つまりは納得感や説得力を生む優れた画力で展開されるということです。
煽情的な部分を大事にされていることも確かですが、さらっとして上品できれいにまとまった線運びなののでお色気に傾き過ぎず、主人公のネバっとした性欲も上手く吸収しています。
結果、本筋を忘れさせず、バランスの取れた作品に仕立てているのも上手いところだと思いました。
では続いて、絵の次は舞台設定について触れていきましょう。
そもそもこんなことになってしまった経緯については先に述べた通りですが、この場合は千駿の周囲の環境や人間関係などがキーになります。
けっこう珍しいパターンを扱っているようなので、その方面から記述してみますね。
読者が目線を合わせて追っていく「桂木千駿」の現状ですが、男子として生まれ育った世界で唐突に女子の身体に「変身」させられた自分自身が投げ込まれるわけではありません。
最初から女子として生まれ育った「桂木千駿」の体に“彼”の精神が入り込んだようです。作中で軽く触れられた通り「パラレルワールド」間を行き来して「入れ替わった」と捉えた方がいいのですね。
私の解釈が微妙にズレている可能性はありますが、言いたいこととしては以下の通りになります。
すなわち、周囲は今まで通りに接していたハズの女の「桂木千駿」の中身が別人にすり替わっている、ここがポイントでしょうか。
なお、女性版千駿の中身の方はどこにいったのか、そもそも存在しないのかはわかりません。
ちなみにその辺の原理を深掘りする余地はありそうですが、そもそも神様というファンタジーが起点になっているためさらっと流しても、もちろん触れられなくても、どちらでもおかしくはないでしょうね。
一巻時点で、どう転んでも話を広げられそうな余地はあるでしょうが、まぁ様子見といえるかと。
それはさておき。既に出来上がった人間関係のさなかに、なにも知らない、物怖じしない、だけど無防備極まりない男子の精神を持った女子を投げ込んでみる。すると、なにかが起こってそのなにかが面白い。
女子間の軋轢や不和に留まらずに、思いもよらない化学反応を起こして新たな人間関係ができていく。
性転換前後で変化した周囲の状況にすんなり読者が入り込めるように工夫が施されているのも上手い。
序盤から目立たないながらに、印象的な掛け合いを配置しているので比較して比べやすいんです。
それから千駿本人は今までとやることが変わっていない、周りのことなんか気にしても仕方ねーよな、などという傍若無人な男子のメンタルで動くことに変わりはなく。
普通ならもう少し慎重になるタイミングで飛び込み、反骨心に基づいて周囲の理不尽に噛み付きます。
他方で千駿は女子の身体に慣れていない以上は精神的にゆらぎはしますし、泣きはしますが……。
肝心要の本人が比較的動じず能天気なのが読者としても暗くなり過ぎないので心理的に楽です。
全体的に「桂木千駿」という男なら取るだろう行動に沿ったストーリーになっているのが上手い。
現時点の話と断らせていただきますが、性転換した本人の内面のゆらぎよりむしろ、周囲の反応の方に重きを置くのが新しい。同ジャンルの中でも埋没しない、本作の一番面白いところだと思っています。
主人公の知らないところで様々な思惑が動くことになるので、読者として油断できないのですけれどね。
と。では最後に、千駿を取り巻くふたりの男女に軽く触れるなどしてからレビューを閉じることにします。続いて、第二巻を待つことにします。では、その男女について。
千駿の性転換前後を挟んでふたつの世界が発生する中で、元の世界で彼女が彼だったことを自覚し、記憶が地続きなのが約二名です。今後増えるかもしれませんが、きっとふたりで打ち止めでしょう。
この両名が、千駿を男に戻したい/女のままにしたいという動機から、緊張感をもってにらみ合う構図を取ります。そこもこの作品をさっそく面白くしています。やはり対立は王道の作劇ですからね。
共通して、千駿に恋心と言い換えてよい強い関心を抱く男女、片や幼馴染で、片や中学からの腐れ縁。
男の子の方「河村和奏」は淡い初恋を歪な形で叶えようと、こじらせた恋の形を取っていて。
女の子の方「里中環奈」は彼が見せてくれた原風景に魅せられて、真っ直ぐに見つめている。
特に和奏が真意を明らかにする五話で、早くも話が動いたなと感じられました。
意外性があって、ねじれているけど一途な動機なのでやられたと感じたのですよ。
かと思えば里中も、やり手な和奏に流れを引き寄せられまいと今は同性になった距離感で千駿と付かず離れず、ガードするので負けていません。
これら掛け合いもわかりやすい。
一見王道に見せてなかなか見ない関係性、男女合わせて三名なのに三角関係と言い切れない不思議な男女のシーソーゲーム、それをさらっと飲み込ませる話の組み立て、どれを取ってもとてもお上手。
総じて思うに。
ギリシャ神話の登場人物に題を取っただけあって、俗っぽくて人間らしい、だけどどこか品があって神秘的な部分もある。先ほども言いましたが、そういったバランス感覚がとても優れた漫画なのです。
ちなみに作品のゴール地点は千駿が本来心の奥底から投げかける願いと結びついているだろうと予想でき、読者目線からするとわかりきっています。
そこの結末をあえてズラすのか、紆余曲折を楽しませる方向で突き走るのか、性別が変わるという一石を投じることで予期できない波紋を巻き起こしています。
さしずめ、先の展開を読めなくさせることで、先を読ませたくなる。
ん? どこかで聞いたようなフレーズでしょうか?
とまれ、冒頭の振り返りになりますが、本作は神話の時代から綿々と受け継がれる女体を巡っての思いを受けとめ、また新たなる解釈を打ち出されようとしている、そんな新作であるのかもしれませんね。
- 2022年12月9日に日本でレビュー済み男性→女性のTSものって男性作者が多いイメージでしたが、本作の竹葉久美子さんは女性の作者さんのようですね。
それだけに、本作の主人公・桂木千駿(ちはや)が女体化したあとの女子グループとのやりとりや、男性から迫られた時の恐怖感のようなものが結構リアルに描かれています。
TS直後の生理トラブルなんかも、千駿の狼狽ぶりやリアクションが細かくて面白い。
トイレで急に生理がきてしまい、たまたま居合わせた女子グループに生理用品を借りようとするんですが、そんな女子間のちょっとした日常のやりとりは男性作者ではなかなか意識が及ばないんじゃないでしょうか。
逆に、生理用品を手に入れた千駿が使い方に戸惑う様子もなく「助かった~」で済ませるのは、カノジョも姉妹もいない男子高生にしてはどうかと思いましたが(笑)
女体化した千駿が女子の着替えシーンに興奮したり、自分の体をあれこれ触ってみたりとTSものお決まりのお色気シーンもありますが、主軸は女子が普段から体験しているような不便さや怖さ、独特の友人関係なんかを真面目に描いた学園ドラマで、TSコメディのような緩めのノリを期待していると面食らうかも知れません。
シリアスというほどではありませんが、男性の幻想にしか登場しないような「そんな女子いねーよw」的なきゃっきゃうふふモードではなく、《男子が女子の生活を体験することになったら》というテーマで深く掘り下げられている感じが良くも悪くも特徴的な作品です。
個人的にはとても興味深く拝読させて頂きましたが好みは分かれそう。
簡単にTSと書いてきましたが、本作の場合は千駿が生まれた時から女性として成長してきた《パラレルワールド的な別世界》を作り出すという設定なので、女体化したことによる大きな混乱はとりあえず起こりません。
そんな中、千駿をサポートする役を担うのがクラスメイトの里中環奈。
なぜか彼女は千駿が元男子であることを思い出し、また多少の打算もあって彼が元の体に戻れるよう協力することになります。
そしてもう一人、千駿が元男子であることを知る人物が登場しますが……そこは本編にてご確認ください。
これまでと同じ世界のはずなのに、女子として過ごすことで新めて感じることになる違和感や厳しさ、男子の時には見えていなかった事実や新たに形成される人間関係etc……。
それらが千駿にどんな変化をもたらしていくのか、今後の展開が楽しみです。
男性→女性のTSものって男性作者が多いイメージでしたが、本作の竹葉久美子さんは女性の作者さんのようですね。
それだけに、本作の主人公・桂木千駿(ちはや)が女体化したあとの女子グループとのやりとりや、男性から迫られた時の恐怖感のようなものが結構リアルに描かれています。
TS直後の生理トラブルなんかも、千駿の狼狽ぶりやリアクションが細かくて面白い。
トイレで急に生理がきてしまい、たまたま居合わせた女子グループに生理用品を借りようとするんですが、そんな女子間のちょっとした日常のやりとりは男性作者ではなかなか意識が及ばないんじゃないでしょうか。
逆に、生理用品を手に入れた千駿が使い方に戸惑う様子もなく「助かった~」で済ませるのは、カノジョも姉妹もいない男子高生にしてはどうかと思いましたが(笑)
女体化した千駿が女子の着替えシーンに興奮したり、自分の体をあれこれ触ってみたりとTSものお決まりのお色気シーンもありますが、主軸は女子が普段から体験しているような不便さや怖さ、独特の友人関係なんかを真面目に描いた学園ドラマで、TSコメディのような緩めのノリを期待していると面食らうかも知れません。
シリアスというほどではありませんが、男性の幻想にしか登場しないような「そんな女子いねーよw」的なきゃっきゃうふふモードではなく、《男子が女子の生活を体験することになったら》というテーマで深く掘り下げられている感じが良くも悪くも特徴的な作品です。
個人的にはとても興味深く拝読させて頂きましたが好みは分かれそう。
簡単にTSと書いてきましたが、本作の場合は千駿が生まれた時から女性として成長してきた《パラレルワールド的な別世界》を作り出すという設定なので、女体化したことによる大きな混乱はとりあえず起こりません。
そんな中、千駿をサポートする役を担うのがクラスメイトの里中環奈。
なぜか彼女は千駿が元男子であることを思い出し、また多少の打算もあって彼が元の体に戻れるよう協力することになります。
そしてもう一人、千駿が元男子であることを知る人物が登場しますが……そこは本編にてご確認ください。
これまでと同じ世界のはずなのに、女子として過ごすことで新めて感じることになる違和感や厳しさ、男子の時には見えていなかった事実や新たに形成される人間関係etc……。
それらが千駿にどんな変化をもたらしていくのか、今後の展開が楽しみです。
このレビューの画像
- 2023年9月5日に日本でレビュー済み男子高校生として生きてきた主人公が神様によって女体化させられ、
更に世界が「主人公が元々女性だった」ものとして作り変えられてしまう、といったお話。
・ノーブラにトレーナーで乳首を浮かせて街を歩き回る主人公に、通りすがりの男性が肘を胸に当ててくる
・困惑する主人公の元に男友達が現れ「女の子がこんな格好で歩いちゃダメだ」と言い手を引いて歩き出す
・男友達の事が好きな女友達に彼と手を繋いだ事を詰められる
・指定色以外の下着を着けているだろうと男性教師に詰め寄られ、二人きりの教室で服を捲くられ下着を確認される
・男友達がカメラで撮影しながら入ってきて男性教師が逃げ出す。その後男友達から告白される
・トイレに入っている時に生理が始まり、個室の外にいた女友達に声をかけるも嫉妬から突き放される
・個室から出られず泣いているところを別の女友達に助けられ保健室へ行く
このあたりでお腹いっぱいになり読むのをやめました。
(男友達に手を引かれる以外は)どれも女性として生きていたら起こり得る、
かつ男性視点だとなかなか可視化されにくいイベントではありますが、
物語の掴みの部分とは言え矢継ぎ早に連発されるとさすがに食傷。
今どきの男子高校生は保健室に生理用品が置いてあることくらい知っている気もしますが……
こういった女性向け漫画っぽい男性描写もまた男性には馴染みの薄いものであり、
色々な意味で男女それぞれの視点を感じられる作品……なのかもしれません。
- 2022年12月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入少年が少女になるTS作品にも色々あって、ふんわりしたTSなら好きなんですが、これはちょっと受け付けなかった。
本来の意味のTSというか、女性の大変さを男性が味わい、友人だった男にぐいぐい来られる展開で精神的BLでもあります。
お話の内容もモテ、モテ、モテ、それだけ。だれそれがだれちゃんを好きで、告白しようかどうしよう、こんなに好きになったのに、と、そんな心情がだらだら続きますので、おそらく女性読者にはぐっとくるんでしょう。
また女性の世界の生々しすぎる陰湿さ、なよっとした友人男のねっとりとした悪意と、いかにもな女性向け作品で、男性読者にはキツいかと。
また、女性作家特有というか、とにかく主人公がうすっぺらい少年像で、神に対する無礼さといい、
友人男も含めてちょっとありえない精神構造をしていて、男性読者からすると気持ち悪いです。元気さと無礼さは別ものですよ。
他の方がおっしゃってるような意味では「そんな男子いねーよw」でしょうか。
総じて少女漫画の域を出るものではないと感じました。
絵はかなり上手な方です。でも序盤にエッチなシーンとかもありますが、なにしろ女性向けの画風なので、客寄せにもなっていません。
男性読者に色気を出すなら作品の内容がアレですし、編集に入れろといわれたノルマかなんかですかね。
- 2023年5月8日に日本でレビュー済み元々男だって何故か知ってて女のままでいさせようと考えてるって事はそうゆう事だよね?