これほどまでに自分の気持ちやひととしてのありように悩む物語は、いまの時代あまりないと思います。ピュアなのだ、と括ってしまえばそれまでですが、人を恋うる気持ち、大切だと思う気持ち、それはほんとうなのか、何かの勘違いなのか、自己満足にすぎず相手にわがままを押しつけているだけじゃないのか、そんなふうに懊悩する姿に胸が痛くなります。
少し前ならこれは主人公が高校生であったり中学生の設定で描かれることなのかもしれません。ただ大人である大学院生がそれを悩むことに、逆にいえば時代性があるのかとも思います。
自己評価が恐ろしく低いシュバルツさんですが、リアルに存在していたらものすごく魅力的な女性だろうなと思います。
素敵な物語です。次巻も楽しみに待っています。

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長閑の庭(4) (講談社コミックスキス) コミック – 2016/10/13
アキヤマ 香
(著)
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憧れの榊教授(64歳)への好意は“嗜好”と“師弟愛”だと、榊本人に断定された元子(23歳)。それでも「恋だと証明するのを協力してほしい」と榊に詰め寄り、それで少し距離も縮まったと感じていた。しかしその行動について、榊の元妻・朝霧から強く釘を刺され…。
- 本の長さ154ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/10/13
- 寸法11.3 x 1 x 17.3 cm
- ISBN-104063409996
- ISBN-13978-4063409994
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/10/13)
- 発売日 : 2016/10/13
- 言語 : 日本語
- コミック : 154ページ
- ISBN-10 : 4063409996
- ISBN-13 : 978-4063409994
- 寸法 : 11.3 x 1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,395位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2016年11月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2016年11月12日に日本でレビュー済み翠さん、もう少しスマートな女性と思いましたが、まさかの牽制‼︎
こちらの勝手な想像でしたね。
でも、翠さんのドロドロが垣間見えて今後の展開も楽しみ!
- 2016年10月15日に日本でレビュー済み本巻の主役はなんといっても教授の元妻・翠さん(59)なのです。
シュバさんを相手に恋愛論をくりひろげながら強力に牽制したり、
教授との過去を語りつつ、教授にちょっと甘えてみたり、など完全に戦闘モードです。おっかないです。
書き下ろしのコスプレなど、作者は本当はこの女性が描きたいんじゃないのか?と思うほど力が入ってます。
そして最後には、シュバさんの「恋」に進展が。
「恋」についてシュバさんが出した結論はおそらく賛否両論あろうかと思いますが、それぞれが違う「恋」を持っているのだ、ということなのでしょう。
しかし教授がやはりかっこつけすぎ。登場人物が成長していく中、一番イライラするのが教授になってきました。
なにも成長しない教授がシュバさんに見捨てられるのも話としてありかな、と思います。
- 2019年7月26日に日本でレビュー済み自己評価が低く、自身なさげでいじらしさ反面、見る人によってはうじうじしているようにも見えるシュバさん。
田中さんのことが好きな樹里ちゃんは、表面的には笑顔で接しつつも内心ではシュバさんに嫉妬し、ほの暗い感情でいっぱいで少し嫌な女として描かれていますが、田中さんの気持ちや行動、それに対するシュバさんの煮え切らない態度を見ていればイライラするのは当たり前か…
教授の元奥の翠さんも、カッコいい、さばけた女性な感じで登場した割に、シュバさんに対する牽制のような行動、発言には教授への未練がひしひしと感じられやや大人げなかった印象。結婚時代のエピソードも今とは違ってヒステリックで自分勝手な翠さんにがっかり。
女性の「嫌な部分」がしっかり描かれている、綺麗に描きすぎてないのもある意味で魅力なのかもしれません。