今時、珍しい骨太のホラーで物語もキャラクターも素晴らしかっんですよ。
とりわけ、普通の大学生らが回帰に巻き込まれて一人、また一人と破滅してゆく様子は高い画力に支えられ、しっかり描写されていました。
こちらの興味をがっちりキャッチして、「次どうなるのだろう?」というワクワク感と怖いもの見たさの好奇心を存分に刺激してくれました。
だけど、途中、何かがあったんでしょう。
「実は!主人公が普通の青年ではなかった!!」的な展開から、都市伝説であり、ホラーの怪物である妖怪クダンが全人類の命運を決する宇宙規模の神的存在として描かれ始め……
いや、このラストはないでしょう。
『マーズ』ですよ、『マーズ』www
「何ダ、コノ醜イ生キ物ハ…ボクハコンナ醜イ生キ物ヲ守ルタメニ戦ッテキタノカ」→ドッカーン!→地球滅亡…この展開ですよ。
いや、ここまで丸真似じゃありませんし、若干、エピソードは違いますが!
『マーズ』読んだことないって漫画描きはいないでしょうし、わかっていて最後のネームを切ったんでしょうが…リスペクト?
いや、リスペクトしたからって商業作品でやらなくてもいいでしょうよ。
都市伝説から発症したホラーだったんですよ、どうして不思議SFになっちゃうんですかww
だいたい、第二次世界大戦の記憶も新しい『マーズ』の時代じゃあるまいし、大震災にも度重なる自然災害にも負けず、互いに協力して復興に励んでる、この日本ですよ。
「何ダ、コノ醜イ生キ物ハ…」なんてそしられる憶えはありませんにょ……
ってゆーか、唐突に暴動が始まって互いに殺し合うシーンが始まったあたりから違和感ありまくりですよ。
台風、地震、大雪、大雨&洪水と酷い目に遇いまくってる東京都民が今更、疫病の一つや二つで暴動を起こしますかいな。
うん、漫画は描いてる奴が神です。読者はカネ払って応援するだけ。
でも、カネ払った分だけ言わせてほしい。
アンタ、こんな投げ出すようなモン、描いて満足するような奴じゃないだろ?
途中まではしっかり面白く描けてたんだから! それこそ間違いなくトップレベルでいいもの見せてくれたんだから!
またホラー漫画、描いてくれ。
これに懲りず、もう一度、ホラー漫画に挑んでみてくれ。
実力も才能も証してみせたんだから、さ。

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クダンノゴトシ(6)<完> (ヤングマガジンコミックス) コミック – 2017/3/6
渡辺 潤
(著)
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「東京を引き金に世界は滅ぶ」――千鶴父の残した予言に抗うべく、“呪い”の元凶である光は自らの存在を消し去ろうと奔走する。しかし通り魔事件で注目を集めてしまった彼の体には、再び影が戻ってしまっていた。光は東京を救うことができるのか!? そして、夢の中で見た「光」の意味とは――。“件”の呪いを廻る怪奇譚、ここに完結!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/3/6
- 寸法13 x 1.3 x 18.3 cm
- ISBN-104063829316
- ISBN-13978-4063829310
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/3/6)
- 発売日 : 2017/3/6
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4063829316
- ISBN-13 : 978-4063829310
- 寸法 : 13 x 1.3 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 136,501位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2018年9月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2017年3月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入どんな展開になるのか・どんな種明かしがあるのか楽しみに読んできましたが、千鶴の父親のことや、結局辻本光とは何だったのかなど、知りたかったことはうやむやのまま終わり、残念でした。
終わり方も、ハッピーエンドと言えるのか…?
最初の方の何が起こるか分からない恐怖感は良かったので、全6巻と短いことだし、一回くらいは読み返すかもしれません。
- 2017年10月26日に日本でレビュー済み前半、後半で別の物語になっていました。
前半は件に死の予言をされていく大学生達が、自分達なりに死の運命から逃れようともがいたり、自分の運命に向き合ったりと、
人間ドラマとホラーミステリー要素が強いです。
後半は超常的な存在となった主人公が、自分の存在の呪われた境遇を追い、世界を救う方法を模索するというヒーローも黒幕も自分、というような苦悩する物語という感じ。
低評価なのは、恐らく、件と主人公それぞれの定義が少し伝わりづらかったからかもしれません。
件は死の予言するのか(復讐?)、
死の運命から運良く逃れた者を死に導く存在なのか(自然の摂理?)、
これから起こることをただ伝えるのか(運命の伝達役)…
主人公も神の化身なのか災厄を呼ぶ存在なのか、人間に鉄槌を下す役割なのか、
それとも本来はただ人間の運命を傍観する立場なのか…
主人公と主人公の分身が様々な行動をすることによって、基本がどれで、どれがイレギュラーなのかわかりにくい状態に…。
ミステリーでは真実と思ったものが2転3転するのは楽しみどころではありますが、
「なるほど、これが真実だったのか」と最後に読者がスッキリ出来ないようでは、やはりストーリ運びに難があったと言わざるを得ません。
この作者さんはストーリ運びが上手という印象を持っていたので、「どうしたのかな?」という感想です。
- 2021年11月13日に日本でレビュー済みなんだかよくわからないまま、解決しきれないまま、謎が残されたまま...。
結局クダンノゴトシってなんだったの?
ミステリーなのかホラーなのか?という面白くなりそうな部分が、急になんでもありの超常現象の連続で、もう別に呪いでも魔法でもなんでもありな展開になってしまうと謎も怖さもしらけてしまう。
最後はもう今となっては他の物語でもよく見るオチでした。
- 2018年9月1日に日本でレビュー済み結論、人間はダメな生き物だって言いたいんでしょうけど、
物語の途中にあった意味深な場面や伏線はどこに行ったのでしょうか。
テーマを件にする必要性もあまり無いような終わり方でした。
- 2018年3月2日に日本でレビュー済み前半は「大学生グループが7日後に予言されて謎の死を遂げ残されたメンバーはその謎に迫る」というありがちな展開に牛要素を加えました、みたいな話ながら不気味なクダンと演出の上手さで面白く読んでたのですが、後半は更にありきたりなデ○ルマンもどきなにって結局100回は見たみたいな適当なオチに。
肝心の光の存在もなんだったの?だし読んでかなり損した感じでしたが最初は確かに面白かったので星2つ。
- 2017年5月11日に日本でレビュー済み話しを無理やり終わりにさせた感じで残念でした。
5巻までは良かったのに。