ラストシーンを見てスッキリ納得したか?と言えば、やっぱり落とし所はこうなるよね、という感じでした。本作はのっけから殺人から始まるし、作中、やや悪趣味な描写もありありだったので。あまりにも屈折していた独占欲と嫉妬心?から、多くの犠牲者を出したとはいえ最初から最後まで三堂が主人公に向ける愛は一貫していた、これが三堂三姫なんだ、という感じで楽しませていただきました。作者の他の著作を見るにつけ、こういうのが好きで仕方ないの?とも思いましたけど。
「さよならトリガー」みたいな日常系癒し漫画も描ける方な様なので、読了した後は鬱展開作品からは一旦、離れようかと思ってます。
比較的まだ甘いと言えるけど、グロ耐性のない方もあえて異常者の愛を最後まで読んでみて、ヤバみを楽しんでいただきたいと思います。

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異常者の愛(6) (少年マガジンコミックス) コミック – 2018/10/9
千田 大輔
(著)
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愛してる。だから、何をしても許される。ソレは、愛らしい外見をしている。ソレは、一途な愛に生きている。ソレは、とても擬態が上手い。ソレは、あどけなく微笑む。ソレは、悪魔である。一之瀬一弥。16歳。男子高校生。常識も、言葉も、何もかもが通じない。“ソレ”に愛されてしまったことが、彼の不幸のすべてだった──。“愛”が“血”を呼ぶサイコホラー、禁断の開幕!!
悪魔を屠れ。異常な愛を駆逐しろ。悪魔が姿を隠して半年。ようやく決着の時が来た。「二重スパイ」の情報戦を仕掛けるも悪魔の牙城は崩せない。しかし、それでも……なんとしてでも、終わらせなければ。血が吹き、肉が切り裂かれ、悲鳴と嗚咽が響き渡る。決して最後まで、目を背けるな──。“愛”が“血”を呼ぶサイコホラー、完結。
悪魔を屠れ。異常な愛を駆逐しろ。悪魔が姿を隠して半年。ようやく決着の時が来た。「二重スパイ」の情報戦を仕掛けるも悪魔の牙城は崩せない。しかし、それでも……なんとしてでも、終わらせなければ。血が吹き、肉が切り裂かれ、悲鳴と嗚咽が響き渡る。決して最後まで、目を背けるな──。“愛”が“血”を呼ぶサイコホラー、完結。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/10/9
- 寸法11.6 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104065129869
- ISBN-13978-4065129869
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2018/10/9)
- 発売日 : 2018/10/9
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4065129869
- ISBN-13 : 978-4065129869
- 寸法 : 11.6 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,011位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2019年2月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入三堂と主人公の関係に終止符がうたれました。おそらく、主人公が望まないカタチで。
自分が愛する人と結ばれることがないと分かってしまってなお、相手のことを愛している。それならば相手の記憶の中にだけでも居続けたいという、愛情表現の一つの形を6巻かけてエピソードにした漫画だと思います。他のレビューにもあるように、最後の方の三堂の罠が初期と比較して甘いだとかいう指摘はごもっとも。
読み終わった後に「嫌悪」「共感」「爽快」「安堵」etc...読者によって感じる感情は様々でしょう。
自分は最後の三堂の気持ちに共感してしまいました。
つまり、自分がサイコパス(の初心者?)だと分からせてくれるマンガでした。三堂みたいなことはしないけど。
自分的にやや不満だったのは、サイコパス系マンガにありがちな縦線のみで表現した人影などがラストの方で垣間見えたのが、せっかくの絵柄を活かしきれていない気がして残念でした。
読み終わって不快な人は消せばいいし、そうなりそうな人は読まなければいい。
購入前に色々な考えの人のレビューが読めるっていいですね。
- 2019年10月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入最近作者が書いている漫画を見てそれが琴線に触れたのでこちらも読破した。
サイコパスっていうのがどうも無自覚な猟奇性という意味に捉えられがちだけど、
実際には目的のために手段を選ばない、自分の利益のためには倫理や他者の損失を一切考慮しない性質のことだとどっかで読んだが、概ねそれをよく描けてるのかなと思う。
三堂は自分にとって望む形で主人公に愛してもらうために主人公の周辺を潰していったあたりとか、最終的には自ら殺させようとしたりとかしているあたりがよかった。
自分にとって必要ない、気に入らない物を容赦無く潰していくのは気持ちが良かった。
途中で拷問で主人公の体に自分の名前を彫り込んだのも、最後本人の望み通りの結果を与えていたし本当に用意周到。
ここまで描いていると三堂完全勝利のバッドエンドもありだったんじゃないかなーと。
- 2018年10月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入もう少し三堂さんに大暴れしてほしかったとは思いますが
手口のパターンが限られてるので、ここが限界ですかね。
主人公はあくまでサイコパス三堂だと思って読んでるので、
彼女の主観世界を破壊せずに終えたことを、高く評価したいです。
サイコパスが反省して、最後に正しいものが勝つでは興ざめしきりですから。
ただ、ハッピーエンドと言われているのは違う。
モンスターからは逃げるしかないのだという諦め、戻らない時間と傷。
どれほどのものが失われているか? これはエンドではあるが、まるでハッピーではない。
だからこそ良いエンドである。
最後に好きな人とくっついたなら、他はどうあれハッピーエンドという価値観狭窄は、
三堂と変わらない思考の歪みですよ? うふふふ。
- 2018年10月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入真の主役である三堂さんの敗北エンドは残念でなりません。
最後の最後で平凡に終わらせたなって感じです。
どうせなら三堂さん勝利エンドで一生記憶に残る異端作品に仕上げてほしかった。
とはいえ、楽しませていただきましたので星5とします。
お疲れさまでした。
- 2019年8月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入人の無自覚な言動で他人の人生を歪ませて、狂わせてしまう可能性が日常的に存在する、言葉は刃物一緒で使い方が大切ですね、とても参考になりました。
- 2019年6月12日に日本でレビュー済みAmazonで購入いろんな漫画もってますがある意味一番好きな漫画です。あーいろんな愛があるんだなと(;^ω^)
- 2018年10月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入センセーショナルな内容でスタートしましたが、完結してみると、
特別などんでん返しもなく、素直な終わり方だと思いました。
謎解きミステリーなのか、心理サスペンスなのか、エログロなのか、
その分類は迷いますが、どこにも明確に分類できない中途半端さが、
その迷いの原因でしょう。
いわゆるラノベの世界だと、都合よく、両親が海外に出ていたりして
必要最小限の登場人物のみで話を進めますが、この内容であれば、
登場人物を、関係者のみに留める理由は不明です。
そもそも、この手のサイコパス系の犯罪者は、題材として難しいので、
過激な殺害描写や心理描写、エロ表現に逃げたります。
もしかしたら、体の細い女の子を描きたかっただけかも知れません。
一方で、殺害よりも、小さな刃物で切ったりする自傷行為にような
ヤンデレ的表現が好きなファンもあるでしょうから、その評価が
難しい分野です。
心理的にも、追い詰められる登場人物らに共感するホラー的展開。
それが、屈強な殺人者や、異形の怪物ではない日常的な恐怖。
特に、ここ最近、この手の作品が増えており、世の中の趣味嗜好の
変化みたいなのを垣間見ることが出来ます。
ただ、まぁ、個人的には、心理サスペンスとしても、冗長と言うか、
ワンパターンな内容でそろそろ飽きてきたところ。
大団円(?)というより、6巻で終わったことに、ホッとした気分です。