羽咲と志波姫、コニーと津幡の試合が完結し、物語は決勝の舞台へと移る。
今巻は、登場人物たちの準決勝に対する思いが溢れるばかりか、全巻までと比べてモノローグが多かった。
モノローグは心情の説明には便利だが、スポーツ漫画では多用するとスピード感が落ち、読者が試合にのめりこめなくなってしまう。
準決勝はしかし、それぞれの想いを清算しなければならない舞台だったこともあり、致し方ない部分が大きかった。
ゆえに、ここからが作者の腕の見せ所だろう。
決勝の舞台は整った。
面白い漫画、語り継がれる漫画は結局、巻を増すごとに面白さを越え続けられるかどうかに関わっている。
最後の戦い、最高の面白さを期待しています!

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はねバド!(15) (アフタヌーンKC) コミック – 2019/6/7
濱田 浩輔
(著)
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春の王者・唯華の巧みな試合運びに、攻撃の糸口を掴めない綾乃はいら立ちを募らせる。一進一退がつづく第2ゲーム、硬直した展開を打破するために、綾乃は温存していた新しいクロスファイアを放つが、その軌道は今までのものとは違っていた。そして綾乃と唯華の戦いの傍ら、準決勝第2試合コニー対津幡の戦いが始まる。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2019/6/7
- 寸法13 x 1.4 x 18.3 cm
- ISBN-104065157196
- ISBN-13978-4065157190
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商品の説明
著者について
「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。
主な作品に『どがしかでん!』『パジャマな彼女。』(集英社)。
2013年6月より「good!アフタヌーン」にて『はねバド!』連載開始。
主な作品に『どがしかでん!』『パジャマな彼女。』(集英社)。
2013年6月より「good!アフタヌーン」にて『はねバド!』連載開始。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2019/6/7)
- 発売日 : 2019/6/7
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4065157196
- ISBN-13 : 978-4065157190
- 寸法 : 13 x 1.4 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 57,848位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2019年6月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2019年8月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入前巻から引き続き、熱い展開です。
(志波姫さん好きなので、特に……)
単行本派なのですが、次巻がとても楽しみです。
- 2019年6月25日に日本でレビュー済みAmazonで購入全ての人物に物語や背負うものがある中で、勝敗をとても誠実に描ている漫画だと思いました。
また、自然と登場人物みんなを好きになってしまうキャラクター造形にも脱帽です。
迫り来る終幕に寂しさを感じずにはいられませんが、続きが楽しみで仕方ありません。
- 2019年6月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白かった
戦いはまだ続く的な終わりかた
最終巻ではないですよね?
- 2019年6月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入Kindle版の1~3巻が無料だったのでDLして読んでみましたが、その流れで15巻まで購入して一気に読みきってしまいました。早く続きを…。
アニメは視聴済みでしたが、随分と原作からアレンジされていたのですね。
- 2019年11月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入綾乃はどうも不安定すぎる。
でも安定してないからこそ強いとも言える。
- 2019年6月21日に日本でレビュー済み今作も大変すばらしかったです。この作者の素晴らしいところは、コートに立つ選手どちらもが主人公になってしまうことでしょうね。インターハイ以前は羽咲が悪で相手が正義の構造が漂っていましたが、現在はどちらも必死に戦っているので(荒垣以上の相手なので当然ですが)、見ていて非常に気分がいいです。試合部分は。
しかし今作は試合以外の部分で心が重くなるシーンが多いです。今まで以上に女の子たちの病んだ顔が見られますよ。
それにしても唯華ちゃんエッチだったなあ。
とてもえっちっちな漫画でした。応援しています。
ps 特装版を買いました。表紙や一枚絵の書下ろしが欲しい人は買いましょう。
- 2019年6月9日に日本でレビュー済み熱い情熱をもって駆け抜けるだけが青春ではない。もちろん自分も情熱とは無縁の青春だった。だがどうにもこの漫画を読んでいるとそんな自分の十代に悔恨が差す。羽咲は相変わらず歪みながら自意識を肥大させてゆく。こんなのはまともな青春じゃないし健全じゃない。だけど反面、これほどに足掻きもがく生を羨ましいとも思ってしまう。
コニーもそうだ。両者ともに中盤で若干、衒学的というか文学的な表現での心象描写や言動が描かれる。最初は面食らったが、これはそれぞれが幼年期の殻を破る際の儀式のようにすら映った(この演出が成功か失敗かは別として)。
といっても本当に危ういのは羽咲のみで、コニーは割とちゃんと前進してる感はある。主人公のみが一歩進んで三歩下がる形式の歩みで危なっかしいたらないが、それ故に目が離せない。作者は一体この物語の落とし前をどうつけるつもりなのか。過分な期待をもって続きを待ちたいと思う。