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攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM(5) (KCデラックス) コミック – 2023/5/18

5つ星のうち4.5 160個の評価

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アフリカにあるサヘル経済特区日本領事館の柊茂樹が中毒死した事件を追い始めたトグサとツナギ。
「新婚旅行の休暇」という名目で、サヘルにやってきた2人は、
殺害に使われたブラックマンバの毒を追って砂漠のオアシスで生活するギリ族に会いにいく。

一方、サヘル経済特区があるマディシ共和国では軍事クーデターが起こり、
モジー将軍が政権を操るが解放軍のギリ族と内戦状態にあった。

まったく関係ないと思われたマンバ毒と内戦の点と点は線になり、柊の事件の真相が見え始める!!
アフリカの大地が焼き尽くされる前に、トグサは革命の炎となったキーマンを確保できるか!?
新品まとめ買い 攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2023/5/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/5/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4065317061
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4065317068
  • 寸法 ‏ : ‎ 15 x 1.9 x 21 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.5 160個の評価

著者について

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藤咲 淳一
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2025年4月6日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    何故かこの5巻だけ近場の書店に無く、6.7巻を読めませんでした、やっと手に入り一気に読む事が出来ました、内容は書けませんが自分の予想を超えたストーリーで、最高でしたよ、飛ばして読まなくて良かったです!
  • 2023年6月24日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    まず、この巻のKindle説明文は現状2巻時点のものになっているのでそこは修正してほしいです。
    5巻の中身については、前の巻から引き続きアフリカ編の続きになります。5巻発売時点でもまだコミックデイズでのアフリカ編の決着は見えないので、6巻で終わるのか7巻まで続くのか…。
    1巻のレビュー時点から書いていますが、「攻殻機動隊の原作準拠」という出版社からの触れ込みについては、あまり信用しない方が良いです。
    他のいくつかのレビューにある通り、士郎正宗の原作設定や緻密な作り込みを求める人にとってはどうしても食い違いや粗が気になってしまうと思います。
    それはそれ、これはこれ、としてどちらかと言えばアニメSACの路線でカジュアルなエンタメとして楽しみたい人には十分楽しめる内容だと思います。
    今回の表紙を飾っている新キャラも、攻殻の世界には異質なキャラクターデザインですが、読み進めているうちに妙に可愛らしい憎めないキャラクターとして魅力的に感じられました。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年4月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    トグサがイケメン設定でも構わないが、戦争でおかしくなったシリアルキラーは違和感が大きい。士郎正宗の描く戦争はトラウマをもたらす災厄であると同時に日常でもあるからだ。原作へのリスペクトが欲しいと思う。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年6月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    部族紛争自体が日本人にはわからない。資源の山の上にいる貧弱に資源目当ての亡者が
  • 2023年5月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    毎度のことながら「原作1.5の続き」という触れ込みを織り込んで評価致しますと、考証は図られていません。リアリティレベルも高く設定されているとは言い難く「士郎正宗原作版攻殻の続き」を期待される方にはお勧めできません。
    「新興国を食い物にする先進国(の中の一部の勢力)」「その先進国に媚びる売国奴・それに付随する内乱とそれを食い物にする新興国の中の富豪」「貧富の格差」「家族」「民族紛争」をテーマにしたシリーズの第二弾(第二シーズン第二巻)ですが、一応マンガとしては「判りやすい」とは言えます。
    しかし、ポリティカルフィクションとして見ても独自性も薄く物語としてのスケールが各視点で乖離・散逸しすぎています。「電脳・義体化・ネットワーク社会」といった攻殻機動隊という作品が持つモチーフの要素も少なく、上記題材と攻殻という作品のマリアージュによる驚きはありませんし、特に新しい技法や題材に挑んでいるようにも感じられません。「攻殻モチーフを除外した独自の作品」として見ても平凡。既存のキャラクター勢は焼き直し感が強く、本作独自キャラも戯画化された個性が付与されており深みは感じられません。表現も「原作を無視していないという記号」に終始し、そのセレクトには「敢えて品位のない表現を採用しているのだろうか?」と感じられ、センスを疑わざるを得ません。
    一方で部分単位や題材そのものには少しづつ光るものを感じますので、演出次第では化けそうな要素は秘めており、非常に勿体ないです。
    ---
    以下気になる点をピックアップ。

    ・巨大四脚義体の歩行補助に重力低減用の試作グレベニコフ機構を搭載したと言っていますが、アイディア元と思われるダミュソス重力制御はアップルシードにおいて一般の国家が持つ科学技術を遥かに凌駕するオリュンポスが攻殻の時代から100年も後にようやく実用化に成功する技術です。原作世界設定の上では一般の技術しか持ち得ない中国やソ連によってこの時代に実現することは絶対にあり得ません。どうしてもというならばその理由も作中で説明すべきです。

    ・「造られた時に持ってない器官を利用する」「同じ個体が何人も存在する」いうことから断定は出来ないものの、ニュアンスからはプロトはバイオロイドという設定だと推測します。士郎正宗先生の原作設定ではプロトはアンドロイド、オペ子の男性型です。バイオロイドであるという設定はS.A.C.のものです。原作設定ではこの時期に第一世代型のバイオロイドが出てくることは不許可設定です。
    この時期バイオロイドはオリオングループが秘密結社ポセイドンより持ち去ったデータを使ってひっそりと実現しているだけですし、秘密結社ポセイドンがアポルシード計画を破棄した段階でポセイドン(ポセイドンインダストリアル、後の日本)はバイオロイド研究の足がかりを失っています。どこからプロトが派遣されてくるというのでしょうか。
    リモート義体で「パズ仕込みのハニートラップをしかける」とのことですが、原作設定に準拠するならばわざわざプロトに担当させるよりも女性型模擬人格を有するオペ子にやらせればよい話です。原作でバトーが違法電脳ポルノ制作中の草薙にアクセスした時のセリフを引用したりしていますが、全ての要素において的外れです。そもそもどちらか判断がつかない微妙な言い回しをすること自体どうかと思います。
    さらに仮に推測通りプロトがバイオロイドならば、前シリーズでのツナギやシロクマたちのヨモギによる「生物系義体・人工生体産業」の事件にプロトはうってつけの人材だったはずなのになぜ途中からでも登場しなかったのか?ということやヨモツに対しての霊能局の五十鈴や荒巻の向き合い方が謎になります。S.A.C.のようにライフサイエンスが解禁された人物を預かっていとしたら、言葉ではともかく仕草では逡巡したり、辞意を見せたツナギに対し自立した一人の存在であると鼓舞した荒巻の対応は変です。今更バイオ系義体の実験体を前に何を躊躇うのでしょう、プロトと同様に接すれば良いことです。アンドロイドであるならば今回の描写が謎になります。どう受け取れば良いのでしょうか。

    ・アフリカ大陸には大戦中に電波や光の邪魔をするジャミング分子が撒かれ、これによりアフリカ大陸は大戦には巻き込まれなかったとのことですが、そんなものが存在すればHERO対策など、世界の技術・社会を一変させる大発明だと思いますが、原作世界にそんなテクノロジーがあったとは初耳です。広域、それこそ世界中に撒けば世界大戦そのものを本格的に邪魔することも出来たはずですが、なぜアフリカだけで他の地域はそうしなかったのでしょう。「先進国」の一般生活に支障が出るからでしょうか。だとしてもなぜアフリカだけに撒かれたのかの謎は残ります。
    そしてアフリカが大戦に巻き込まれなかったとする前提に立てばサハラ砂漠に地雷などは撒かれていないはず。一方原作世界観のサハラ砂漠では地雷を破砕処理をするためのマイクロマシン製造プラント・ソロモン級巨大マシン・アスタロトが秘密裏に活動中です。つまり士郎正宗先生の認識上では暗にサハラ砂漠には特に優先してそのようなマシンを投入しなければならない=地雷などが存在する=アフリカ大陸は大戦の戦禍を免れてはいないということを示していると思われますが、この齟齬を埋めるような説明はありません。

    ・原作設定でも確かに南北問題は存在しています。しかし攻殻機動隊の時代では特に第三次核大戦・第四次非核大戦による被害は深刻で、世界全体が向こう80年間は復興に尽力しなければならない状況です。
    中国には1999年にアンゲルモア隕石が落下して中国共産党体制は崩壊。政治体制は一気に民主化に向かい、その結果第四次非核大戦をアジア勝利に導く一端となったものの、復興と国内の安定を優先しており、よそに手を出す余裕はない状況。ソ連は地球温暖化の進行によってシベリア開拓が可能になり、なおかつ戦わずして不凍港&念願の海運貿易手段を入手。貿易が潤っており冷戦構造も軟化してアメリカとソ連には交流も発生。結果としてアメリカの政治システムの中に米ソ連合という公共サービスが提供されるほどになっています。(余談ですが原作世界のアメリカは公共サービスが選択制となっており、「アメリカ帝国」と「米ソ連合」が存在するだけで分裂はしていません。ソ連が崩壊した上でアメリカが分裂したことになっているのはS.A.C.の設定です。混同注意。)
    整理しますと、ソ連は懐事情が改善されて潤っている一方、中国は復興と国内統治に全力を注がなければならず、現実のロシアと中国とは事情が全く異なります。つまり、作中の中国とソ連が手を組んで巨大義体を開発してアフリカに売り込む理由などないはずなのですが、その隙間を埋める説明がありません。攻殻ARISE及び新劇場版のように戦時中のビジネスが継続困難になり、新たに市場開拓に出たという説明には一定の説得力はありますが、中国はアジア陣営に与しておりソ連と中国が組む素地は現実のロシアと中国ほどにはありません。せめて外務省の会話などで国家の中の一部組織が独走しているような情報でも入れてくれればそこまで違和感は無いのですが…。そこに経済特区の出資や計画に一枚噛んでいたという以外日本の外務省の一部が関与する理由も存在しないはずですが、そこは続刊にて語られるはずなので今は待つことに致します。

    以上のような齟齬に対して説明ない本作は原作世界に準拠するための考証がなされているか疑問です。

    ・アジリは物語の都合上、家族を守るために「電脳麻薬で自己を奪われて革命のコマに使われる」「息子が臓器売買の素材としてが狙われて闇落ちするかもしれない」といったような「酷い目に遭わされる」役割を担わされてしまい、かなり悲惨な状態。悪役たちや「族長」「電華メディア所属の女性エージェント」「暗殺者」も非常にステレオタイプ。アフリカ視点の中心軸であるアジリを含めて「お話を進めるために役割」を担わされたキャラクターが多く、感情移入し難く、なおかつストーリーの都合が前面に出されており非常に強引な印象を受けます。自分は物語全体のバランスを見ており、特定のキャラクターの視点からは見ませんのでその辺りの判断は致しかねます、悪しからず。
    (余談かつ私事で恐縮ですが、介護の経験上「認知症のキャラクターをギャグ的に扱うことに」関しては感心致しませんでした。エンタメの要素なので多くは申しませんが…)

    ・「ブラックマンバの毒」「電脳麻薬」が中心軸として存在していますが、各組織の思惑などが複雑に絡み合う上で非常に影が薄いです。複雑な背景事情や思惑が絡み合っていれば「高度な政治的な話になる」訳ではなく、複雑な背景を作りすぎたがために作り手が情報提示に手を焼いているようでは本末転倒です。ページ数の割に中身は薄く、本書一冊による読書リズムも微妙。雑誌掲載からは外されましたが元々は青年誌掲載でしたから、頭が疲れている社会人に向けてライトな作風にしたいのか、含蓄ある小難しい話にしたいのか王道エンターテインメントを目指しているのか、触れ込みどおりの原作ファンに向けたいのか、目的も読者ターゲットもよくわからない状態になっているように感じます。

    ・トグサ・ツナギが「9課は事件を未然に防ぐ組織だから」とアジリや部族の都合に首を突っ込んだ手前か、組織の理念を踏襲して都合よく解釈して独走します。同様になぜアフリカに教官として派遣されてきているか不明なままのバトーも独自にかつての因縁を感じた暗殺者の情報を察知、これを排除しようと動き始めますが、外務省が関わる犯罪として信用ならない面を差し引いても既存キャラクターが法的意識もなく手前勝手に動き回る本作から原作キャラクターとの連続性やプロとしての面影を感じることはできません。この作品における公安9課部員の法的意識はどうなっているのでしょうか。また、「バトーの過去の因縁のキャラクター」という手垢に塗れたパターンももう見飽きました。
    なお「バトーが教官をしているのは少しでも教え子を戦場から生きて帰還させたいために生きる術としての戦闘術を学ばせている」というのは判りますし納得もできます。しかし知りたいのはなぜ「国内の案件で忙しいはずの公安9課の部員であるバトーがわざわざアフリカにまで出向して訓練教官をしているのか」です。続刊での説明に期待します。

    ・表紙からしても「派手に暴れ回る暗殺者」は本巻随一の見せ場として用意されたと推察します。しかし、客観的に見て夜鳥は「嗜虐性が強く、自らの快楽を追求する倫理観の壊れた狂人」であり、おおよそ扱いが難しいであろう剪定バサミのような暗器と推力を増加する特殊義体をセットで使用しますが、運用方法から感じられる説得力はありませんでした。トグサが語る「軍用のカタログの表紙を飾っていたから知っていた」というような説明も噴飯ものですし、本作内の別件で説明された「サイボーグは砂漠では専用の義体を用意するが、それでもなお環境適応は難しいものである」と説明した内容とも齟齬があり、本作独自の運用方法や機能美のような見解・アクションも見られず期待外れでした。何より合理的に考えて訳がわかりません。なぜその義体を選んでいるのかという理由は示されますが、つまるところ趣味性を重視した回答でしたし、確かに夜鳥は正常な判断ができるキャラクターには見えませんから本当に常軌を逸してしまっているのかもしれません、それなら納得です。辛巳製薬はもう少し人材を吟味した方がいいと思います。
    そして士郎正宗先生は常々派生作品では残虐な描写は避けるようにした方がいいと仰っているのですが、必然性があると思えるならまだしも、それも守られておらず残念です。なおメタ的に「残虐性があった方がウケがいい、読者の緊張感が持続する」等の理由は作中における必然性ではありません、念のため。

    ・暗殺者は色々と語りを入れますが、なぜか快楽殺人のようなことを優先して「プロ」を名乗るものの悉く目的を果たす機会を逸しています。恐怖を与えるのは彼なりの口の割らせ方かもしれませんが、大変非効率に見えます。確かに電脳麻薬によって狩猟本能が解き放たれたアジリと拮抗・制圧したことやトグサが義体の関節等を狙うことに対してプロの技とすることには一定の説得力はあります。しかし結果的に物語上「口が達者で自信満々な敵を打ちのめすことで読者にカタルシスを与えるためにそのように仕向けている」のかもしれませんが、「不要なプライドも戦場に捨ててきた」と豪語しつつ、プライドに順じて再戦を予告する腕利きの暗殺者は「カッコイイ暗殺者を演出している」だけで引いて見れば却って非常に格好悪く「自称プロ」の域を出ず、首を傾げざるを得ません。もちろん任務を果たすためやツナギの腕を「妻の腕」とする等の目的を諦めていないからというのもあるでしょう。しかし結果が変わる訳ではありません。むしろ初手で義体の関節を狙った射撃を成功させたように「省略されてしまった『義体の弱点をちゃんと狙うトグサ』」はちゃんと描写すればトグサも夜鳥も両方プロなのだなという見せ場として盛り上がったと思いますが、なぜか回想シーンで軽く流されてしまっています(まあ関節機構に銃弾を撃ち込まれて動けるのは謎ですが…)。これは非常に勿体なかったと思うのですが…。トグサの活躍より夜鳥の方を見せたかったのでしょうか。
    またシーナが十分確認を取っていたとしても聞かれてはマズいはずのポリシーを口で語りながら普通の訓練教官を暗殺するなど、演出過多であったり、全体として「一般人」や「普通程度の技能の持ち主」を引き合いにして「プロ」が優秀であるという見せ方に頼る点も気になります。同等の技量の持ち主同士で拮抗している場面が描かれているわけではありませんので、素人を痛めつけているようにしか感じられません。さらにいくら素人に毛が生えた程度と言えども教育を受けたはずのツナギが最初から助けを呼びに行かなかったの謎ですし、足元にアジリがいるのに「よくも友人を!」と言いながら夜鳥に射撃する族長も謎です。もっともこの作品は「こういうリアリティレベルである、ツッコミは野暮」と言われればそれまでですが…。できれば「攻殻機動隊」というモチーフに沿って「プロ」と名乗る者たちくらいは専門技能を持つ者同士の知的な異種格闘戦のようなものを見せて頂きたいところです。

    ・「臓器売買ビジネス」が根底にあると示されましたので「カネで臓器を売買する富裕層」が「生身の体に固執する様」をして"Human Algorithm"というテーマに還そうという狙いがあるならば前シリーズの「生物系義体・人工生体産業」よりは幾らか良いという程度ですが、当シリーズのテーマとして一応の納得感はあります。しかし「臓器売買ビジネス」はフィクションにおいては古くからあるモチーフですし、攻殻S.A.C.の第一期において医学生がアルバイト感覚で臓器を横流しする話があったりしますので、そこまでの意外性はありません。

    ・脚本家の手掛けられたストーリーも手慣れており、良くも悪くも脚本家の方の独自世界観による「いつものやつ」です。精緻な絵を崩しておられないことからして真剣に取り組まれていることは明白な作画担当の方の頑張り自体は評価していますが、それらの要素がうまく一致して結果には結びついていないようで残念です。
    マンガとしてはアクションに要素の多くを振りたいようにお見受けしますが、おそらく脚本家から提示される事件背景の説明が膨大なのでしょう。説明がダイアローグで話される部分とアクションや日常会話のような場面で熱量の違いが見られたり、パート毎のバランスで噛み合っておらずメリハリがありません。5巻になってこの状態ですと構成の問題もあるでしょうが、この座組がそもそもこの攻殻というモチーフには向いていない、またはマンガ家の方の作風がモチーフと合っていないのではないかとも思えてきます。
    ---
    纏めに入ります。攻殻とは無縁の独自SF作品であるならば特に何も言わないのですが、上記指摘に基づき「攻殻の原作続編」としてこれでは流石に評価することも他者にお勧めすることも出来かねます。此方も特に原作を神聖視したり、この作品を批判のための批判をしたい訳ではなく、触れ込みで謳っているなりの範疇におさめて頂けたら特に言うことは無いのですが…。「原作の続き」は読者の誰かが言い出した話でも誰かが強要した訳でもありません。「自分で言い出したルールを守れない」のは「おかしな話」ではないでしょうか?編集者や出版社も「原作の続き」と謳って宣伝に使っておきながら看板に偽りありな状態を放置するのは無責任ではないでしょうか?校正・校閲をしないのでしょうか?この齟齬はもはや「別作家陣による作風」では吸収しきれないと思うのですが。

    つまるところ、この座組による今まで通りの通常運転でしかなく本作ならではの視点を見せてくれるようなものではありませんでした。よって「触れ込みにもある原作の続きという視点で見る」&「攻殻というモチーフの中にどのような目新しさがあるかを見る」という自己評価軸に照らして今回も☆1とさせて頂きます。

    要素を鑑みるに次巻でこのシリーズは締めに入っていくのでしょう。
    難しいでしょうが、可能なら「原作と同じ世界観」を謳っているのですから、その利点を最大限引き出せるよう最低限の辻褄は合わせて頂きたいと思います。それが関係される方々のキャリアや引いては原作者の士郎正宗先生の利益に結びつくと思いますから。
    ---
    末尾となりますが、刊行されて間もない今現在アマゾンでの商品紹介は第二巻の内容説明になっています。そういったところに「この作品の扱い」が顕れてしまいますので、どなたが商品説明の記載を行っているかは存じませんが、第二巻の商品説明をコピー&ペーストをしてないでちゃんと仕事をして頂きたいと思います。
    13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年5月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    毎回こうやって書くのは、この作品が原作の続きと勘違いして買おうとする方に向けての注意喚起です。
    作風の違いだけでは済まない、このレベルの原作理解度で原作の続きを語らないで欲しい!と言う怒りからかなり言葉が荒くなっています。士郎正宗版攻殻を神聖視しているわけではなく、この漫画の理屈や設定キャラの性格があまりにも原作と剥離していて続きを名乗るにはお粗末だからです。続きを名乗って宣伝し客の興味を引くのならばせめて物語上の最低限の整合性は取って欲しいものです。原作との整合性があって初めて作品の評価ができるのですが、この作品はスタートラインにも立てていません。(この作品でバトーが「俺は戦争屋だ」と名乗っているのを見て原作っぽい~とはしゃいでいる方々は本当に原作を読んでいますか?この作品内の中国は現実と同じく大国の雰囲気を醸し出していますが、原作世界の中国は隕石落下と第四次世界大戦で国が混乱・疲弊・迷走していると知っていますか? 5巻も経って間違いだらけのこのありさまだから編集、脚本家、漫画家、THAに関わるスタッフ全員があまり原作世界を理解していないのでしょう。素直にSACの外伝として描けばいいのに商業的なしがらみとかあるのでしょうね。読者には関係ないので考慮しませんが)
    この作品が好きな方は自分のレビューは気にしないでください。見ている部分が違うのでしょうから。

    ここまでが「原作の続き」と言う部分に対しての突っ込み。以下この巻の感想です
    相変わらず士郎正宗先生の原作の設定は無視。
    士郎正宗先生の設定では重力制御技術はアップルシードの時代、およそ100年後に実用化されるのでこの時代は試作品すら存在するわけがないのですがなぜか普通に出てきます(金持ちとはいえ一般人の家庭まで浮くテーブルが流出しているのでこの時代にこの技術が無かったことにも出来ませんしね)。

    ストーリーもあいかわらず雑。ブラックマンバの毒という情報だけでなぜか海外に派遣されるトグサとツナギ。せめて外務省が絡んでいるという「しっかりとした確証」を荒巻が持っていたら九課の人員を海外に送り込むのもわからなくもありませんがそうではありません。普通「関わっているかもしれない」「そういう予感がする」程度のあやふやな情報なら九課でなくまずは下部組織に任せませんか?しかも海外の事件ですしね。この世界の九課ってよほど暇なんですかね。トグサ達も証拠や情報に裏付けされた捜査を行うわけではなく、いきあたりばったりに流されるまま行動していたら、偶然外務省の悪事に行き当たりましたとさ。なろう系並みのご都合主義展開です。なにそれ?

    5巻の表紙は目立ちまくりで正面から力任せに頃しまくる暗殺(…?)者です。さすが他国にこの姿で入国した豪の者です(通す方もアレですが…)。痕跡を残さないよう電脳やカメラに細工はしますが、電脳化していない人間に見られる可能性を一切考慮しない自称「一流」です(しかも潜入先が満足に電脳化されてない民族のいる地域なのに)。ずっとつけ狙っている女の元に侵入して情報をペラペラしゃべって去る意味の無さもステキです。浮気をしないから今はシーナよりツナギを狙う、と言ってますが、鵺が最初に目をつけたターゲットがシーナだからツナギの方が浮気になるのでは?( 読者がそこまで考えないと脚本家はバカにしてませんか?)暗殺の時ふくらはぎからジェット噴射を使うのですが上半身とのバランスが取れない機構なのでひっくり返りそうでハラハラします。ひらひらとしてかぶいた服は風の抵抗が激しそうでジェット噴射とは相性悪そうです。個人的にはもっとSF的に説得力のあるデザインに頑張って欲しいとは思いますが、この作品のファンは設定には拘らないのでたぶん黙っていたら気づかれないしOKなのでしょう。

    あいかわらず情報のやり取りをせず連携の取れていない九課も健在です
    バトーがなぜ海外に教官として派遣されたかもわかりません。確かに攻殻原作でも海外に教官として派遣される描写がありましたがあくまでも国内捜査に影響のない範囲ででした。人手も少ないこの時期にさらに人手を派遣するとは荒巻は何を考えているのやら。せめてトグサたちのサポートのため相手国に送られた、とかなら納得いくのですがバトーはトグサ達の動向を知らないのでどうも全く関係ないようです。しかもバトーも任期が終わってもすぐ帰国せず趣味で犯罪者を「独断で」追いかける始末。ちなみにトグサもアジリが心配だからと言って勝手に任務外のことを行います。やはりこの世界の九課は国内はヒマでやることがないのですかね?

    さらに言わせてもらえればこうやって個人個人がバラバラに捜査し、やがて一つの事件に収束するのは神山攻殻=SAC(スタンドアローン)の作風であり、原作にはない要素です。原作九課は組織(チーム)として情報交換しながら連携をとって捜査します。原作の続きと言いながら原作の特徴的な部分を改変しているのが嫌われる要素だと作り手たちにはなぜわからないのでしょうか?
    (厳密に言えば講談社の宣伝部は「原作の続き」と言って売り出しており、最初は脚本家も「原作の続き」と言っていたのですが、批判意見が多かったのか今では「原作の続きのつもりで書いている」と逃げ道を作っています。セコいですね)

    こんな展開だからTHEのファンの擁護(約一名必要以上に擁護している方がいらっしゃいますが関係者でしょうか?)もトグサかわいいサイトーかっこいい。この作品を批判する奴はアンチだ。という感情論だけになってきていて傍から見て滑稽…いえ心配です。もっとそういう人にも中身の擁護ができるようにシナリオも頑張って欲しいです。

    ああそうそうトグサの服の柄の書き込みとか綺麗です。
    少しは誉めないといけないので誉めておきます。トグサの服の柄のファンはぜひ。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年7月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    素子は?どこ
  • 2023年6月11日に日本でレビュー済み
    ゴミ作品。原作ファンに喧嘩打ってんのかと
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート