著者木村さんの作品はこれ以前に短編を二つほど読んでいたのですが、今回は良いとこが出てくる前に終わってしまった感じが。
ストラとヒゲダルマンの短編とか出ないかなぁ。恋愛とかじゃなくって、あの二人なら良い話出来そう。

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ボーダーワールド―碧落のTAO― 2 (ヤングジャンプコミックス) コミック – 2018/1/19
木村 聡
(著)
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実世界に生きる地上人と、その地上人の殲滅を狙うバーチャル世界『ZONE』、2つの世界の争いが激化するなか、バーチャル世界で生まれ肉体を持たないデータ生命体のタオは地上で活動できる“身体”を手に入れる。心惹かれた生身の少女・ヒルダと行動を共にするが、出自の違う2人の距離は全く縮まらないまま。だが、そんな2人に全地上人類の命がかかることになって…?
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2018/1/19
- ISBN-10408890849X
- ISBN-13978-4088908496
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2018/1/19)
- 発売日 : 2018/1/19
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 408890849X
- ISBN-13 : 978-4088908496
- Amazon 売れ筋ランキング: - 311,899位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
5グローバルレーティング
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評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2018年2月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2018年1月26日に日本でレビュー済みここ最近のウルトラジャンプの連載では、かなり好きな作品でした。
この2巻での完結が悔やまれる。
1巻のラストでⅥなる男の手により受肉した事で、境界を越え地上人側の世界へと来てしまったタオ。
データ生命体エーテル人の彼からしてみれば、深刻な事態のはずなんですが、好奇心旺盛なタオはそれすらも楽しんでる様子。
ヒルダとのやり取りも漫才みたいでニヤっとさせられます。
生身の人間の持つ感覚を得た事で少しずつ人間らしさを得て、二人の距離が縮まっていく・・。なんて考えていたのですが、思考はエーテル人のままなので、タオの人間としての実像が目の前にある分、むしろ齟齬をきたす有り様。
この二人の間にもまた境界があります。
最初は敵意しか感じなかったZONEサイドの面々にも愛着が湧いてきました。
委員長然としていたストラが、ヒゲダルマンにボロ負けしてムキーッてヒステリック起こしてるとことか可愛いと思ってしまいましたし。そのストラの横にはあの男の姿が・・?。エーテル人はデータの塊のようなもの。となれば、この展開は予想が付いていました。
犬のエリス(中身はおっさん)がおいしいキャラしてて好きだったけど、出番が少なくて残念。
「エリスが喋れるようになったよ!。」
「やったな、難民のガキ!。」(すみません)
ラストに近付くにつれスピード感が出てきて、1・2巻合わせて丁度一本分のハリウッド映画みたい。という見方も出来ますが・・、
ただ、最後がちょっと解りにくかったですね。
タオはどこに行ってしまったのか?。ヒルダのもとに帰ってくるのか?。二つの世界と二つの人類の共存はあるのか?。
ここの部分はもう少し尺をしっかり取って描いてほしかったです。
好きこそなればの大袈裟かもしれませんが、考えさせられた作品でもありました。
遠い未来に、もしこの作品の中の様な、肉体を捨てるか否かの選択肢を迫られたのなら・・と想像してみました。
3択、次の中から選びなさい。
答え①肉体ある人間としての生を全うする。
答え②肉体を捨て、無限のバーチャル世界へと進む。
答え③そんな未来は来ない。現実は非情である。
(すみません)
私は迷わず①を選びます。
私が考え方の古い人間だからかもしれませんが、境界の向こう側に無限の可能性があるとしても、この肉体は捨てられないでしょう。
肉体を捨てる。それは今この瞬間も感じている人間として当たり前の様々を、捨てる事に他ならない。
ですが、境界ってのは何も本作のような人間としての在り方の間にあるものだけではなく、
個人の間にも、集団の間にも、国の間にも、境界はどこにでもあります。
手を伸ばせば境界の先に届く。
手を伸ばし続ける事が大事。
と、本作に教えられました(やっぱちょっと大袈裟かな)。
やはり2巻で終わらせてしまうのが惜しい作品です。
ラストの詰め込み切れていない詰め込み感が残念だった。これだけ緻密に構築された設定と世界観ならもっと広く、もっと先が描けたはず。
私は、最後は地上の人間とエーテル人が和解して共に生きる未来になる・・
なんて勝手に想像していました。尻切れとんぼとまでは言いませんが、全体的に物足りなかったと言うのが正直な感想です。
打ち切り・・とは考えたくないな・・。
1巻を読んだ時に2巻にも星5評価を付ける気満々だったんですが、レビューでは嘘を書かない事と日和らない事を決めているので、2巻は星4とさせていただきます。
木村先生のウルトラジャンプへの帰還(なんなら他誌でも)お待ちしています。
その時はまたSFで、メカ増し増しでお願いしゃす!。