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柘榴ノ地獄 (1) (裏少年サンデーコミックス) コミック – 2018/1/12

5つ星のうち5.0 4個の評価

美しく、残酷で、優しい妖奇譚、此処に誕生

妖かし蔓延る何時か何処かの日の本に似た国――

怪力が取り柄の少年・蟻助は、謎の光で人の傷を癒やし救う少女・ゆゆ子に
ほのかな恋心を抱いていた。
ゆゆ子もまた心優しい蟻助に対して好意を寄せていた。
お互い、決して自由ではないが幸せな日々。
だがその日常は、ゆゆ子が奇病にかかり癒しの光を出せなくなったことにより
一変してしまう。

全てはゆゆ子を救うため、蟻助と魑魅魍魎の数奇な物語が今始まる――


【編集担当からのおすすめ情報】
マンガワンで絶賛連載中、艶美な筆致で描かれる『美しく優しい』だけでない妖かし奇譚「柘榴ノ地獄」。その第一巻がついに発売です!
第一巻は作者渾身のカバーから始まり、加筆修正、単行本でしか読めない描き下ろしオマケを大量収録しております。
描き下ろし短編は連載時大好評だったキャラクター『女郎蜘蛛太夫』の過去を収録!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2018/1/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/1/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4091281427
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4091281425
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち5.0 4個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2018年1月20日に日本でレビュー済み
    昔々、今から約100年程昔
    1人の男にとって、正に「逆境」と呼ぶべき時代があった
    彼は幻想怪奇が生業の文豪
    しかし、当時の時勢は自然の事実を観察し、真実を描く為に、あらゆる美化を否定するリアリズムが主流である
    「自然主義文学の奴等がこのおれに飯を食はせない。ひどい奴等だ」
    そう不満を息巻いていた男は、しかし、めげる事無く自らの他界、魔界、異界を作り上げていく
    彼の言葉を借りるなら、それは「鬼神力」乃至「観音力」が働く世界
    そんな魔道の世界を追い求め続けた末に、男は今でも名の知られた存在に昇華した
    努力の賜物かもしれない、本人が望んでいたかは露知らず

    そして現代
    時代は変わった
    妖話、奇譚、幻想小説の回帰が起こり、昨今ではそれらに因んだプチブームも起こっている
    貧窮に苦しんだ男にとっては、正に「理想」と呼ぶべき時代だろう
    数多くの幻想怪奇が、作品として世に放たれている
    しかし、私個人の意見としては、これまで彼に類する程の作品には中々巡り会えなかったと言うのが本音であった
    時代の潮流には合わずとも、自身のテーマを貫いた上記の文豪が私は大好きだが、見つからないからこそ、自然、知らず知らずの内、他作品や数多くの媒体に、彼の幻想と似た要素を探求し続けていたのだと思う
    だからだろうか、この漫画表紙を書店で見た時、はっきり言って寒気がしたのだ
    彼の作品以来、終ぞ味わっていなかった感覚を、そこに見つけたからに他ならない
    何か、人を寄せ付ける魔力のような物が働いている
    現物を拝見すると、そう感じざるを得ない絵
    その目に、その口に、その少女に、その髑髏ちょうちょに、私は惹きつけられた
    買ってしまうのは当然の理、颯爽と読み終えてしまったのも自明の理と言えよう
    端的に言う、「凄い」作品だと思った
    正直、まだレビューが1つも付いていなかった事に驚愕した位である
    純粋且つ耽美で、狂気染みた世界の序章を垣間見れた喜びで、私の胸は夢いっぱい
    奇怪趣味とロマンティシズムに彩られた新たな幻想怪奇譚
    『柘榴ノ地獄』第1巻
    その魅力を少しばかり、ここで語る事を許して欲しい

    さて、本作を語るに置いて、取り上げなければいけないのは演出力
    幻想詩と不思議な描写に心奪われた導入の矢先、危篤状態の男の絵がドンッ!!と出る手法には、思わず舌を巻いた次第であった
    そう、この『柘榴ノ地獄』と言う作品は、そういった「見せ方」と言う物が格段に上手い
    第1話の最後、思わずびっくり、悲鳴を上げてしまった位、驚いた
    第3話全体、もう完璧なまでの構成と描写を、見事に彩っていた
    第6話を切なく感じさせたのにも、作者様の演出力が巧みに功を奏した結果である
    しかし、これはあくまで物語における補いに過ぎない
    肝心のストーリー、これがまた「凄い」のだ
    全く予想がつかない展開……と言うと、どこぞの使い古された宣伝感が否めないが、本作においては本当にその通り
    旅人の荷物運びとして生計を立てていた主人公、蟻助と不思議な光で病を治す少女、ゆゆ子の初恋
    その純粋さへの試練が如く、次々と脅威が迫り来る
    そして、先程も述べた第3話で「えっ!?」と衝撃に陥り、物語はそこから私の意図していない流れへと滑り込んでいった次第
    むさくるしい人間達が数多く登場するハイスピードなストーリーだが、そこから垣間見せてくる美も、堪らなく愛おしい
    そのスピーディーさを抜群の演出で魅せていき、最後には1つの終止を留めて、描き下ろしで切なさの極致へと至らせる
    とんでもない漫画だ
    個人的に申すなら、言う事無しの完璧な第1巻だったと思う

    導入で申し上げた男は、自らの作品の多くで以下の主張を生涯、語り続けた
    「完全なる愛は『無我』のまたの名なり」
    愛の為なら、他から与えられるモノは、難しくても苦しくても、喜んで甘んじて受け入れられる
    不幸も困窮も艱難辛苦も、皆、肥大化した我を持って、社会に対面している事で起こる怨み言ばかり
    愛によって「無我」となるなら、その苦楽もあろうはずがない……と
    そんな主張を、彼は生涯貫き通した
    少年は、少女の為「無我」を貫き通せるか?
    傷を治せなくなった癒しの蛍へ、少年はどんな光を見せるのか?
    初恋は美しく残酷で、だからこそ狂おしい
    耽美と怪奇の幻想漫画『柘榴ノ地獄』
    興味が湧いた方には自信を持ってお勧めしたい
    実に優れた漫画だと断言出来る事を、証明として置いておく
    13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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