舞台は和風世界で、主人公は一人旅をする侍の少年。
天狗が人間を支配しており、その天狗を斬るのが主人公の目的。
この本の内容（紹介文）が「ノンストップ痛快アクション」なのに、ストップしまくり。
アクションものなのに、アクションが描けてないというか……
刀を逆手持ちで振り下ろしたりしてて動きが不自然。人物デッサンも狂っています。
ひどい時は刀を持っている手がページによってバラバラだったりします。
表紙などの一枚絵はとてもカッコイイのですが。
また、景色・背景はラクガキレベル。
陰影なんてありません。
定規すら使ってないガタガタ線のフリーハンド一発描きです。
幾千の刀を全部手書きしている場面もあるため「手抜きではない」と言いたいが……
手をかける場所が違うでしょ。
世界観の説明や伏線になりそうなものは特にありません。
今後の展開で出てくるかもしれませんが、この巻には本当に何もありません。
敵キャラもデザインの似通った天狗ばかり。
既存の『天狗』像にちょっとアレンジしたようなものしか居ません。
掲載誌からして仕方が無いのですが子供向けで
上記の通り説明・伏線など全く無く「旅をしてる最中に敵と遭遇→撃破」とワンパターン。
一話完結ものなので、雑誌で「途中から読んでも話が分からない」とならないのはメリットである反面
単行本としてまとめて読む際は「同じ展開の話が単に５話載っているだけ」となってしまうのはデメリットかなぁ、と。
なお、おまけページに敵キャラ図鑑・必殺技図鑑のようなものが10ページ程ありました。
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