部内戦の最中にキャプテン野上が棄権し道場から出ていき、後を追ったさくらちゃんと野上キャプテン
とのやりとりは、いいですね!感動しました。退部しかけたさくらちゃんならではの説得力がありました。
将子ちゃんは、旭ちゃんに本音でせまり勝負を挑みます。他の部員の試合も、各自がお互いの持って
いるイメージや思い込み、評価を一度たたき壊し相手の本当の姿や実力を知る機会になっている。
日常生活とも稽古とも違う、本気でやりあう中でしか出てこない相手の姿、精神。その強弱を決めるのは今は薙刀の試合場であり、試合時間の中しかない。同じように自分自身も知ることになります。
何度も何度も新たに知ることになるのです。最後のページで旭ちゃんは「私は、強い」、将子ちゃんは「私は弱い」と。今までのイメージから脱皮して、お互いに決着をつけようとしています。
自分は強いと自惚れている人が自分の弱さを知り、自分は弱いと過小評価してる人がそうではないと
目覚めれば、お互い強くなります。その二人の戦いです。次巻も楽しみです!