外航客船「飛鳥」の料理人になるのが夢の井子ちゃん、船の料理人に来てほしいとスカウトされた先は憧れの飛鳥でなく揚土船「飛島」であった…しかし、修行のため全員においしいと思わせるまで働くことを決心する。
日頃の動作から船員の体調不良の原因を見抜き限られた予算で足りない栄養を補う医食同源の精神と押し付けでなく食事を楽しんでもらう工夫の両立で船員の心と胃袋を掴んでいく流れが爽やかで心地よい。
1巻完結なのがとても惜しいがここで終わらせるからこその美であるとも言えよう。
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