小山ゆうの漫画って、「がんばれ元気」や「あずみ」、どれも面白みと泣ける要素が含まれてて、いいですよね。
その中でも、この「おーい、竜馬」は大好きです!!
脚本に金八こと武田鉄也が絡んでるだけに、世に伝わっている竜馬の英雄像、面白・名シーンエピソードをふんだんに盛り込んであります。いろんな史実が時代と共に明らかになりますが、史実竜馬より伝説的ヒーロー竜馬を忠実に描いています。司馬遼太郎の影響も大。
それに小山ゆうの表情豊かなイラストが、竜馬の天性の明るさ、どん底の悲しさ、未来を見つめる凛々しい表情などを巧みに描き、息吹を吹き込んでいます。
3巻は16歳~18歳の青年になる竜馬。
何か世の中にモヤモヤしながらも、
スケベなことが頭をよぎる自分に煮え切らない感じの竜馬。
剣は強くなったが、上士の横暴に我慢するしかない郷士。
自分の中の善人と悪人が戦う日々を描いてます。
そして、土佐一から日本一の剣士を目指して江戸へ。
真の竜馬に遠からず、近からずなのかも知れませんが、
決して竜馬ファンに不愉快な思いをさせることはなく、
逆に竜馬ファンの心をグッと掴むエピソード満載。
竜馬を知らない人にも歴史を知らない人にもお勧め。
教科書に並んでいた人物達が、今後たっぷり登場します。
小学生から大人まで楽しめる作品です。
小山ゆうファン、もしくは竜馬ファンには絶対読んで欲しい。
素直に漫画の中の竜馬に惚れ込むはず。