母猫であるシングルマザー裕子さんと仔猫の太郎の日常。
猫を擬人化したというより人間がそのまま猫になった、という世界観なのですが、
不思議と違和感がありません。
こんなにファンタジーとリアリティが違和感なく融合しているのは、
作者であるきたがわなつみさんの
表現力と観察眼が圧倒的だからだと感じました。
この漫画の魅力は、
・綺麗な絵とほっこりするお話
・「大人が考える都合の良い子供」の描写がない
そして何より
・ほんの些細な表現や設定が本当に細かい
点だ思います。
ふとした猫の特性や生態、おまけページの太郎の本棚etc.
個人的に驚嘆したのは
太郎を父に預けてお出かけする際の裕子さんの耳に
耳飾りが付いていた事！
(男性にはピンと来ないかもしれませんが、
ピアスやイヤリングは引っ張られて怪我をしたり
落として誤飲の原因になったりと大変危険なので、
小さな子の前では絶対に付けられないのです)
耳飾りを付ける＝単なるお洒落、ではなく
子供から離れる今日だけはお洒落を目一杯楽しむという含みを
ほんの数コマで表現するなんて…
およそ３年ぶんのお話を一冊にまとめた、との事ですが
個人的にはもっと続きが読みたい、
次巻が出るなら是非とも買いたい作品でした。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
最大10%ポイント還元:
