まずこの作品のいい部分は絵柄だ。とくに表紙のキャラたちは水彩画のようなタッチで、温かみを醸し出している。作者自身もインタビューで答えていたが、影響を受けたのは90年代の少女漫画でその当時のタッチを作者なりに表現している。そしてどこか懐かしさを思い出してしまう。
江田島咲が大人へと駆け上がっていく奮闘ぶり、それも実家を出て東京で頑張る姿は若い子たちに共感を覚えるんじゃないだろうか。
キャラが薄っぺらいと揶揄されている江田島咲の周りには頭一つ2つ抜け出た同僚や先輩達が登場している。それは彼ら彼女たちと比べることで江田島咲の薄っぺらさを表し、読者である我々の若い頃を思い出せ、今現在を生きる若い子たちを共感させるシステムだと思っている。
題材となるアニメ制作現場の裏側を丁寧に描き、そこで繰り広げられる人間ドラマは面白いの一言に尽きる。
ただ一つ解せない点は終盤集合写真を撮るときに「キムチ」というところ。
これは日本人ならおにぎりというべきである。なぜならトリビアの泉で日本人が写真を撮るときの合図は「おにぎり」としたほうが口角が上がり、より一層笑顔になると検証されたからだ。
まあ、とにかく、続編を読みたいマンガである。

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西荻窪ランスルー 4 (ゼノンコミックス) コミック – 2018/1/20
ゆき林檎
(著)
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入社して二度目の誕生日を迎えた夜、
咲は日向野が別のスタジオに誘われている話を偶然聞いてしまう。
憧れの上司の去就に戸惑いながら、再び“原画試験”に挑戦する咲だったが……。
次の道へと進んでいく者、そして夢を抱いてやって来る者。
「仕事」も「恋」も全力で挑んだ大人たちの青春劇、完結!
咲は日向野が別のスタジオに誘われている話を偶然聞いてしまう。
憧れの上司の去就に戸惑いながら、再び“原画試験”に挑戦する咲だったが……。
次の道へと進んでいく者、そして夢を抱いてやって来る者。
「仕事」も「恋」も全力で挑んだ大人たちの青春劇、完結!
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商品の説明
著者について
■ゆき林檎・・・・・・2015年、青年誌初連載作品となる「西荻窪ランスルー」を開始。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2018/1/20)
- 発売日 : 2018/1/20
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4199804749
- ISBN-13 : 978-4199804748
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,912位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2023年2月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入似たような業界にいるのでとても感情移入して読んでました。
「この仕事を選んだって事は、会社に就職したんじゃなくて、この業界に就職したってことなんだ」
っていうエダちゃんの言葉とても突き刺さりました。
4巻で終わるのはとても寂しい、もっと続けて欲しかったです。
- 2018年1月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白かったです
アニメの現場もの、なかなか無くて
後輩に受け継がれていく流れ、もっと読んでいきたかったですが
ひとまずまたどこかで読めたらいいなと思います、柔らかいながらグッとくる絵を描かれるので
4巻も、駆け足ながら、巡っていくような心地で良かったです
とても好きな作品です
- 2019年3月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入もっと続くとおもってたのに強制終了みたいな感じで終わってしまって残念。いい苗になったのに最後花を咲かせられなかったというかんじ。私は終わりがだめだとその作品自体に冷めてしますので、ほんともったいない作品です。
- 2018年3月7日に日本でレビュー済みこれは悲しいけど、打ち切りかなあ…?
4巻のエピソードは全巻通していいお話が多くて好きです。
全巻読んで、アニメ制作現場の漫画じゃなくてもいいってのがマイナス点かな?
絵がキレイなので、また新作が出たら買いたい作家さんです。
アニメ制作現場の漫画読みたいなら、間違いなくアニメタ!(1) (モーニングコミックス)をオススメします!
こちらも打ち切り間際でしたが、なんとか乗り越えて…!
- 2018年1月28日に日本でレビュー済み3巻までは大変楽しく拝見させて頂きましたが、
目に見えて4巻では失速しています。
アニメーターとしての葛藤、喜び、成長という部分を見たかったのですが、
職場の人間関係を主に持ってきており、更にはその部分も個人的には
盛り上がりに欠けるというかアッサリしすぎているというか・・・
どうしてこうなったの? これって打ち切りなの?
と思えてしまうくらいでした。
もっと続いて欲しかったのですが、これにて完結。
非常に残念です。
- 2018年1月24日に日本でレビュー済み何とも悲しいが4巻で完結。
最初の頃の勢いも気づいたら無くなっていた
駆け足のまま終了へ。読了感はイマイチ。
- 2018年1月22日に日本でレビュー済みアニメーターの話だったはずが、いつの間にかただの恋愛漫画に。
アニメ業界の裏話的なものはほとんどでてこず、打ち切りだったのか話も端折られ終わる。