赤奏国編の中盤。茉莉花は、堯佑元皇子に仕える将軍: 布元将軍の離反を狙う。
『堯佑元皇子の非道さ』と『布元将軍の良心』がポイントかな。布元将軍の脳裏にあったのは『家』と『民』。「先祖代々同じ名家に仕えてきた」という実績が布元将軍を縛っていたんだろう。で、捕虜となった『莉杏』と『茉莉花』に対する主君の扱いを見て、『嶤佑元皇子が皇帝になったとしても赤奏国民が豊かになる光景を思い描けなかった』というところかなと思ってる。
それに引き換え、暁月が叛逆を起こしてでも皇帝となったのは『国のことを一番に考えて』である。改めて考えてみると、布元将軍がいるべきは本当に『暁月サイド』なんだよね(家のことがなければ) 嶤佑元皇子のいい所が"皆無"という部分があるのかもしれないけど。。。
次巻はアレか…『鶏が空を舞う』というところかな(鶏は比喩)。無血勝利の鍵は”あの人”。
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