余韻を感じる前に、次から次へと事件が起こる（次の展開が持ち込まれる）ので、何が何やら分からないというか感情移入しずらく感じました。
タイムスリップもので、おそらく主人公であろう男の子の他にタイムスリーパーが2人登場し、二巻以降にもう一人タイムスリーパーの存在が明らかになります。タイムスリップすぐ度に自分の大切な人がいなくなるという設定です。最初は主人公視点で物語が進むんですが、好きの裏返しで疎ましく思っていた女の子にした行動があまりに姑息すぎ…過去の自分の行動に後悔しタイムスリップに巻き込まれる主人公がどうにも好きになれません。
また、他のタイムスリーパーが一気に登場して、考える前に色んな展開が巻き起こるので何となく置いてけぼり感がありました。タイムスリップものというよりは、過去の行いを後悔して、好きな子を守りたい、助けたいと強く思っている男の子のお話をして見られるならいいのかもしれません。
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