むこうきずのチョンボ

むこうきずのチョンボ

さすらいのギャンブラー・チョンボが、毎度、知恵(インチキ)と勇気(ハッタリ)で勝負を切り抜ける、一話完結形式の連続物。チョンボのキャラクターは、作者の過去作品『さすらいのむこうきず』の主人公が原型。

正式名称
むこうきずのチョンボ
ふりがな
むこうきずのちょんぼ
作者
ジャンル
パロディ
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概要・あらすじ

とある町にやってきたさすらいのギャンブラー・チョンボは、出会ったタクシーの運転手をコインで負かして召使いにし、さらに秘密カジノのマスターと勝負して店をつぶしてしまう。運転手くんをおともに旅する彼の前に、おかしな勝負師たち、「片目のジャンゴー」と名乗って復讐に燃えるマスター、バクチ凶悪犯逮捕に燃える刑事ウラさんらが、しょうこりもなく立ちふさがるのだった。

登場人物・キャラクター

チョンボ

男性、年齢不詳。流れ者のギャンブラー。額際から顎の下まで一直線の向こう傷があり、長髪が逆立って流れ、マント風の上着を着用。得物はカード、サイコロ、麻雀、ビリヤード、メンコ、パチンコ、何でもござれだが、チェスだけは、やり方を知らない。ギャンブルの実力はさだかでなく、負けが込むこともあるが、ここ一番の勝負では神業をひねり出して必ず勝つ。 態度がデカい。

運転手くん (うんてんしゅくん)

男性、大口でヒゲ面。さすらいのギャンブラー・チョンボのおとも。元・タクシーの運転手だったが、チョンボにコインの勝負で負けたために、召使いにされてしまう。チョンボを「だんさん」と呼んで慕うが、その能天気な言動にキレることもある。

片目のジャンゴー (かためのじゃんごー)

男性、見た目はゴリラ顔の中年。元・秘密カジノ・モナコのマスター。流れ者のギャンブラー・チョンボに店をつぶされて以来、一匹狼のギャンブラーとして、打倒チョンボに執念を燃やす。一度目は、麻雀地獄のふたりうちを挑むも敗退。ある空手家の伝記を参考に、全身の毛を剃り山にこもって修業、メンコで再挑戦するが、チョンボの神業に敗れる。

浦 三太郎 (うら さんたろう)

男性、30歳過ぎ独身。流れ者のギャンブラー・チョンボを追う、警視庁賭博取り締り捜査第一課刑事。メガネに長髪、鼻の下にヒゲ、ハンチングにトレンチコートの典型的なショボクレ刑事ファッション。警察官にもかかわらず賭博狂。チョンボ逮捕に燃えるが、勝負を挑まれると逮捕そっちのけで熱中してしまう。 勝負勘はゼロ。名前のモチーフは、作者の本名・浦源太郎と思われる。

集団・組織

京阪神バクチの軍団 (けいはんしんばくちのぐんだん)

『むこうきずのチョンボ』に登場人物する男性五人組。黒眼鏡にダークスーツの、典型的な現代ヤクザファッション。さすらいのギャンブラー・チョンボに行きつけのトバク場をつぶされて憤激、チョンボに勝負を挑む。その後、刑事ウラさんの配下となってチョンボを追う。名称は1975年の日本映画『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』のもじり。

その他キーワード

麻雀地獄のふたりうち (まーじゃんじごくのふたりうち)

『むこうきずのチョンボ』に登場する勝負。さすらいのギャンブラー・チョンボ打倒のため、一匹狼のギャンブラー・片目のジャンゴーが挑んだ。打ち手はむろんのこと観戦する者にとってさえ、おそろしく体力を消耗する恐怖の勝負。コンディション上の悪条件を逆に利用して、チョンボが神業で勝利した。

パチプロ殺し地獄釘 (ぱちぷろごろしじごくくぎ)

『むこうきずのチョンボ』に登場する秘技。新宿富久町に新装開店したパチンコ店・仁王会館の店長が編み出した、パチプロに店をつぶされないための鉄壁の対抗策。致命的な弱点を、さすらいのギャンブラー・チョンボにあっさり見抜かれ、真価は発揮されなかった。

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