ゲームセンターあらし

ゲームセンターあらし

テレビゲームの天才石野あらしが様々なテレビゲームに挑戦し、炎のコマなどの必殺技で勝利していくテレビゲーム漫画。初期にはテレビゲームの紹介&攻略漫画としての要素も強かった。

正式名称
ゲームセンターあらし
ふりがな
げーむせんたーあらし
作者
ジャンル
バトル
関連商品
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概要・あらすじ

石野あらしゲームセンターあらしの異名を取るテレビゲームの天才。テレビゲームに命を賭けるあらしは、最新ゲームや、テレビゲームチャンピオンの座を狙うテレビゲーム戦士を相手に戦いを続ける。あらしの使う炎のコマなどの必殺技も次々パワーアップし、戦いは天使や閻魔大王を相手にしたもの、地球・銀河系の命運が懸かったものにスケールアップしていく。

登場人物・キャラクター

石野 あらし (いしの あらし)

大きく伸びて反り返った前髪、低い鼻と巨大な出っ歯が特徴の少年。中央小学校に通っている。テレビゲームの天才で、テレビゲームチャンピオンの証のインベーダーキャップという帽子(最初期は別の普通の帽子)をかぶっている。前がファスナーの赤いスタジアムジャンパーを着ていることが多い。 テレビゲームに命を賭ける熱血漢。超人的な体力と反射神経を持っているが、テレビゲーム以外ではその力は発揮されない。また頭も悪く一桁の足し算ができないレベル。そのため通信簿は体育含めオール1。視力は3.0。出っ歯は鋼鉄を破壊するほど堅く、精神統一すると伸びる。ゴキブリが苦手。 月面宙返り(ムーンサルト)、炎のコマ、エレクトリックサンダー、真空ハリケーン撃ち、超新星(スーパーノヴァ)など、テレビゲーム攻略用の必殺技を数多く開発し、使いこなした。

大文字 さとる (だいもんじ さとる)

三段リーゼントという髪型が特徴の美男子の小学生で、テレビゲームチャンピオンの石野あらしと同じ中央小学校に通っている。コンピューターに精通しており、独自にプログラムを改造したスペースインベーダーであらしに挑む。後にあらしの親友となり、その優れた頭脳で彼を助ける。 テレビゲームの腕もかなり強く、あらしが反射神経頼りで戦うのに対し、さとるはゲームのパターンを解析して先読みするプレイが上手い。オリジナル必殺技はないが、あらしの開発した炎のコマと水魚のポーズが使える。

月影 一平太 (つきかげ いっぺいた)

巨漢で、額の十字傷と四角い顎、四角い鼻と飛び出した鼻毛が特徴。長ランと学生帽、スペースインベーダーが描かれたシャツに腹巻き姿のことが多い。テレビゲームチャンピオンの石野あらしに次ぐテレビゲームの達人。八本木中学番長で、テレビゲーム代を得るために恐喝を働いていた際にあらしと知り合い、ゲーム勝負で敗れたことで改心した。 以後あらしの親友となり、厚い友情で幾度となく彼を救った。力が強く、普段はがま口で押さえている出べそが飛び出すと力が倍加する。一方頭は悪く一桁の足し算ができないレベルで、2年連続落第している。東日本総番で50万人の子分がいる。 オリジナル必殺技はないが、あらしの開発した月面宙返り(ムーンサルト)と炎のコマ、水魚のポーズが使える。

石野 とんがらし (いしの とんがらし)

テレビゲームチャンピオンの石野あらしの弟。額に一房だけ伸びた巻き毛と大きな出っ歯、鼻が描かれていないのが特徴。あらしより美男子として扱われる。生まれたばかりで東京大学の入試問題を満点で解くほどの天才児。また一度見ただけであらしの炎のコマ、エレクトリックサンダー、真空ハリケーン撃ちなどの必殺技を会得した。 後には奇跡を起こす技超新星(スーパーノヴァ)まで使えるようになる。ただしおしっこを漏らすと力を失う。霊能力もある。熱い兄弟愛で幾度となくあらしの危機を救ったが、天才サイボーグドクターノウに操られてあらしと戦ったこともある。 基本的にベビー服姿だが、後に成長して歩けるようになった頃には、Tと描かれた野球のヘルメットをかぶるようになる。

石野 ガラエ (いしの がらえ)

テレビゲームチャンピオンの石野あらしの母。頭頂部で丸くまとめた髪と、あらしそっくりの低い鼻と巨大な出っ歯が特徴。初期は顔の上半分に影が掛かっていた。太っており体重は80㎏。ゲームばかりで勉強をしないあらしを案じ、覆面にマント姿のインベーダーウーマンに変装、あらしと戦ったこともある。 インベーダーウーマンとしての必殺技は胸でレバーを操作するノーブラボイン撃ち。またゲーム大天使に操られゲームアマゾネスに変身した時は、ノーブラ・ボイントリックサンダー、ノーブラボインタイフーンという技も使った。普段はあらしを親として愛しており、インベーダーキャップが焼かれた際には新しいキャップを徹夜で縫ったりもした。

石野 ブラシ (いしの ぶらし)

テレビゲームチャンピオンの石野あらしの父。細面で、左右に大きく膨らんだ髪とサングラスが特徴。あらしにはあまり似ていない。スパイでいつも世界中を飛び回っているため、基本的に自宅にはいない。警察官としての腕前は悪く、格闘や射撃は0点。だがテレビゲームの腕はあらしに匹敵するほど優れている。 ゴキブリが苦手。

銀八 (ぎんぱち)

長髪に厚い唇、短足のガニマタが特徴。中央小学校の男性教師で、テレビゲームチャンピオンの石野あらしの担任。成績の悪いあらしのテレビゲームを禁止するため、他の組の担任4人と組んで、あらしに5日連続のテレビゲームデスマッチを挑む。 あらしに勝つため血マメのつぶれる特訓をし、月面宙返り(ムーンサルト)六段打ちというアレンジ必殺技を会得した。あらし以外であらしの必殺技を再現した最初の人物。その後も学校関連のシーンで登場することが多い。運動会ではあらしの熱意と根性を信じる発言をし、雪山で木星魔神に襲われた際には身を挺してあらしをかばうなど、生徒を愛する熱血教師である。

ハンス・シュミット

金髪で、眼鏡を掛けた美少年。西ドイツ出身のテレビゲーム戦士。ミュンヘン国立工科大学の入試で満点を取るほどの天才。全世界ゲーム同盟の総統デビルが行ったテレビゲーム世界一を決める戦いで、石野あらしと戦った。クールで、自分が生き残るためには他のテレビゲーム戦士の犠牲も厭わない非情さがあったが、あらしに負けて考えを改めた。 後にS連邦の首相に頼まれて、A国が誤射した核ミサイルを迎撃したり、あらしの父石野ブラシがメカニカ元帥に誘拐された際には救出チームに加わるなど、あらしの危機を救うことが多い。必殺技は空中から急降下しつつ両手で激しくレバーとボタンを操作するかぎ十字急降下(ハーケンクロイツダイビング)。

日本一えらい人 (にほんいちえらいひと)

覆面にマント姿の小太りの中年男性。「アー、ウー」が口癖。テレビゲームチャンピオンの石野あらしを誘拐し、彼と対戦型に改造した「ギャラクシアン」で対決した。同時に誘拐してしまった月影一平太を部下が人質にしたが、あらしがそれをはねのけて勝ったことに感動し、正体を明かした。 モデルは当時の総理大臣大平正芳と思われる。

池田 (げーむはいしゃ)

広い額に付けた額帯鏡と目の下のクマ、下顎から二本飛び出した歯が特徴で、白衣姿の男性。池田歯科を開業している。テレビゲームが好きで、部屋の全周囲をモニターにした『平安京エイリアン』の「立体エイリアン」を開発。偶然虫歯の治療に訪れたテレビゲームチャンピオンの石野あらしに勝負を挑む。 麻酔なしで虫歯を抜くのが好き。この時はあらしに敗れたが、後に豚を調教してテレビゲーム戦士トンメン大王に仕立て、あらしと対決させる。あらしの父石野ブラシがメカニカ元帥に誘拐された際や、超巨大コンピューターマシン大帝があらしを襲った際にはあらしを助けた。 だがさらにその後、あらしの出っ歯を狙い、ミス・バレンタインに化けて月影一平太を誘拐したりもしている。

山嵐 大作 (やまあらし だいさく)

額の二本の傷と目の下のクマが特徴の男性。空手の達人。「ゲームセンター山あらし TVゲーム道場」を開設、ゲームセンターあらしの道場だと誤読させて入門希望者を集めていた。本物のゲームセンターあらし(石野あらし)を一度は破るほどのゲームの名手。あらしの必殺技月面宙返り(ムーンサルト)、炎のコマ、エレクトリックサンダーを使える他、ヌンチャクでレバーとボタンを操作する山嵐電撃吹雪拳という独自の必殺技も持つ。 TVゲームチャンピオントーナメントやゲーム甲子園ではあらしの殺害を目論む。その後、ピラミッドパワーであらしに対抗、あらしに力を与えるインベーダーキャップを燃やしてしまう。 だが超巨大コンピューターマシン大帝があらしを襲った際にはあらしを助けた。

ドクロ大帝 (どくろたいてい)

目の周囲を隠すマスクと鼻の下のチョビひげ、マントに軍服姿が特徴の男性。世界征服を目論むネオ・ドクロ党の首領。優れた身体能力を持つテレビゲームチャンピオンの石野あらしを誘拐し、複製人間の戦士を作ろうとした。四次元空間でレバーを操作する必殺技超空間ブラックホールを使う。 あらしとの激闘の末、ブラックホールに飲み込まれた。魔王サラマンダーが次元の裂け目に作ったゲーム空間でサラマンダーの腹に閉じ込められていたが、そこに現れたあらしと、娘のプリンセスコブラと協力し元の世界に戻った。その後チョモランマの山奥で白髪になるほどの修行を積み、銀河系が消滅してしまうほどの威力を持つ亜空間惑星大直列(あくうかんグランド・クロス)で再びあらしに挑んだ。

その他キーワード

インベーダーキャップ

アポロキャップ風の赤い帽子で、前頭部にテレビゲーム『スペースインベーダー』の20点インベーダーのマークが付いている。テレビゲームチャンピオンの証で、石野あらしがかぶっている。当初は単なる名誉の証だったが、後に、宇宙のエネルギーを集めあらしに力を与えていることになった。 そのため物語後半ではこれを脱ぐとあらしの必殺技が衰える描写がある。一度山嵐大作に灰にされたが、あらしの母石野ガラエが作った新キャップに灰の霊力が宿り復活。この際インベーダーマークの目が星になり出っ歯が生えた。複数存在し、メカニカ元帥も持っていた。 最終回では未来人が人類の進化を促すためもたらしたもので、釈迦やイエス・キリストも持っていたということが判明した。

必殺技 (ひっさつわざ)

『ゲームセンターあらし』に登場するゲーム攻略用の特殊な技の総称。秘技と称される場合もある。『スペースインベーダー』のナゴヤ撃ちのような、特定ゲームの実在する攻略技は含まず、基本どんなゲームにも対応可能な技を指す。物理法則を超えた、実現不可能なものが多い。以下に例を挙げる。 ジャンプして空中で宙返りを繰り返し、ボタンを押すタイミングを合わせる月面宙返り(ムーンサルト)。レバーをコンピューターの処理速度を超える超高速で動かす炎のコマ。両手の摩擦電気でコンピューターを誤作動させるエレクトリックサンダー。精神を研ぎ澄ますヨガの秘法水魚のポーズ。体を高速回転させ、風圧でレバーとボタンを操作する真空ハリケーン撃ち。 宇宙の神秘的なエネルギーを用い、奇跡を起こす超新星(スーパーノヴァ)など。

アニメ

ゲームセンターあらし

普段は冴えない小学生の少年石野あらしは勉強も運動もからっきしダメだが、TVゲームには天才的な才能を持っていた。各地で繰り広げられるゲーム大会で数々のライバル達と対決する石野あらしは、そのバトルの中で炎... 関連ページ:ゲームセンターあらし

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