並平家の一日

並平家の一日

画一化する日本を風刺したコメディ短編。

正式名称
並平家の一日
ふりがな
なみきけのいちにち
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
ブラックコメディ
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概要・あらすじ

平均的な日本の中流家庭並平家。しかし、その「平均ぶり」は驚くべきものだった。画一化する日本を風刺したコメディ短編。

登場人物・キャラクター

並平家 (なみひらけ)

父・兵順(ひょうじゅん)、母・凡子(なみこ)、姉・中江(なかえ)、弟・均(ひとし)の四人家族。平均的な日本の中流家庭。しかし、その「平均ぶり」が度を越しており、行動、嗜好、金銭感覚等、それら全てが日本のあらゆる統計と合致している。言わば並平家は「ミニ日本」のような家族で、彼らを観察することでこれからの日本の動向が予測できる。

隣の家の男 (となりのいえのおとこ)

並平家の平均ぶりを発見し、彼らの敷地内に隠しカメラ、マイクをセットし観察している。大手会社の社員で、並平家の平均ぶりを企業の私益、果ては国益のために利用しようと考えている。また彼の妻は並平凡子の話し友達で、彼女もまた、リサーチに一役買っている。

先生 (せんせい)

並平家の隣の家の男と共に、モニターで観察していた中年男性。会話の内容から隣の家の男に有力なクライアントを何人も紹介できるだけの大人物であることが伺える。並平家のあまりの「平均ぶり」に終始驚く。

場所

メダカ機関 (めだかきかん)

隣の家の男が勤める大手会社の中に設立された一部署。しかし、やっていることは明らかに人権侵害なので、表向きは隣の家の男の個人経営となっている。並平家を隠しカメラ、マイクで観察し、データを収集。マーケティングリサーチ、シミュレーションに役立てている。

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