竜の学校は山の上

竜の学校は山の上

日本で唯一竜学部が存在する宇ノ宮大学に入学した東良隆が、竜研究会というサークルに入り、現代における竜の活用法と保護について考える姿を描く短編漫画。久井諒子の短編集・『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』の表題作。

正式名称
竜の学校は山の上
ふりがな
りゅうのがっこうはやまのうえ
作者
ジャンル
ファンタジー
レーベル
イースト・プレス
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概要・あらすじ

の存在する世界。日本で唯一について研究する竜学部が存在する宇ノ宮大学に入学した東良隆は、入学式の日に「の需要はない」と演説する竜研究会を目にする。は彼らの後を追い、研究会の部長・香之橋に演説の意味を尋ねる。は昔こそ労働力として需要があったが、現在では機械などに役目を取って代わられ、役立たず同然となっていると彼女は言う。

また、現代におけるの活用法を見出すことが竜研究会の目的であるとも。香之橋の当面の目標は、飛竜・よし子を使って日本一周し、の宣伝をすることだった。

登場人物・キャラクター

東 良隆 (あずま よしたか)

宇ノ宮大学・竜学部に入学した新入生。入学式の日に「竜の需要はない」と演説した竜研究会に興味を持ち、入部する。幼い頃竜を見て感動し、将来は竜と関係のある仕事に就くことを決意した。実家は運送業を営んでおり、竜を配達に利用できないかと考えている。

香野橋 (かのはし)

竜をこよなく愛する宇ノ宮大学竜研究会部長。現代における竜が役立たずだと理解しつつも、竜の利用方法を模索し続けている。

(りゅう)

『竜の学校は山の上』に登場する生物。基本的は構造は爬虫類と似ており、小さい者から巨大なもの、空を飛ぶものなど様々な種類が存在する。昔は労働用として利用されてきたが、機械の発達により次第にその価値を失くしていき、現在では絶滅危惧種の保護金ですら打ち切りを検討されている。

集団・組織

宇ノ宮大学 (うのみやだいがく)

『竜の学校は山の上』に登場する大学。日本で唯一竜について研究する竜学部のある国立大学。竜学部は、環境研究学科と技術研究学科から成り、その他には獣医学部が存在する。レベルも高く、入学者も多い。

竜研究会 (りゅうけんきゅうかい)

『竜の学校は山の上』に登場するサークル。宇ノ宮大学に存在する。香野橋が部長を務め、現代における竜を活用法を模索している。当面の目標は、飛竜・よし子を使って日本を一周すること。また、食用という観点からの研究も行っている。部員数はそこそこ多い。

書誌情報

竜の学校は山の上 イースト・プレス

(2011-03-28発行、 978-4781605456)

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