紅い牙 鳥たちの午後

紅い牙 鳥たちの午後

超能力を持ち、5歳まで狼に育てられた小松崎蘭(ラン)と、悪の秘密組織タロンとの戦いを描くSFアクション『紅い牙』シリーズの第2作目。高校生として平凡に暮らしていたランが、転校生ハンナ=ミュランとその背後の組織タロンに付け狙われ、周囲を悲劇的な事件に巻き込むエピソードが描かれる。

正式名称
紅い牙 鳥たちの午後
ふりがな
あかいきば とりたちのごご
作者
ジャンル
アクション
 
ホラー
 
推理・ミステリー
 
サスペンス
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概要・あらすじ

聖稜学園で働く小松崎蘭(ラン)は、不良学生の鳥飼修一や、低学年部のワタルと親しくなる。そこに転校してきたのが高飛車でお嬢様然としたハンナ=ミュラン。ハンナの策略により、ワタルは致命的な事故を起こして生死の境をさまようが、ランの血を輸血することで奇跡的な回復を果たす。その血に興味を持ったハンナと背後の秘密組織タロンはワタルを人質に取り、ランに仲間になるように脅すのだった。

一方で誘拐されたワタルは修一の手によって救出されるが、輸血された血の暴走により、悲劇的な事故を巻き起こすこととなる。

登場人物・キャラクター

小松崎 蘭 (こまつざき らん)

5歳まで狼に育てられた狼少女。古代人の血を引く超能力を持ち、怒りに満ちると髪の毛が赤く変色、能力を発揮する。いつもは超能力を隠し、聖稜学園の学食で働きながらひっそり暮らしている。

鳥飼 修一 (とりがい しゅういち)

聖稜学園の生徒で、通称「バード」。不良学生であり、名門校の聖稜学園では浮いた存在となっている。凄腕のベーシストで、ライブハウス等でアルバイトをしている。

ワタル

聖稜学園の低学年部の寄宿舎に住む少年。親を失い、親戚により寄宿舎に預けられた。不良の鳥飼修一と親しいことから、同学年の生徒たちからしばしばいじめを受ける。

ハンナ=ミュラン (はんなみゅらん)

秘密組織タロンの一員。美人で頭脳明晰であるが、高飛車な性格。小松崎蘭の超能力に気づき、タロンの研究材料として付け狙う。彼女もまた超能力者で、テレパシー能力を使う。

集団・組織

タロン

悪の秘密組織。超能力を利用するため研究をしている。小松崎蘭の超能力を自分達のものにしようと付け狙う。目的のためには暴力もいとわない。

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