西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜

西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜

よしながふみの同タイトル漫画作品『西洋骨董洋菓子店』をアニメ化。無精ヒゲのオーナーやゲイのパティシエなど男性店員しかいない異色の洋菓子店「アンティーク」で起こる、店員や客の織りなすドラマを描く。作品中のスイーツプロデュースは実在する有名パティシエの鎧塚俊彦が手掛けた。

正式名称
西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜
ふりがな
せいようこっとうようがしてんあんてぃーく
原作者
制作
日本アニメーション・白組
監督
奥村 よしあき
放送期間
2008年7月4日 〜 2008年9月19日
放送局
フジテレビ
話数
12話
ジャンル
グルメ
 
料理人
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

財閥の御曹司で輝かしい経歴を持つ橘圭一郎が商社を辞しケーキ屋を開こうとするが、紹介された天才パティシエは高校時代にひどい振り方をしたゲイの小野裕介だった。二人は和解し、レストランコーナーのある洋菓子店「アンティーク」を開くが、パティシエ見習いで元ボクサーの神田エイジ、ギャルソンにの幼なじみの小早川千影が加わり男性店員のみとなる。

アンティークにてさまざまな客がスイーツを味わうなか、連続児童誘拐事件をきっかけにの過去が甦る。

登場人物・キャラクター

橘 圭一郎 (たちばな けいいちろう)

アンティークのオーナー。東大卒でスポーツ万能、成績トップの営業マンだったが、辞職して洋菓子店「アンティーク」を開く。女性が好きでモテるが未婚の30代男性。ヒゲ面で身もふたもない言動をしがちだが、元財閥の孫で親戚中から愛されており、親族の前では御曹司らしく振る舞う。 幼少期に誘拐事件に遭い、ケーキを毎日食べさせられたこと以外その間の記憶をなくしており、時々その過去がフラッシュバックし苦しむことがある。 そのため、甘いものを苦手としている。

榊 桜子 (さかき さくらこ)

あまり容姿に恵まれないがインテリの直木賞作家。合理主義な性格で、40歳近くで子供が欲しくなり、橘圭一郎の家のパーティで出会った小早川千影を見て、自分の頭と千影の容姿を継いだ子が生まれる可能性にかけ、結婚せず榊楓子を産んだ。 楓子にはつらく当たることもあるが、母親としての愛情を持っている。

小野 裕介 (おの ゆうすけ)

眼鏡をかけている。フランスで修業し、パリの三ツ星レストランでパティシエを務めたほどの天才ケーキ職人。「魔性のゲイ」と名高く、自身もそれを自覚している。ゲイだけでなくヘテロセクシャルの男性をも夢中にさせ、勤め先の店で恋愛による事件を何度も起こしてきたが、高校時代に同級生だった橘圭一郎には暴言を吐かれ振られている。 母親にまつわるトラウマも影響し、女性が苦手。 橘のお目付け役として「アンティーク」に来た小早川千影がタイプそのもので、つい口説いてしまう。

小早川 千影 (こばやかわ ちかげ)

目が弱いためサングラスを愛用している。橘圭一郎の幼なじみで、橘を「若」と呼んでいる。容姿は良いがすべてにおいて無能で、二歳年下の橘に面倒を見られていた。橘の両親の願いもあり、お目付け役としてアンティークの店員となり、不器用ながらギャルソンとして働く。 口説いてきた小野裕介を憎からず思っている。結婚していないが橘の家のパーティで出会った榊桜子との間に榊楓子という娘がいる。

榊 楓子 (さかき かえでこ)

榊桜子と小早川千影が結婚せずにできた娘。まだ小学四年生だが胸も大きく背も高く、発育が良く高校生くらいに見える。容姿だけでなく頭も父親の千影に似たため、言動は無邪気で勉強も不得意らしい。父親である千影を「ちーちゃん」、主に面倒を見ていた橘圭一郎を「けーちゃん」と呼んで慕い、彼らから「でこちゃん」と呼ばれる。 母親思いでもある。

ジャン=バティスト・エヴァン (じゃんばてぃすとえゔぁん)

フランスで一番有名なパティシエの一人。 小野裕介の師匠にあたり、元恋人でもある。小野とよりを戻そうとしていた。職人としての腕は確かだが暴力をふるうことも多々あり、恋愛においても情熱的ではあるが嫉妬深く逆上しやすい。 橘圭一郎とは同族嫌悪のためか、気が合わない。アンティークの3倍の報酬を条件に、小野を自分の店へ引き抜こうと計画した。

神田 エイジ (かんだ えいじ)

世界チャンピオンに輝いた元ボクサーながら、アイドルのような容姿をしており女性に非常にモテていた。口は悪く気性が激しいが、素直な性格。神田ボクシングジムの会長の養子となっていた。網膜剥離]による引退後、ケーキが好きだったため橘圭一郎が店頭に出したアンティークの男性店員募集に応募し、ケーキについてのセンスを見込まれて小野裕介の弟子となった。

芥川 忠宏 (あくたがわ ただひろ)

強面の中年男性だがアンティーク」の常連客で、ケーキをこよなく愛している。エリート警察官でありながら、橘圭一郎の誘拐事件の折、犯人を挙げられなかったことが影響し、職を辞している。現在起こっている連続児童誘拐事件の捜査において、ある鑑識の結果から、現役刑事に協力を求められた。

場所

アンティーク

『西洋骨董洋菓子店~アンティーク~』に登場する店の名称。橘圭一郎がオーナーを務め、接客も行なう洋菓子店。元は骨董屋だった店を改装したもの。天才パティシエ小野裕介の作る、こだわりのケーキの販売のほか、小さなレストランとしてデザート、飲み物や軽食を、高級なアンティーク食器にて提供している。 住宅街にあり、深夜営業を行なっている。小野の女性恐怖症のため、アシスタントパティシエの神田エイジ、ギャルソンの小早川千影ら男性店員しかいない。

クレジット

原作

監督

脚本

高橋ナツコ

作画監督

滝川和男

音楽

羽毛田丈史

アニメーション制作

日本アニメーション・白組

原作

西洋骨董洋菓子店 (せいようこっとうようがしてん)

主人公橘圭一郎がオーナーとして開店した洋菓子店アンティークを舞台に、ゲイのパティシエや元ボクサーのパティシエ見習いなど、さまざまな個性的をもった登場人物を描く。 関連ページ:西洋骨董洋菓子店

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